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石原都知事が一念発起し、中山石垣市長とも連動して、国が動かない尖閣諸島の実効支配強化の為の都有地化を唱え、賛同する我々草莽の輩から14億円の寄付金が集まりましたね。ところが、野田内閣が急遽国有化(胡錦濤との会話を無視して拙速に進めた為、胡錦濤が失脚し習近平が台頭する一因となった)した為に、この資金が宙に浮いたままとなっています。
尖閣諸島は、今や中国の海監が定期巡回し、日本の漁船を追い払う管理も行う実態が定着し、米国が日米安保の適用基準としている日本の「管理下」にあるという実態が、曖昧になりつつあります。
葛城奈海氏が、尖閣の現状報告と、「公務員の常駐と周辺漁業環境の整備」など実効支配強化をうたって返り咲いた自民党政権に、島の環境整備を迫っておられます。
つい忘れてしまっていたことでしたが、機を観て(国有地から、石垣市か東京都の所属に変更することの検討も含め)早いうちに島の環境整備の実施を進めていただき、実効支配の強化を進めていただきたい。
中国は、戦後70年を機に、歴史認識問題を取り上げ、戦勝国と敗戦国の層別により日米同盟の分断を謀ろうと、活動を開始したことは諸兄がご承知の通りです。
また、南シナ海で力による侵略を進め、実効支配の強化を実施中であることは、東南アジアの緊張を高めています。
沖縄を護る為に、尖閣諸島の自然を護る為に、先島諸島の漁業を護る為に、尖閣の整備の実行が必要です。
当然中国の反発が予測されますので、島の自然保護と近海の航行の安全(避難港や灯台の整備)の必要性を広く世界に訴えたうえでの実行など、戦術を十分に練る必要があることは言うまでもありません。
竹島の日の記念行事を国が主催する。尖閣で公務員の常駐と周辺漁業環境の整備。河野談話の見直し。これらは、自民党または安倍さんが政権奪回に向けて、唱えていたことです。どれも、口先だけで、姿勢はむしろ後退しています。
安倍首相が右翼批判で元気がないと、青山繁治氏がニッポン放送の「ザ・ボイス」で漏らしておられました。
青山氏は激励されたそうですが、民主党政権によって沈没させられそうになった日本を復活させると立ち上がった安倍政権。
抵抗に負けずに、政権奪還に向かって立ち上がった初心を忘れず、進んでいただけることを期待しています。
# 冒頭の画像は、日本漁船(左下)に接近する中国の海洋監視船「海監66」(奥)。右は海上保安庁の巡視艇「あわぐも」()日本漁船(左下)に接近する中国の海洋監視船「海監66」(奥)。右は海上保安庁の巡視艇「あわぐも」 (2013年4月23日)
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今朝の日経記事で紹介されていました。
プラグマティズムに脚光 「正義」が不確かな時代 他者の理解、まず会話から :日本経済新聞
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尖閣諸島は、今や中国の海監が定期巡回し、日本の漁船を追い払う管理も行う実態が定着し、米国が日米安保の適用基準としている日本の「管理下」にあるという実態が、曖昧になりつつあります。
葛城奈海氏が、尖閣の現状報告と、「公務員の常駐と周辺漁業環境の整備」など実効支配強化をうたって返り咲いた自民党政権に、島の環境整備を迫っておられます。
つい忘れてしまっていたことでしたが、機を観て(国有地から、石垣市か東京都の所属に変更することの検討も含め)早いうちに島の環境整備の実施を進めていただき、実効支配の強化を進めていただきたい。
「尖閣14億円寄付金」有効な使途 (2/28 産経 【八百万の森から】葛城奈海)
「あの14億円は?」と人口に膾炙(じんこうにかいしゃ)することも、ずいぶん減ってしまった。尖閣諸島購入のためにと東京都に寄せられた寄付金のことである。
平成22年の中国漁船衝突事件での国の対応に危機感を覚え、石原慎太郎都知事(当時)の「尖閣購入宣言」に共鳴した多くの国民の志である14億円は、電撃的な国有化によって宙に浮いたまま、いまだにその行き場を得ていない。
では、国有化によって尖閣の危機は去ったのか。否、状況はむしろ悪化しているといえよう。
漁船衝突事件以後、「国がそのようなありさまなら国民自身が『尖閣を守る』気概を見せるしかない」と、志を同じくする草莽(そうもう)の募金によって購入された漁船に乗って、これまで15回にわたり、私は尖閣海域に渡ってきた。そんな私の目に映ってきた尖閣の変化と実情をお伝えしたい。
24年9月の国有化まで、上陸こそ禁じられていたものの、われわれ石垣島からの漁船団は尖閣の島々に接近ができ、潜り漁も行っていた。それが、国有化とともに、「1カイリ(1852メートル)接近禁止」となり、島に近づこうとすると海上保安庁の巡視船やボートに立ちはだかられるようになった。
一方で国有化以降頻繁に領海を侵犯するようになった中国公船は、回を重ねる度に距離を縮め、25年夏、象徴的なことが起きた。ヒステリックといえるほど執拗(しつよう)に日本漁船の1カイリ以内への接近を阻む海保を尻目に、中国公船は悠々と島に最接近した。われわれの眼前であざ笑うかのように、島すれすれのところを中国公船は何度も行きつ戻りつした。日本漁船は締め出され、中国公船はその内側を遊弋(ゆうよく)するという完全に倒錯した光景が繰り広げられたのだ。
「公務員の常駐と周辺漁業環境の整備」をうたって返り咲いた自民党政権である。なのに、こうした状況が改善されるどころか、今では石垣島からの出港さえままならなくなってしまった。
昨年末、小笠原へ最大212隻の中国サンゴ密漁船来襲という、衝撃的な出来事があったが、こうした尖閣での弱腰な対応に中国が羽を伸ばしたのであろうことは想像に難くない。25年末の中国による一方的な「防空識別圏」設定以降は、メディアのヘリも尖閣上空を飛ばなくなっている。海に空に中国がひたひたと触手を伸ばしてくることに日本自らが手を貸しているといわれても仕方がない。
「安定的な維持管理」を理由に日本人の立ち入りを禁じている日本政府だが、魚釣島では人が持ち込み、野生化して大繁殖したヤギによって下草が食い荒らされ、生態系が大きく乱れている。絶海の孤島である尖閣諸島には確認されているだけでも15種類の固有種が存在しているが、それらが絶滅の危機にひんし、漂着ゴミも大量に打ち上げられている。人が手を入れなければ、島の自然は失われ行く一方なのだ。そうした現実を前に、「安定的な維持管理」などむなしい美辞麗句にすぎない。
希少な自然を子々孫々に残すため、まずは専門家による上陸調査、次いで現実的なヤギの駆除や漂着ゴミ清掃。また、漁師が安心して漁を行うための船だまりや通信施設の設置、燃料代の補助など、14億円の使い道は、いくらでもある。「尖閣を守ろう」と寄せられた国民の思いを、お蔵入りさせてはならない。
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【プロフィル】葛城奈海
かつらぎ・なみ やおよろずの森代表、キャスター、俳優。昭和45年東京都出身。東京大農学部卒。TVドラマ、CFに出演。自然環境問題・安全保障問題に取り組む。予備役ブルーリボンの会広報部会長。日本文化チャンネル桜『防人の道 今日の自衛隊』レギュラー出演中。近著(共著)に『国防女子が行く』(ビジネス社)。
「あの14億円は?」と人口に膾炙(じんこうにかいしゃ)することも、ずいぶん減ってしまった。尖閣諸島購入のためにと東京都に寄せられた寄付金のことである。
平成22年の中国漁船衝突事件での国の対応に危機感を覚え、石原慎太郎都知事(当時)の「尖閣購入宣言」に共鳴した多くの国民の志である14億円は、電撃的な国有化によって宙に浮いたまま、いまだにその行き場を得ていない。
では、国有化によって尖閣の危機は去ったのか。否、状況はむしろ悪化しているといえよう。
漁船衝突事件以後、「国がそのようなありさまなら国民自身が『尖閣を守る』気概を見せるしかない」と、志を同じくする草莽(そうもう)の募金によって購入された漁船に乗って、これまで15回にわたり、私は尖閣海域に渡ってきた。そんな私の目に映ってきた尖閣の変化と実情をお伝えしたい。
24年9月の国有化まで、上陸こそ禁じられていたものの、われわれ石垣島からの漁船団は尖閣の島々に接近ができ、潜り漁も行っていた。それが、国有化とともに、「1カイリ(1852メートル)接近禁止」となり、島に近づこうとすると海上保安庁の巡視船やボートに立ちはだかられるようになった。
一方で国有化以降頻繁に領海を侵犯するようになった中国公船は、回を重ねる度に距離を縮め、25年夏、象徴的なことが起きた。ヒステリックといえるほど執拗(しつよう)に日本漁船の1カイリ以内への接近を阻む海保を尻目に、中国公船は悠々と島に最接近した。われわれの眼前であざ笑うかのように、島すれすれのところを中国公船は何度も行きつ戻りつした。日本漁船は締め出され、中国公船はその内側を遊弋(ゆうよく)するという完全に倒錯した光景が繰り広げられたのだ。
「公務員の常駐と周辺漁業環境の整備」をうたって返り咲いた自民党政権である。なのに、こうした状況が改善されるどころか、今では石垣島からの出港さえままならなくなってしまった。
昨年末、小笠原へ最大212隻の中国サンゴ密漁船来襲という、衝撃的な出来事があったが、こうした尖閣での弱腰な対応に中国が羽を伸ばしたのであろうことは想像に難くない。25年末の中国による一方的な「防空識別圏」設定以降は、メディアのヘリも尖閣上空を飛ばなくなっている。海に空に中国がひたひたと触手を伸ばしてくることに日本自らが手を貸しているといわれても仕方がない。
「安定的な維持管理」を理由に日本人の立ち入りを禁じている日本政府だが、魚釣島では人が持ち込み、野生化して大繁殖したヤギによって下草が食い荒らされ、生態系が大きく乱れている。絶海の孤島である尖閣諸島には確認されているだけでも15種類の固有種が存在しているが、それらが絶滅の危機にひんし、漂着ゴミも大量に打ち上げられている。人が手を入れなければ、島の自然は失われ行く一方なのだ。そうした現実を前に、「安定的な維持管理」などむなしい美辞麗句にすぎない。
希少な自然を子々孫々に残すため、まずは専門家による上陸調査、次いで現実的なヤギの駆除や漂着ゴミ清掃。また、漁師が安心して漁を行うための船だまりや通信施設の設置、燃料代の補助など、14億円の使い道は、いくらでもある。「尖閣を守ろう」と寄せられた国民の思いを、お蔵入りさせてはならない。
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【プロフィル】葛城奈海
かつらぎ・なみ やおよろずの森代表、キャスター、俳優。昭和45年東京都出身。東京大農学部卒。TVドラマ、CFに出演。自然環境問題・安全保障問題に取り組む。予備役ブルーリボンの会広報部会長。日本文化チャンネル桜『防人の道 今日の自衛隊』レギュラー出演中。近著(共著)に『国防女子が行く』(ビジネス社)。
中国は、戦後70年を機に、歴史認識問題を取り上げ、戦勝国と敗戦国の層別により日米同盟の分断を謀ろうと、活動を開始したことは諸兄がご承知の通りです。
また、南シナ海で力による侵略を進め、実効支配の強化を実施中であることは、東南アジアの緊張を高めています。
沖縄を護る為に、尖閣諸島の自然を護る為に、先島諸島の漁業を護る為に、尖閣の整備の実行が必要です。
当然中国の反発が予測されますので、島の自然保護と近海の航行の安全(避難港や灯台の整備)の必要性を広く世界に訴えたうえでの実行など、戦術を十分に練る必要があることは言うまでもありません。
竹島の日の記念行事を国が主催する。尖閣で公務員の常駐と周辺漁業環境の整備。河野談話の見直し。これらは、自民党または安倍さんが政権奪回に向けて、唱えていたことです。どれも、口先だけで、姿勢はむしろ後退しています。
安倍首相が右翼批判で元気がないと、青山繁治氏がニッポン放送の「ザ・ボイス」で漏らしておられました。
青山氏は激励されたそうですが、民主党政権によって沈没させられそうになった日本を復活させると立ち上がった安倍政権。
抵抗に負けずに、政権奪還に向かって立ち上がった初心を忘れず、進んでいただけることを期待しています。
# 冒頭の画像は、日本漁船(左下)に接近する中国の海洋監視船「海監66」(奥)。右は海上保安庁の巡視艇「あわぐも」()日本漁船(左下)に接近する中国の海洋監視船「海監66」(奥)。右は海上保安庁の巡視艇「あわぐも」 (2013年4月23日)
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トリカブトの蕾
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今朝の日経記事で紹介されていました。
プラグマティズムに脚光 「正義」が不確かな時代 他者の理解、まず会話から :日本経済新聞
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