岸田大臣は、12日夕、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と電話会談し、合意内容について、慰安婦問題に関する昨年12月の日韓合意に基づく10億円の拠出の手続きを進め、8月中に拠出する見通しとなったと明らかにしました。また、ソウルの日本大使館前の慰安婦像撤去を前提としなかったとのことです。
日韓合意そのものが、戦後補償問題は解決済みとの日本立場を逸脱し、あの「河野談話」でさえ、日本軍の直截の関与を認めず。政府が直接資金拠出をしていなかったことを越える歴史に残る内容でした。政府が直接10億円を拠出するという韓国の要求を丸呑みし、大使館前の慰安婦像の"撤去"については、韓国政府は、"移動"について"努力"するという一方的にに韓国の要求に沿うものでした。日本側の10億円の拠出は確約で、韓国側の慰安婦像への対処は、努力目標であり、岸田大臣は、"撤去"ではなく、"移動"と表現していました。
日本側が拠出を急いだのは何故か。
外務省幹部は、北朝鮮への対応で、日米韓の連携強化が必要になるからと言い訳をしているのだそうですが、他方、15日の日本の統治からの解放記念日「光復節」を控えた韓国側の事情に配慮したとの報道もあり、ここでも韓国政府の言いなりに屈している外務省の姿勢がうかがえます。
岸田大臣は、尹炳世外相との電話会談後、10億円の早期先行拠出の意義について、「日本政府による資金の支出が完了すれば、日韓合意に基づく日本側の責務は果たしたことになる」とし、慰安婦像撤去を含む残りの履行義務は韓国にあるとの認識を示したのだそうですが、それは勝手な自慰・自己満足な発想であり、韓国側の要求を丸呑みした言い訳にすぎませんね。
千歩譲って聞いても、朴槿恵が「韓国が被害者という歴史認識問題は千年経っても変わらない」と説き、倍賞を求め続ける韓国の姿勢が変わらないのですから、外務省の手前勝手な発想は通じないのです。
それどころか、慰安婦像の撤去または移動についても、日韓合意では、韓国政府は努力するとなっているのですから、努力していますと言われてしまえば、その結果の如何をとわず合意事項について、韓国側も実行したと言うことになります。
韓国政府が、北朝鮮の影響力を受けているとされる「挺対協」を説得できず振り回されていることは、これまでの歴史が証明しています。その「挺対協」が、慰安婦問題はいつでも蒸し返すことが可能だと受け止め、そうした動きが続いているのですから、岸田大臣や外務省幹部の言っていることが、自慰・自己満足な発言であり、韓国との交渉で要求を丸呑みした結果を、日本国民に隠すといった欺く行為であると言えます。
岸田派は鳩派と呼ばれていますが、交渉相手の要求を丸呑みすることは鳩派とは言えません。力だけに頼らず交渉をするのですが、国益を損なう結果を招くのは、失政です。失政続きの岸田大臣と、外務省の対韓外交組。どれだけ国益を損なえば、間違いにきづくのでしょうか?安倍首相は、何処まで我慢するのでしょうか?
# 冒頭の画像は、10億円の先行早期拠出を発表する岸田大臣
この花の名前は、ユウスゲ
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日韓合意そのものが、戦後補償問題は解決済みとの日本立場を逸脱し、あの「河野談話」でさえ、日本軍の直截の関与を認めず。政府が直接資金拠出をしていなかったことを越える歴史に残る内容でした。政府が直接10億円を拠出するという韓国の要求を丸呑みし、大使館前の慰安婦像の"撤去"については、韓国政府は、"移動"について"努力"するという一方的にに韓国の要求に沿うものでした。日本側の10億円の拠出は確約で、韓国側の慰安婦像への対処は、努力目標であり、岸田大臣は、"撤去"ではなく、"移動"と表現していました。
慰安婦財団 10億円、月内拠出へ 日韓外相合意 像撤去前提とせず (8/13 産経)
岸田文雄外相は12日夕、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と電話会談し、慰安婦問題に関する昨年12月の日韓合意に基づいて発足した元慰安婦支援のための「和解・癒やし財団」の事業内容について大筋で合意した。岸田氏は、韓国側に速やかに10億円を拠出するため必要な手続きを進める考えを伝えた。8月中に拠出する見通しで、ソウルの日本大使館前の慰安婦像撤去を前提としなかった。
岸田氏は会談後、外務省で記者団に対し「韓国政府が今後も日韓合意を誠実に実施していくと改めてしっかり確認できた」と強調。10億円の使途に関しては今後、財団が元慰安婦や家族らを調査し、日韓の事務レベルで詳細を詰める。岸田氏は「具体的には医療や介護といった使途を想定している」と語った。
岸田氏は、財団が元慰安婦や遺族に「癒やし金」として現金支給を検討していることに対して、昭和40年の日韓請求権協定を踏まえ、「慰安婦問題に関する請求権の問題は法的に解決済みだとの日本の立場は全く変わりない」と強調した。
また、慰安婦像の撤去に関しては「韓国政府も日韓合意を誠実に実施していくと確信している」と述べ、今後も撤去を求めていく方針を示した。
韓国外務省によると、岸田、尹両氏が合意の忠実な履行を通し、近いうちに元慰安婦らの名誉と尊厳の回復、心の傷の治癒がなされることが重要と再確認し、両国政府が緊密に協力していくことでも合意した。
「拙速」世論の反発必至 慰安婦財団 10億円、月内拠出へ
日本政府が韓国に設置された元慰安婦支援のための財団に10億円を拠出することが決まった。資金の具体的な使途が詰め切れていない中での拠出合意。日本側は日韓両政府が使途で合意しなければ事業は進められないとするが、「拙速」との指摘を受けかねない。在ソウル日本大使館前の慰安婦像の撤去も実現しておらず、韓国側が慰安婦問題を二度と蒸し返さないことを担保できなければ、日本の世論の反発は必至だ。
「日本政府による資金の支出が完了すれば、日韓合意に基づく日本側の責務は果たしたことになる」
岸田文雄外相は韓国の尹炳世外相との電話会談後、記者団に10億円拠出の意義を強調し、慰安婦像撤去を含む残りの履行義務は韓国にあるとの認識を示した。
ただ、10億円拠出合意がこの日になったことについて、ある政府関係者は「何でこのタイミングなのか」と首をかしげる。2日の自民党会合で、慰安婦像の確実な撤去を求める声や「拠出したままで終わってしまう」といった懸念が続出したばかり。韓国側が日本の朝鮮半島統治から解放されたことを祝う15日の「光復節」までの合意を急いだとの見方も広がる。
日本側が拠出を急いだのは、中国が海洋進出を強めている東シナ海や南シナ海の問題や、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応で米国とともに韓国との連携が重要になるからだ。慰安婦像撤去でも「日本側が先に約束を果たし、韓国側に義務を果たすよう促す方が有効だ」(外務省幹部)との判断もあった。
10億円の具体的な使途は多くが明らかになっていないが、財団が予定する元慰安婦と遺族への現金支給は日本政府による「賠償金」と解釈されかねない。慰安婦問題を蒸し返されることにつながり、「今後に禍根を残しかねない」との懸念が政府内にもくすぶる。
岸田氏は、慰安婦問題を含む戦後補償問題は解決済みとの立場を強調したが、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」のためにも、「財団の事業の内容などを全て明らかにすべきだ」との声が強まっている。 (田北真樹子、石鍋圭)
岸田文雄外相は12日夕、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と電話会談し、慰安婦問題に関する昨年12月の日韓合意に基づいて発足した元慰安婦支援のための「和解・癒やし財団」の事業内容について大筋で合意した。岸田氏は、韓国側に速やかに10億円を拠出するため必要な手続きを進める考えを伝えた。8月中に拠出する見通しで、ソウルの日本大使館前の慰安婦像撤去を前提としなかった。
岸田氏は会談後、外務省で記者団に対し「韓国政府が今後も日韓合意を誠実に実施していくと改めてしっかり確認できた」と強調。10億円の使途に関しては今後、財団が元慰安婦や家族らを調査し、日韓の事務レベルで詳細を詰める。岸田氏は「具体的には医療や介護といった使途を想定している」と語った。
岸田氏は、財団が元慰安婦や遺族に「癒やし金」として現金支給を検討していることに対して、昭和40年の日韓請求権協定を踏まえ、「慰安婦問題に関する請求権の問題は法的に解決済みだとの日本の立場は全く変わりない」と強調した。
また、慰安婦像の撤去に関しては「韓国政府も日韓合意を誠実に実施していくと確信している」と述べ、今後も撤去を求めていく方針を示した。
韓国外務省によると、岸田、尹両氏が合意の忠実な履行を通し、近いうちに元慰安婦らの名誉と尊厳の回復、心の傷の治癒がなされることが重要と再確認し、両国政府が緊密に協力していくことでも合意した。
「拙速」世論の反発必至 慰安婦財団 10億円、月内拠出へ
日本政府が韓国に設置された元慰安婦支援のための財団に10億円を拠出することが決まった。資金の具体的な使途が詰め切れていない中での拠出合意。日本側は日韓両政府が使途で合意しなければ事業は進められないとするが、「拙速」との指摘を受けかねない。在ソウル日本大使館前の慰安婦像の撤去も実現しておらず、韓国側が慰安婦問題を二度と蒸し返さないことを担保できなければ、日本の世論の反発は必至だ。
「日本政府による資金の支出が完了すれば、日韓合意に基づく日本側の責務は果たしたことになる」
岸田文雄外相は韓国の尹炳世外相との電話会談後、記者団に10億円拠出の意義を強調し、慰安婦像撤去を含む残りの履行義務は韓国にあるとの認識を示した。
ただ、10億円拠出合意がこの日になったことについて、ある政府関係者は「何でこのタイミングなのか」と首をかしげる。2日の自民党会合で、慰安婦像の確実な撤去を求める声や「拠出したままで終わってしまう」といった懸念が続出したばかり。韓国側が日本の朝鮮半島統治から解放されたことを祝う15日の「光復節」までの合意を急いだとの見方も広がる。
日本側が拠出を急いだのは、中国が海洋進出を強めている東シナ海や南シナ海の問題や、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応で米国とともに韓国との連携が重要になるからだ。慰安婦像撤去でも「日本側が先に約束を果たし、韓国側に義務を果たすよう促す方が有効だ」(外務省幹部)との判断もあった。
10億円の具体的な使途は多くが明らかになっていないが、財団が予定する元慰安婦と遺族への現金支給は日本政府による「賠償金」と解釈されかねない。慰安婦問題を蒸し返されることにつながり、「今後に禍根を残しかねない」との懸念が政府内にもくすぶる。
岸田氏は、慰安婦問題を含む戦後補償問題は解決済みとの立場を強調したが、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」のためにも、「財団の事業の内容などを全て明らかにすべきだ」との声が強まっている。 (田北真樹子、石鍋圭)
日本側が拠出を急いだのは何故か。
外務省幹部は、北朝鮮への対応で、日米韓の連携強化が必要になるからと言い訳をしているのだそうですが、他方、15日の日本の統治からの解放記念日「光復節」を控えた韓国側の事情に配慮したとの報道もあり、ここでも韓国政府の言いなりに屈している外務省の姿勢がうかがえます。
慰安婦財団、拠出金で合意 韓国「未来志向」を否定 (8/13 産経)
【ソウル=名村隆寛】韓国の「和解・癒やし財団」に対する日本政府からの10億円拠出が決まったにもかかわらず、韓国では日韓合意自体への反対世論は根強く、問題の“蒸し返し”への動きは今も続いている。
韓国外務省報道官は11日、「極めて大切で重要な合意だ」とし、反対世論にもかかわらず日韓合意を守り、財団の活動を軌道に乗せる政府の意志を示した。
しかし一方で、日本側に10億円を「未来志向的」な事業に使うよう求める意見があることに対し、報道官は「そんな話は韓日間で交わしたこともなく、事実ではない」と述べた。また、日本の撤去要求にもかかわらずソウルの日本大使館前の慰安婦像は違法に設置されたままで、反日抗議デモの象徴的な場所であり続けている。韓国政府が日韓合意で慰安婦像の問題を「関連団体との協議などを通して、適切に解決するよう努力する」と確約したのに、野放し状態だ。
一部の元慰安婦は財団の支援を拒否。野党は政権攻撃の材料にし、元慰安婦支援団体の「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会(挺対協)」やメディアなどは、慰安婦問題はいつでも蒸し返すことが可能だと受け止め、そうした動きが続いている。
韓国では15日に日本の統治からの解放記念日「光復節」が控えている。このタイミングでの合意発表の背景には、韓国側の事情もうかがえる。韓国の国内問題と化した感のある慰安婦問題だが、根本的な解決に向かうかは予断を許さない。
【ソウル=名村隆寛】韓国の「和解・癒やし財団」に対する日本政府からの10億円拠出が決まったにもかかわらず、韓国では日韓合意自体への反対世論は根強く、問題の“蒸し返し”への動きは今も続いている。
韓国外務省報道官は11日、「極めて大切で重要な合意だ」とし、反対世論にもかかわらず日韓合意を守り、財団の活動を軌道に乗せる政府の意志を示した。
しかし一方で、日本側に10億円を「未来志向的」な事業に使うよう求める意見があることに対し、報道官は「そんな話は韓日間で交わしたこともなく、事実ではない」と述べた。また、日本の撤去要求にもかかわらずソウルの日本大使館前の慰安婦像は違法に設置されたままで、反日抗議デモの象徴的な場所であり続けている。韓国政府が日韓合意で慰安婦像の問題を「関連団体との協議などを通して、適切に解決するよう努力する」と確約したのに、野放し状態だ。
一部の元慰安婦は財団の支援を拒否。野党は政権攻撃の材料にし、元慰安婦支援団体の「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会(挺対協)」やメディアなどは、慰安婦問題はいつでも蒸し返すことが可能だと受け止め、そうした動きが続いている。
韓国では15日に日本の統治からの解放記念日「光復節」が控えている。このタイミングでの合意発表の背景には、韓国側の事情もうかがえる。韓国の国内問題と化した感のある慰安婦問題だが、根本的な解決に向かうかは予断を許さない。
岸田大臣は、尹炳世外相との電話会談後、10億円の早期先行拠出の意義について、「日本政府による資金の支出が完了すれば、日韓合意に基づく日本側の責務は果たしたことになる」とし、慰安婦像撤去を含む残りの履行義務は韓国にあるとの認識を示したのだそうですが、それは勝手な自慰・自己満足な発想であり、韓国側の要求を丸呑みした言い訳にすぎませんね。
千歩譲って聞いても、朴槿恵が「韓国が被害者という歴史認識問題は千年経っても変わらない」と説き、倍賞を求め続ける韓国の姿勢が変わらないのですから、外務省の手前勝手な発想は通じないのです。
それどころか、慰安婦像の撤去または移動についても、日韓合意では、韓国政府は努力するとなっているのですから、努力していますと言われてしまえば、その結果の如何をとわず合意事項について、韓国側も実行したと言うことになります。
韓国政府が、北朝鮮の影響力を受けているとされる「挺対協」を説得できず振り回されていることは、これまでの歴史が証明しています。その「挺対協」が、慰安婦問題はいつでも蒸し返すことが可能だと受け止め、そうした動きが続いているのですから、岸田大臣や外務省幹部の言っていることが、自慰・自己満足な発言であり、韓国との交渉で要求を丸呑みした結果を、日本国民に隠すといった欺く行為であると言えます。
岸田派は鳩派と呼ばれていますが、交渉相手の要求を丸呑みすることは鳩派とは言えません。力だけに頼らず交渉をするのですが、国益を損なう結果を招くのは、失政です。失政続きの岸田大臣と、外務省の対韓外交組。どれだけ国益を損なえば、間違いにきづくのでしょうか?安倍首相は、何処まで我慢するのでしょうか?
# 冒頭の画像は、10億円の先行早期拠出を発表する岸田大臣
この花の名前は、ユウスゲ
↓よろしかったら、お願いします。