遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

国内の携帯電話機に韓国製など世界競争

2005-06-25 23:55:56 | my notice
 携帯電話端末の世界市場のシェアーで韓国メーカー2社が急成長していますが、国内の電話会社も国内のメーカーの端末だけでなく、韓国製など世界のメーカーのものを採用していくそうです。[ 日経朝刊(6月14日) ]
  
 欧州市場で日本メーカーを圧倒する韓国勢の技術力や価格競争に着目、NTTドコモがLG電子、ボーダフォンはサムスン電子の製品を扱う計画だ。日本メーカーは国内依存の開発や販売戦略の見直しを迫られ、国内を舞台にした携帯電話機の国際競争が一気に加速する。

 ドコモは第3世代携帯「FOMA(フォーマ)」の調達メーカーを拡充し、調達コストの引き下げにつなげる狙いで、米モトローラやフィンランドのノキアも含め広く外資に門戸を開く戦略の一環の様です。
 ボーダフォンは、同一仕様の第3世代携帯電話を世界中に供給する戦略を進めていて、既に5月から欧州ではサムスン製の携帯電話を販売していて、世界戦略の一環として日本でもサムスン製の調達を開始したのだそうです。
  
 国内携帯電話機メーカーにとって、技術力や価格競争力に勝る韓国メーカーの日本市場への参入は脅威だ。国内の携帯電話の需要は一巡、電話機の出荷は大きな伸びが見込みにくいうえ、世界出荷量で上回る韓国にはコスト面でのスケールメリットもある。世界戦略で出遅れたメーカー各社にとって国内携帯電話会社(キャリア)頼みは限界に来ている。
 <中略>
 伸び悩む(国内)市場に新規参入する韓国勢は国内メーカーに規模で勝る。サムスン電子の年間出荷台数は85百万台と見られる。国内勢は(トップの)NECでも13百万台程度にとどまり、コスト競争で苦戦は避けられない。

 電子マネーなど日本独自のマーケットの中で、何処まで海外の各社が対応できるかとの課題もありますが、サムスンは、7百万画素の高品質デジタルカメラ並みの高機能製品を日本市場に提供するなど開発競争も厳しそうです。
 第3世代携帯では、「W-CDMA」と「CDMA2000」の二方式になることで技術面での国際競争の垣根が低くなるのだそうですが、国内メーカーも海外展開を急いでいく方向とのことで、頑張って欲しいものです。
 半導体メモリーでは、国内大手5社の営業利益に相当する実績を1社であげたサムスンですが、携帯電話機でも日本メーカーは駆逐されるのでしょうか?
 - nikkeibp.jp - 過去記事 韓国サムスン電子の躍進が止まらない。

 世界の端末シェアランキング
  2004年通期    1.ノキア 2.モトローラ 3.サムスン 4.シーメンス 5.LG電子
2001年第1四半期  1.ノキア 2.モトローラ 3.シーメンス 4.ソニ-・エリクソン 5.サムスン
  # 2004年10~12月期の世界シェアではLG Electronicsが独Siemensを凌ぎ、世界第4位の座を獲得していました。

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