昨年12月末、中国共産党中央規律検査委員会は公式サイトで、さる 1年間の仕事を総括する報告書を公表したのだそうです。
まず、同委員会の通常業務である党幹部の不正・腐敗摘発における「成績」をさまざまな数字を挙げて報告。
それとは別途に、もう 1つの「重要業績」について、2021年 1月から10月までの10カ月間、同委員会は全国で「党と政府の幹部が習近平総書記の重要指示の執行・貫徹に力を入れていない」との問題案件を24.7万件も発見し、それを矯正した、と。
発表のこの数字に接したとき、さすがに驚きを禁じ得なかった。そして、それと同時に、習近平政権が抱える致命的大問題に気がついたと石平氏。習近平政権がもしこれから 5年、10年も続くこととなれば、中国共産党政権と中国そのものは破滅の道をたどっていく以外にないとも。
規律検査委員会発表のこの数字に接したとき、さすがに驚きを禁じ得なかった。そして、それと同時に、習近平政権が抱える致命的大問題に気がついたと石平氏。
共産党幹部たちが習氏の「重要指示」の執行・貫徹に、協力しない、という問題は本来、簡単に発見されるものではない。しかし、規律検査委員会に発見されただけで問題案件が24.7万件に上ったのであれば実態ははるかに大規模なものだと。
つまり今、中国共産党幹部の中で、習氏の指示に面従腹背の態度で対処し、「不協力」という形での「習近平ボイコット」が広がっている。今年で10年目となった習近平政権の「レームダック化」はすでに始まっている、とみることができようと石平氏。
この数年間、習氏の内政と外交の両面における習氏の挙動はまさに失政と失策の連続で支離滅裂と愚かさの極みというしかなく、指導者としての振る舞いから考えれば、このような状況になったのは当然だろうと。
中国の孤立化を招き、中国包囲網の形成を促した「戦狼(せんろう)外交」の展開もしかり、習氏が重んじる「ゼロコロナ政策」が強行された結果、約1300万人の大都市・西安は少人数の感染例で都市全体がロックダウンされ、大混乱に陥った、という大失敗の例もあると。
〝愚かな独裁者〟習氏がやることは、ことごとく裏目に出て災難的な結果しかもたらしていない。彼の指示を額面通りに実行に移していけば、災いが降りかかってくることが、すでに分かり切っている。失政が続くのだが、共産党の幹部たちも、習氏の「重要指示」に対して面従腹背の不協力姿勢をとる以外にない。
このように、すでにレームダック化している習近平政権がもしこれから 5年、10年も続くこととなれば、中国共産党政権と中国そのものは破滅の道をたどっていく以外にないと石平氏。
問題は、追い詰められた時の習近平の挙動。
支持率が低下した政権トップの常套手段は、国外の敵を創り、国民の眼を自分から逸らしその敵との闘いに注目させること。
中国と日本との間では、江沢民の排日教育と排日運動がありました。鄧小平氏の要請に応じて中国の経済発展の基となる井戸を掘った松下氏の工場までも襲われましたね。
韓国の歴代大統領も、支持率が落ちると、何らかの反日挙動を始めますね。
習近平の悲願は、毛沢東と並び評される指導者となる事。
それには、今、オミクロン株感染拡大中での開催となってしまっている冬季北京五輪の開催。今年秋に開催予定の共産党大会で党総書記・国家主席の続投を成立させること。そして、国共戦争の完勝決着の為の台湾併合を目指していますが、足を踏み出すかヌ
その台湾有事は、尖閣への侵攻、沖縄の米軍基地攻撃へと進み日本も否応なく当時首となると想定されることは、諸兄がご承知のこと。
地勢上避けられないなら、抑止力で侵攻を留めるしかない。その抑止力とは何か。襲来する感染や、戦闘機には日米同盟や、クアッド他の連携強化。飛来する多量のミサイルは、ミサイルでの撃墜は府寸前。発射元を制すことが有効な防御となるので、敵基地攻撃能力の構築が必須。
これらの構築に、残された時間は僅か。
一番速いのは、中国にとっての失政続きの習近平を中国こくないで政権交代していただくことなのですが、他人頼りではあてに出来ない。
今年は、石平氏が指摘される、レームダック化している習近平の反抗が火種の中国対応が、正念場を迎えるのですね。
名護市と南城市長選で、自民が支援する2氏の勝利は、沖縄防衛には朗報ですね。前回は、この後、翁長氏の弔い合戦となり、自称オール沖縄が息を吹き返し、玉城氏の勝利となりました。今年の知事選ではどうなるのでしょう。
「オール沖縄」は窮地に 辺野古新基地を争点化して市長選で2敗 玉城デニー知事の2期目へ打撃 | 沖縄タイムス+プラス プレミアム | 沖縄タイムス+プラス
# 冒頭の画像は、中国人民解放軍とスクリーンに映し出された習近平総書記
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まず、同委員会の通常業務である党幹部の不正・腐敗摘発における「成績」をさまざまな数字を挙げて報告。
それとは別途に、もう 1つの「重要業績」について、2021年 1月から10月までの10カ月間、同委員会は全国で「党と政府の幹部が習近平総書記の重要指示の執行・貫徹に力を入れていない」との問題案件を24.7万件も発見し、それを矯正した、と。
発表のこの数字に接したとき、さすがに驚きを禁じ得なかった。そして、それと同時に、習近平政権が抱える致命的大問題に気がついたと石平氏。習近平政権がもしこれから 5年、10年も続くこととなれば、中国共産党政権と中国そのものは破滅の道をたどっていく以外にないとも。
【石平のChina Watch】「習氏ボイコット」が始まった - 産経ニュース 2022/1/20 石 平
昨年12月末、中国共産党中央規律検査委員会は公式サイトで、さる1年間の仕事を総括する報告書を公表した。
報告書はまず、同委員会の通常業務である党幹部の不正・腐敗摘発における「成績」をさまざまな数字を挙げて報告した。
そして、それとは別途に、もう1つの「重要業績」について次のような報告を行った。曰(いわ)く、2021年1月から10月までの10カ月間、同委員会は全国で「党と政府の幹部が習近平総書記の重要指示の執行・貫徹に力を入れていない」との問題案件を24・7万件も発見し、それを矯正した、ということである。
規律検査委員会発表のこの数字に接したとき、さすがに驚きを禁じ得なかった。そして、それと同時に、習近平政権が抱える致命的大問題に気がついたのである。
共産党幹部たちが習氏の「重要指示」の執行・貫徹に「力を入れない」、つまり協力しない、という問題は本来、実態のつかみにくいもので、簡単に発見されるものではない。外から見て「力を入れているかどうか」の判断は非常に難しいからだ。
しかし、規律検査委員会に発見されただけで問題案件が24・7万件に上ったのであれば実態ははるかに大規模なものだ、と推測できよう。
つまり今、中国共産党幹部の中で、習氏の指示に面従腹背の態度で対処し、「不協力」という形での「習近平ボイコット」が広がっているわけである。つまり、今年で10年目となった習近平政権の「レームダック化」はすでに始まっている、とみることができよう。
これまでの習氏の指導者としての振る舞いから考えれば、このような状況になったのは当然だろう。特にこの数年間、内政と外交の両面における習氏の挙動はまさに失政と失策の連続で支離滅裂と愚かさの極みというしかない。
中国の孤立化を招き、中国包囲網の形成を促した「戦狼(せんろう)外交」の展開もしかり、1千万人雇用の学習塾産業をそれこそ「習近平指示」で潰した愚策の施行もその一例であろう。あるいは昨年末から今年の年始にかけ、習氏が重んじる「ゼロコロナ政策」が強行された結果、約1300万人の大都市・西安は少人数の感染例で都市全体がロックダウンされ、大混乱に陥った、という大失敗の例もある。
とにかく、〝愚かな独裁者〟習氏がやることは、ことごとく裏目に出て災難的な結果しかもたらしていない。このような状況が数年間も続くと、共産党の幹部たちも、習氏の「重要指示」に対して面従腹背の不協力姿勢をとる以外にない。彼の指示を額面通りに実行に移していけば、災いが降りかかってくることが、すでに分かり切っているからである。
独裁者が政権内の信頼をここまで失っているとは、もはや惨めというしかない。中国にとってのさらなる悲劇は習氏が今までの党内慣例である「2期10年」で引退するつもりはなく、今年秋に開催予定の共産党大会で党総書記・国家主席の続投を目指していることである。
あるいは前回の本欄が指摘したように、習氏はさらに、「皇帝」並みの終身独裁者たることを目指しているのかもしれない。
すでにレームダック化している習近平政権がもしこれから5年、10年も続くこととなれば、中国共産党政権と中国そのものは破滅の道をたどっていく以外にない。言ってみれば、このままでは、習近平独裁体制と中国共産党政権の共倒れが今後起きてくる可能性がある。われわれにとってそれは良い話ではあるが、独裁者の習氏が対外的冒険に走って周辺国家に災いをもたらしてくることだけは、ご免こうむりたい。
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【プロフィル】石平
せき・へい 1962年、中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒。88年来日し、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関を経て、評論活動に入る。『謀略家たちの中国』など著書多数。平成19年、日本国籍を取得。
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昨年12月末、中国共産党中央規律検査委員会は公式サイトで、さる1年間の仕事を総括する報告書を公表した。
報告書はまず、同委員会の通常業務である党幹部の不正・腐敗摘発における「成績」をさまざまな数字を挙げて報告した。
そして、それとは別途に、もう1つの「重要業績」について次のような報告を行った。曰(いわ)く、2021年1月から10月までの10カ月間、同委員会は全国で「党と政府の幹部が習近平総書記の重要指示の執行・貫徹に力を入れていない」との問題案件を24・7万件も発見し、それを矯正した、ということである。
規律検査委員会発表のこの数字に接したとき、さすがに驚きを禁じ得なかった。そして、それと同時に、習近平政権が抱える致命的大問題に気がついたのである。
共産党幹部たちが習氏の「重要指示」の執行・貫徹に「力を入れない」、つまり協力しない、という問題は本来、実態のつかみにくいもので、簡単に発見されるものではない。外から見て「力を入れているかどうか」の判断は非常に難しいからだ。
しかし、規律検査委員会に発見されただけで問題案件が24・7万件に上ったのであれば実態ははるかに大規模なものだ、と推測できよう。
つまり今、中国共産党幹部の中で、習氏の指示に面従腹背の態度で対処し、「不協力」という形での「習近平ボイコット」が広がっているわけである。つまり、今年で10年目となった習近平政権の「レームダック化」はすでに始まっている、とみることができよう。
これまでの習氏の指導者としての振る舞いから考えれば、このような状況になったのは当然だろう。特にこの数年間、内政と外交の両面における習氏の挙動はまさに失政と失策の連続で支離滅裂と愚かさの極みというしかない。
中国の孤立化を招き、中国包囲網の形成を促した「戦狼(せんろう)外交」の展開もしかり、1千万人雇用の学習塾産業をそれこそ「習近平指示」で潰した愚策の施行もその一例であろう。あるいは昨年末から今年の年始にかけ、習氏が重んじる「ゼロコロナ政策」が強行された結果、約1300万人の大都市・西安は少人数の感染例で都市全体がロックダウンされ、大混乱に陥った、という大失敗の例もある。
とにかく、〝愚かな独裁者〟習氏がやることは、ことごとく裏目に出て災難的な結果しかもたらしていない。このような状況が数年間も続くと、共産党の幹部たちも、習氏の「重要指示」に対して面従腹背の不協力姿勢をとる以外にない。彼の指示を額面通りに実行に移していけば、災いが降りかかってくることが、すでに分かり切っているからである。
独裁者が政権内の信頼をここまで失っているとは、もはや惨めというしかない。中国にとってのさらなる悲劇は習氏が今までの党内慣例である「2期10年」で引退するつもりはなく、今年秋に開催予定の共産党大会で党総書記・国家主席の続投を目指していることである。
あるいは前回の本欄が指摘したように、習氏はさらに、「皇帝」並みの終身独裁者たることを目指しているのかもしれない。
すでにレームダック化している習近平政権がもしこれから5年、10年も続くこととなれば、中国共産党政権と中国そのものは破滅の道をたどっていく以外にない。言ってみれば、このままでは、習近平独裁体制と中国共産党政権の共倒れが今後起きてくる可能性がある。われわれにとってそれは良い話ではあるが、独裁者の習氏が対外的冒険に走って周辺国家に災いをもたらしてくることだけは、ご免こうむりたい。
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【プロフィル】石平
せき・へい 1962年、中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒。88年来日し、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関を経て、評論活動に入る。『謀略家たちの中国』など著書多数。平成19年、日本国籍を取得。
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規律検査委員会発表のこの数字に接したとき、さすがに驚きを禁じ得なかった。そして、それと同時に、習近平政権が抱える致命的大問題に気がついたと石平氏。
共産党幹部たちが習氏の「重要指示」の執行・貫徹に、協力しない、という問題は本来、簡単に発見されるものではない。しかし、規律検査委員会に発見されただけで問題案件が24.7万件に上ったのであれば実態ははるかに大規模なものだと。
つまり今、中国共産党幹部の中で、習氏の指示に面従腹背の態度で対処し、「不協力」という形での「習近平ボイコット」が広がっている。今年で10年目となった習近平政権の「レームダック化」はすでに始まっている、とみることができようと石平氏。
この数年間、習氏の内政と外交の両面における習氏の挙動はまさに失政と失策の連続で支離滅裂と愚かさの極みというしかなく、指導者としての振る舞いから考えれば、このような状況になったのは当然だろうと。
中国の孤立化を招き、中国包囲網の形成を促した「戦狼(せんろう)外交」の展開もしかり、習氏が重んじる「ゼロコロナ政策」が強行された結果、約1300万人の大都市・西安は少人数の感染例で都市全体がロックダウンされ、大混乱に陥った、という大失敗の例もあると。
〝愚かな独裁者〟習氏がやることは、ことごとく裏目に出て災難的な結果しかもたらしていない。彼の指示を額面通りに実行に移していけば、災いが降りかかってくることが、すでに分かり切っている。失政が続くのだが、共産党の幹部たちも、習氏の「重要指示」に対して面従腹背の不協力姿勢をとる以外にない。
このように、すでにレームダック化している習近平政権がもしこれから 5年、10年も続くこととなれば、中国共産党政権と中国そのものは破滅の道をたどっていく以外にないと石平氏。
問題は、追い詰められた時の習近平の挙動。
支持率が低下した政権トップの常套手段は、国外の敵を創り、国民の眼を自分から逸らしその敵との闘いに注目させること。
中国と日本との間では、江沢民の排日教育と排日運動がありました。鄧小平氏の要請に応じて中国の経済発展の基となる井戸を掘った松下氏の工場までも襲われましたね。
韓国の歴代大統領も、支持率が落ちると、何らかの反日挙動を始めますね。
習近平の悲願は、毛沢東と並び評される指導者となる事。
それには、今、オミクロン株感染拡大中での開催となってしまっている冬季北京五輪の開催。今年秋に開催予定の共産党大会で党総書記・国家主席の続投を成立させること。そして、国共戦争の完勝決着の為の台湾併合を目指していますが、足を踏み出すかヌ
その台湾有事は、尖閣への侵攻、沖縄の米軍基地攻撃へと進み日本も否応なく当時首となると想定されることは、諸兄がご承知のこと。
地勢上避けられないなら、抑止力で侵攻を留めるしかない。その抑止力とは何か。襲来する感染や、戦闘機には日米同盟や、クアッド他の連携強化。飛来する多量のミサイルは、ミサイルでの撃墜は府寸前。発射元を制すことが有効な防御となるので、敵基地攻撃能力の構築が必須。
これらの構築に、残された時間は僅か。
一番速いのは、中国にとっての失政続きの習近平を中国こくないで政権交代していただくことなのですが、他人頼りではあてに出来ない。
今年は、石平氏が指摘される、レームダック化している習近平の反抗が火種の中国対応が、正念場を迎えるのですね。
名護市と南城市長選で、自民が支援する2氏の勝利は、沖縄防衛には朗報ですね。前回は、この後、翁長氏の弔い合戦となり、自称オール沖縄が息を吹き返し、玉城氏の勝利となりました。今年の知事選ではどうなるのでしょう。
「オール沖縄」は窮地に 辺野古新基地を争点化して市長選で2敗 玉城デニー知事の2期目へ打撃 | 沖縄タイムス+プラス プレミアム | 沖縄タイムス+プラス
# 冒頭の画像は、中国人民解放軍とスクリーンに映し出された習近平総書記
マグノリア フクジュの蕾
↓よろしかったら、お願いします。
遊爺さんの写真素材 - PIXTA