遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

竹島の日 日韓関係を再考する日

2019-02-23 23:08:17 | 竹島
 2月22日は、「竹島の日」でした。

 サンフランシスコ平和条約の発効3ヶ月前、日本の主権は回復しておらず、また日本の海上自衛隊や、その前身である海上警備隊・警備隊も存在していなかった時、米国が認めることができないと通告するのを無視して、韓国初代大統領・李承晩が大統領令で、1945年9月に設定した「李承晩ライン」で、韓国が不法占拠を始めた竹島。
 1905年に竹島を島根県に正式編入した日を、島根県が「竹島の日」と定めて、メモリアルデイとし、領土の復活を目指している日であることは、諸兄がご承知の通りです。

 しかし、主要 5紙で、22日または23日に、社説で取り上げたのは、読売新聞と産経新聞の 2紙だけでした。
 両紙とも、不法占拠の既成事実化、実効支配実績の強化が進められている現状を憂い、文在寅政権によってエスカレートする反日言動に惑わされない日本の対処を求めています。
 読売は、小中高校の学習指導要領改定による教育や、「領土・主権展示館」の充実を評価し、日本の立場を積極的に発信していくことを訴え、産経は、領土は国家主権にかかわる問題だと、「竹島の日」を「北方領土の日」と同様に、政府主催の式典に格上げし、真剣に韓国との交渉に取り組むべき時にきていると主張しています。

 読売、産経以外の 3紙は、国家の主権が犯され、不法占拠が続き、さらに最近実効支配のエスカレートが進むことへの関心が薄いのは何故なのでしょう。

 
竹島の日 領土教育の充実が欠かせない (2/23 読売 社説)

 領土と主権に関する正しい認識を、多くの国民が持つことが大切だ。政府は、教育と啓発の充実に努めねばならない。

 島根県などが「竹島の日」記念式典を松江市で開いた。22日は、1905年に竹島を島根県に正式編入した日にあたる。
安藤裕内閣府政務官は式典で「竹島問題の解決は主権に関わる重要な課題だ」と強調した。
 政務官の派遣は7年連続となる。
領土問題への取り組みは本来、政府の責務である。自治体を積極的に後押しするのは当然だ。

 式典に関し、
韓国外交省が「日本側が不当な主張を続けていることに抗議する」との声明を出したのは、受け入れられない

 日本はアシカ猟などで竹島を利用し、17世紀半ばには領有権を確立した。第2次大戦後のサンフランシスコ講和条約でも、放棄すべき地域に含まれなかった。歴史的にも国際法上も日本固有の領土であることは明らかだ。
 
韓国は1952年に一方的に李承晩ラインを設定し、竹島を取り込んだ。日本漁船を拿捕だほし、日本側に死傷者が出た。力による不法占拠は到底、容認できない

 韓国側は、竹島領有の根拠として、古地図や文献などを挙げているが、矛盾点が多い。
 
政府は過去3回、国際司法裁判所(ICJ)への付託を提案したが、韓国は拒んでいる国際法に基づく解決を粘り強く働きかけていく必要がある

 
警戒すべきなのは、韓国が不法占拠の既成事実化を推し進めていることだ。竹島周辺での軍事訓練を定例化し、今月には海洋調査船を航行させた。こうした不当な行動を見過ごさず、政府は一つ一つ抗議することが不可欠だ。

 
日韓関係の悪化を懸念して、領土問題での対応を疎おろそかにすることがあってはならない

 
領土教育も重要だ。文部科学省は小中高校の学習指導要領を改定し、北方領土に加え、竹島や尖閣諸島が日本固有の領土であることを指導するよう明記している。
 正確な史実に基づく知識を子供たちが習得できるよう、環境を整備するべきだ。

 政府は昨年1月、東京都内に「領土・主権展示館」を開設した。竹島と尖閣諸島に関する資料をそろえ、理解を深めるのが狙いだ。入居先の事情で、政府は移転を検討している。これを機に、展示内容の拡充に努めたい。

 
国際会議などを生かして、日本の立場を積極的に発信していくことが求められる。

 式典に関し、韓国外交省が「日本側が不当な主張を続けていることに抗議する」との声明を出しました。
 選択条項受諾宣言をせず、過去3回の日本のICJへの付託から逃げ回っている韓国。抗議するのなら望むところ、ICJの場で堂々と議論を戦わせましょう。
 繰り返しになりますが、サンフランシスコ講和条約で、竹島が日本が放棄すべき地域に含まれないと判るや、サンフランシスコ条約の発効3ヶ月前に、一方的に李承晩ラインを設定し、竹島を取り込んだ李承晩大統領。
 古い時代に遡るとか遡らないにかかわらず、日本に所属することが明らかな「竹島」。
 「日本側が不当な主張を続けていることに抗議する」との声明は、「盗人猛々しい」とはこの行為を指すものですね。
 未だ米軍占領下にあり、日本の主権は回復しておらず、日本の海上自衛隊や、その前身である海上警備隊・警備隊も存在していなかった時に、一方的に李承晩ラインを設定し、竹島を取り込んだのでした。その後、日本漁船を拿捕し、日本側に死傷者が出ています。

 実行支配の既成事実強化をエスカレートさせ、今月には海洋調査船を航行させたことは、諸兄がご承知の通りです。
 日韓関係の悪化を懸念して、領土問題での対応を疎かにすることがあってはならないとの指摘はその通りです。
 しかし、媚韓の二階氏の様な姿勢が、韓国に付け入られる隙を造ってきていて、韓国側の言動が続いているのが現状です。
 二階俊博氏、韓国議長発言に「真っ赤になって反論する必要はない。無視」 - 産経ニュース

 
【主張】竹島の日 韓国の不法占拠を許すな - 産経ニュース 2019.2.23

 正確な史実に基づく知識を子供たちが習得できるよう、環境整備を推進するとともに、韓国の一方的なプロパガンダ発信を放置するのではなく、国際社会に向けた、情報発信を行い、情報戦での国際世論へのアプローチの強化も求められます。

 領土は国家主権にかかわる問題。
 産経・主張は、政府として「竹島の日」を制定し、政府主催の式典を開いて安倍晋三首相が出席すべきだと説いています。
 政権復帰を果たした時の選挙では、自民党が掲げていたことでもありますが、実現されていません。
 日本固有の領土でありながら、韓国が65年以上にわたって不法占拠している竹島(島根県)の返還を求める式典が22日、松江市で開かれた。
 島根県や県民会議などが主催する「竹島・北方領土返還要求運動県民大会」である。
 
溝口善兵衛知事「韓国側は竹島の占拠を既成事実化しようとする動きを強めている。外交交渉で竹島問題が話し合われるよう、政府に強く要望する」と語った

 15日以降、
韓国の海洋調査船が竹島周辺の日本の領海に、何回も侵入した。海底の泥を採取するなど資源調査を行った疑いがあり、政府は抗議した。15日は日韓外相会談があった日だ。日本に対する明らかな挑発である。

 竹島には韓国軍に訓練された武装警察部隊がいる。昨年は2度にわたり、韓国軍が竹島周辺で演習を行った。国会議員ら要人や観光客を上陸させ、自国領だと宣伝している。

 竹島は歴史的にも国際法的にも日本のものだ。遅くとも17世紀初頭から日本人が竹島を漁業で使ってきた。
明治38年に閣議決定で同県に編入された。
 だが、日本が連合国に占領されていた昭和27年1月、韓国の李承晩大統領が日本海に「李ライン」を一方的に引いて竹島をその中に含め、日本漁船を拿捕(だほ)した。28年7月以降、竹島を不法占拠した韓国側による日本の巡視船銃撃があった。
北方領土の占拠はソ連のスターリンの国家犯罪だが、竹島占拠は李承晩によるそれである

 慰安婦問題や火器管制レーダー照射、天皇陛下への国会議長の暴言、旭日旗へのヘイト(憎悪)、「徴用工」訴訟、日本海の呼称変更など韓国の反日行動は多いが、竹島の不法占拠がその源だ。
 
文在寅政権になって無法さを増す韓国が相手なのである。

 島根県は平成17年に「竹島の日」を条例で定め、返還運動を主導してきたが自治体だけに広がりには限界もある。
領土は国家主権にかかわる。政府は県主催の大会へ内閣府政務官を派遣するくらいではとても足りない
 「北方領土の日」にならって、
政府として「竹島の日」を制定し、政府主催の式典を開いて安倍晋三首相が出席すべきだ

 
政府は領土を取り戻すため、もっと真剣に韓国との交渉に取り組むべき時にきている

 溝口善兵衛知事は「韓国側は竹島の占拠を既成事実化しようとする動きを強めている。外交交渉で竹島問題が話し合われるよう、政府に強く要望する」と語ったそうです。
 日韓外相会談があった日に、韓国の海洋調査船が竹島周辺の日本の領海で、海底の泥を採取するなど資源調査を行っています。日本に対する明らかな挑発です。
 
 慰安婦問題の合意白紙化、火器管制レーダー照射、天皇陛下への国会議長の暴言、旭日旗へのヘイト(憎悪)、「徴用工」訴訟、日本海の呼称変更など韓国の反日行動は多いが、竹島の不法占拠がその源だ。政府は領土を取り戻すため、もっと真剣に韓国との交渉に取り組むべき時にきていると産経・主張。
 
 北方領土交渉ともども、国家の主権を護ることには与野党が一致してあたる、普通の国に、日本が脱皮することが望まれます。



 # 冒頭の画像は、溝口善兵衛島根県知事




  この花の名前は、ヤクシソウ




竹島に関する動画 / 政府広報 - YouTube

杉原由美子氏による絵本「メチのいた島」読み聞かせ - YouTube


↓よろしかったら、お願いします。



写真素材のピクスタ


Fotolia


竹島は日韓どちらのものか
日本は国境を守れるか (プレイブックス・インテリジェンス)




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2月22日(金)のつぶやき | トップ | 2月23日(土)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

竹島」カテゴリの最新記事