中国包囲網構築の為、中東との二面作戦から一転、アジア・太平洋地域への戦力増強を進める米国ですが、普天間基地移転が膠着している現状と財政赤字に伴う予算圧縮のなか、新たな国防戦略の早期実現に向け、在沖縄海兵隊のグアム移転について規模を縮小してでも整備を進めることで、第2列島線のハブ基地としての機能強化を急ぐ道を選んだのだそうです。
沖縄の負担軽減の前進を期す日本側の想いとも合致し、協議が進められているのだそうです。
米軍の新たな国防戦略の中国包囲網では、中国の「東風21」等のミサイルによる、米空母の接近拒否戦術への対抗策である、「ジョイント・エアー・シー・バトル(統合海空戦闘)構想」があり、在日米軍再編計画の見直しに影響を及ぼしているのです。田中防衛相が小池氏にテスト質問され答えに窮した件ですね。
ジョイント・エア・シー・バトル | ニュースクリップ [読売新聞]
米国:国防予算削減計画 アジアで連携深化 日本に新たな役割要求も - 毎日jp(毎日新聞)
中国包囲網構想では、中国のミサイルの脅威から逃れるため、豪・ダーウィンに米・海兵隊が駐留することになったことは諸兄がご承知のとおりです。
第一列島線の攻防では沖縄が重要な拠点なのですが、第二列島線の外からの攻防への備えへの変換が進められているのですね。それが、普天間で停滞し米国の戦略(アジア全体の対中抑止力)の狂いを生じさせ足手まといとなりつつある日本との決別と危惧するのは、遊爺の取り越し苦労であることを願っていますが。
日米の思惑が一致したグアム移転と普天間移転の分離実施ですが、そもそもの世界で最も危険な基地・普天間移転が膠着・定着しないことを願います。
一応、米国防省は日米合意の普天間移転は継続するとしています。
米、普天間移設を堅持…国防総省が声明 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
宜野湾市長選が告知され始まります。宜野湾市職員労組も選挙違反の行動をしている伊波氏は、移転を掲げながらも小学校を基地の隣に設けたり、移転に逆行する動きばかりしている実績をもつ前市長ですが、防衛局の事件で復活当選を果たすのでしょうか?伊波氏陣営の宜野湾市職員労組の選挙違反は、問われないのでしょうか?
続・市役所ぐるみの選挙違反! - 狼魔人日記
移転を肯定する辺野古の地元などの民意も尊重され、そもそもの危険な普天間の移転が早期に実施され、更に沖縄全体としての負担軽減も同時達成される道が開かれることを、願っています。
対する中国は、着実に覇権拡大の実行を進めていますね。
新型船2隻で合同巡視へ 中国、東シナ海ガス田海域 - MSN産経ニュース
# 冒頭の画像は、後方の「海監66」とともに合同パトロールを行う「海監50」
この実の名前は、シマラッキョウ
↓よろしかったら、お願いします。
沖縄の負担軽減の前進を期す日本側の想いとも合致し、協議が進められているのだそうです。
海兵隊先行移転 日米の思惑一致 グアム強化と沖縄負担軽減 (2/4 読売朝刊)
日米両政府が在日米軍再編計画の見直しに着手したのは、新たな国防戦略に沿って米軍の配置を見直したい米国側の思惑に、沖縄の負担軽減を少しでも進めたい日本側の考えが一致したためだ。計画の見直しが米側の都合で始まった経緯からも、協議の行方次第では、米軍普天間飛行場が固定化しかねない懸念も指摘される。日本側が求める負担軽減を確実に実現するため、日本は戦略的に協議を進める必要がある。
米国は、1月に発表した新たな国防戦略で、地上戦力の全体的な規模は縮小する一方、中国の軍事力が台頭するアジア太平洋地域では、今後、部隊展開を強化する方針を打ち出した。
西太平洋における米軍の基本戦略は、九州を起点に沖縄、台湾、フィリピン、インドネシア・ボルネオ島を結ぶ「第1列島線」の内側に中国を抑えこむことだ。近年、中国海軍は潜水艦が第1列島線を越えて活動するなど、活動領域を大幅に広げており、伊豆諸島を起点に、小笠原諸島、グアム・サイパン、パプアニューギニアに至る「第2列島線」の海域まで進出しようとしている。
第1列島線には沖縄という米軍の「ハブ基地」があるのに比べ、第2列島線の兵力は脆弱なのが実態だ。米政府は、在沖縄海兵隊のグアム移転について規模を縮小してでも整備を進めることで、第2列島線のハブ基地としての機能強化を急ぐ道を選んだ。
今後、部隊は拠点となる基地に常駐するのではなく、ハワイやグアム、オーストラリアなどの駐留先を移動する割合が増えることになる。グアム以外に移転することになった海兵隊の一部も、こうしたアジア・太平洋地域を循環する「ローテーション」の中に組み入れられる見通しだ。
日本政府は、今後本格化する日米協議で、計画に盛り込まれた海兵隊の国外移転規模約8000人を堅持することや、沖縄県南部の6施設の返還、普天間飛行場を名護市辺野古に移転させることの3点については計画を見直さないよう求める考えだ。いずれも、地元住民の負担軽減につながる,内容だからだ。
ただ、これまで「見直しは難しい」としていた計画を修正することは、沖縄側にある「普天間の移設先の見直しも可能だ」との声を拡大させることにもつながりかねず、沖縄との協議の進展が難航する恐れがある。
普天間固定化の恐れ
日米両政府が2006年の在日米軍再編計画を見直す方向となったのは、米国が国防費削減に伴い、国防戦略を見直したことの影響が大きい。海兵隊の移転は基本的には沖縄の負担軽減につながるが、普天間飛行場の移設問題と切り離して進められることで、普天間移設への機運が低下し、普天間の固定化につながるのではないか、という見方も出ている。
両政府は、今春の開催が見込まれる日米首脳会談で計画の見直しの合意を目指している。
米国は巨額の財政赤字に苦しんでおり、海兵隊のグアム移転の規模を縮小することで、国防費の削減につながる、との計算もある。
日本にとっても、沖縄側の反対でなかなか進まない普天間移設と部隊移転を切り離すことで、目に見える負担軽減の実現につなげたいとの期待はある。今後、普天間の固定化を懸念する沖縄にも丁寧に見直しを説明する必要がある。 (政治部今井隆)
日米両政府が在日米軍再編計画の見直しに着手したのは、新たな国防戦略に沿って米軍の配置を見直したい米国側の思惑に、沖縄の負担軽減を少しでも進めたい日本側の考えが一致したためだ。計画の見直しが米側の都合で始まった経緯からも、協議の行方次第では、米軍普天間飛行場が固定化しかねない懸念も指摘される。日本側が求める負担軽減を確実に実現するため、日本は戦略的に協議を進める必要がある。
米国は、1月に発表した新たな国防戦略で、地上戦力の全体的な規模は縮小する一方、中国の軍事力が台頭するアジア太平洋地域では、今後、部隊展開を強化する方針を打ち出した。
西太平洋における米軍の基本戦略は、九州を起点に沖縄、台湾、フィリピン、インドネシア・ボルネオ島を結ぶ「第1列島線」の内側に中国を抑えこむことだ。近年、中国海軍は潜水艦が第1列島線を越えて活動するなど、活動領域を大幅に広げており、伊豆諸島を起点に、小笠原諸島、グアム・サイパン、パプアニューギニアに至る「第2列島線」の海域まで進出しようとしている。
第1列島線には沖縄という米軍の「ハブ基地」があるのに比べ、第2列島線の兵力は脆弱なのが実態だ。米政府は、在沖縄海兵隊のグアム移転について規模を縮小してでも整備を進めることで、第2列島線のハブ基地としての機能強化を急ぐ道を選んだ。
今後、部隊は拠点となる基地に常駐するのではなく、ハワイやグアム、オーストラリアなどの駐留先を移動する割合が増えることになる。グアム以外に移転することになった海兵隊の一部も、こうしたアジア・太平洋地域を循環する「ローテーション」の中に組み入れられる見通しだ。
日本政府は、今後本格化する日米協議で、計画に盛り込まれた海兵隊の国外移転規模約8000人を堅持することや、沖縄県南部の6施設の返還、普天間飛行場を名護市辺野古に移転させることの3点については計画を見直さないよう求める考えだ。いずれも、地元住民の負担軽減につながる,内容だからだ。
ただ、これまで「見直しは難しい」としていた計画を修正することは、沖縄側にある「普天間の移設先の見直しも可能だ」との声を拡大させることにもつながりかねず、沖縄との協議の進展が難航する恐れがある。
普天間固定化の恐れ
日米両政府が2006年の在日米軍再編計画を見直す方向となったのは、米国が国防費削減に伴い、国防戦略を見直したことの影響が大きい。海兵隊の移転は基本的には沖縄の負担軽減につながるが、普天間飛行場の移設問題と切り離して進められることで、普天間移設への機運が低下し、普天間の固定化につながるのではないか、という見方も出ている。
両政府は、今春の開催が見込まれる日米首脳会談で計画の見直しの合意を目指している。
米国は巨額の財政赤字に苦しんでおり、海兵隊のグアム移転の規模を縮小することで、国防費の削減につながる、との計算もある。
日本にとっても、沖縄側の反対でなかなか進まない普天間移設と部隊移転を切り離すことで、目に見える負担軽減の実現につなげたいとの期待はある。今後、普天間の固定化を懸念する沖縄にも丁寧に見直しを説明する必要がある。 (政治部今井隆)
米軍の新たな国防戦略の中国包囲網では、中国の「東風21」等のミサイルによる、米空母の接近拒否戦術への対抗策である、「ジョイント・エアー・シー・バトル(統合海空戦闘)構想」があり、在日米軍再編計画の見直しに影響を及ぼしているのです。田中防衛相が小池氏にテスト質問され答えに窮した件ですね。
ジョイント・エア・シー・バトル | ニュースクリップ [読売新聞]
米国:国防予算削減計画 アジアで連携深化 日本に新たな役割要求も - 毎日jp(毎日新聞)
中国包囲網構想では、中国のミサイルの脅威から逃れるため、豪・ダーウィンに米・海兵隊が駐留することになったことは諸兄がご承知のとおりです。
第一列島線の攻防では沖縄が重要な拠点なのですが、第二列島線の外からの攻防への備えへの変換が進められているのですね。それが、普天間で停滞し米国の戦略(アジア全体の対中抑止力)の狂いを生じさせ足手まといとなりつつある日本との決別と危惧するのは、遊爺の取り越し苦労であることを願っていますが。
日米の思惑が一致したグアム移転と普天間移転の分離実施ですが、そもそもの世界で最も危険な基地・普天間移転が膠着・定着しないことを願います。
一応、米国防省は日米合意の普天間移転は継続するとしています。
米、普天間移設を堅持…国防総省が声明 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
宜野湾市長選が告知され始まります。宜野湾市職員労組も選挙違反の行動をしている伊波氏は、移転を掲げながらも小学校を基地の隣に設けたり、移転に逆行する動きばかりしている実績をもつ前市長ですが、防衛局の事件で復活当選を果たすのでしょうか?伊波氏陣営の宜野湾市職員労組の選挙違反は、問われないのでしょうか?
続・市役所ぐるみの選挙違反! - 狼魔人日記
移転を肯定する辺野古の地元などの民意も尊重され、そもそもの危険な普天間の移転が早期に実施され、更に沖縄全体としての負担軽減も同時達成される道が開かれることを、願っています。
対する中国は、着実に覇権拡大の実行を進めていますね。
新型船2隻で合同巡視へ 中国、東シナ海ガス田海域 - MSN産経ニュース
# 冒頭の画像は、後方の「海監66」とともに合同パトロールを行う「海監50」
この実の名前は、シマラッキョウ
↓よろしかったら、お願いします。