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米国と中国のあいだで、その両国との「天秤外交」を続けてきた朴槿恵。反日のプロパガンダでは中国に助けてもらい、安全保障では米国に依存してきました。
過去に「均衡論」を唱え、米中の架け橋となると豪語していたのは盧武鉉大統領。無残にも玉砕してしまいましたが、朴槿恵の場合、自政権の維持の為に米中を利用しています。いつか行き詰まる道でしたが、ついにその時が来たようです。
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この花の名前は、ガウラ
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竹島に関する動画 / 政府広報 - YouTube
杉原由美子氏による絵本「メチのいた島」読み聞かせ - YouTube
↓よろしかったら、お願いします。
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過去に「均衡論」を唱え、米中の架け橋となると豪語していたのは盧武鉉大統領。無残にも玉砕してしまいましたが、朴槿恵の場合、自政権の維持の為に米中を利用しています。いつか行き詰まる道でしたが、ついにその時が来たようです。
中国、韓国に「踏み絵」 対米協力にクギ 編集委員 秋田浩之 :日本経済新聞
米国と中国のどちらを重視するのか。中国からこんな「踏み絵」を突きつけられ、朴槿恵(パク・クネ)政権が対応に苦慮している。
「本当に困った状況になった。韓国はいよいよ、米中の板挟みになってしまう」。朴政権に近い韓国の安全保障専門家はこう打ち明ける。
■中国に脅威のミサイル防衛
火種になっているのは、米国が、在韓米軍への配備を検討している新しいミサイル防衛システム。中国がこれに真っ向から反対を唱え、韓国に圧力をかけ始めたのだ。
その名称は、「戦域高高度防衛ミサイル(THAAD)」。地上100キロ以上の高さでミサイルを迎撃できるほか、半径1000キロを超える範囲を監視できる高性能レーダーをそなえているといわれる。
この配備をめぐる対立が表面化したのが、2月4日、ソウルで開かれた中韓国防相会談だった。
韓国側によると、常万全・中国国防相が約100分間の会談の半ばでこの問題を切り出し、在韓米軍によるTHAAD配備に懸念を示した。中国が公式会談で、否定的な見解を伝えるのは初めてという。
もっとも、中国の反対自体は、予想されたことだった。THAADが韓国に配備されれば、北朝鮮だけでなく、中国のミサイルも弱体化されかねないとの分析が、以前から中国内にあったからだ。
「半径1000キロ超」とされるレーダー能力の高さも、中国からみれば脅威だ。それが本当なら、中国関連の情報まで探られかねないからだ。
むしろ興味深いのは、なぜ、中国がいまになって公式に反対を表明し、韓国への圧力を強めだしたのか、である。
米軍による韓国配備の構想が浮上したのは、今に始まったことではない。すでに昨年6月、在韓米軍のスカパロッティ司令官が講演で、検討中であることを明らかにしていた。
ところが、中国はその後も、公式の場で反対を唱えたり、あからさまに韓国に圧力をかけたりすることは控えていた。
昨年7月の中韓首脳会談で、習近平国家主席が朴大統領に「慎重な対応」を要請したとの報道もある(韓国の聯合ニュース)。だが、両国とも発言の有無は明らかにしていない。
風向きが微妙に変わりだしたのが、昨年10月下旬。中国の邱国洪駐韓大使がソウル市内の対話フォーラムに出席した際、会場からの質問を受け、THAAD配備への反対に言及した(昨年10月20日付、韓国の中央日報)。
中国はこうした段階を経て、2月4日の中韓国防相会談で一気に対応を切り替えた。やんわりと異論を唱えるのでなく、韓国に表立って「踏み絵」を突きつける路線に転じたのである。
中国の意図はどこにあるのか。複数の日韓関係筋の話をまとめると、次のような見方が多い。
中国は当初、この問題は荒立てず、水面下で韓国に「対処」してもらおうとした。このほうが、中国重視の朴大統領を追い込まず、米国とも正面からケンカしないですむと考えた。だが、オバマ政権が昨年11月の中間選挙で敗北し、中東危機に忙殺されるのをみて、米韓にもっと強気に出ても大丈夫だ、と判断した――。
■「両てんびん外交」は曲がり角
韓国としては、在韓米軍へのTHAAD配備には反対しないが、韓国軍には導入しないという方針で、事態をおさめたい考えのようだ。米中双方を気遣う姿勢がうかがえる。
最終的には、米側の出方が大きなカギをにぎる。米側としては配備は実現したいが、韓国を必要以上に追い込みたくはないのが本音だろう。
「THAAD配備の可能性も含め、朝鮮半島でのミサイル防衛は、北朝鮮に向けられたものだ」。ブリンケン米国務副長官は6日、日中韓歴訪を前にツイッターでこう発信した。
米中両方とうまく折り合い、国益を確保しようとする韓国の朴政権。この「両てんびん外交」はいま、曲がり角にきているようにみえる。
米国と中国のどちらを重視するのか。中国からこんな「踏み絵」を突きつけられ、朴槿恵(パク・クネ)政権が対応に苦慮している。
「本当に困った状況になった。韓国はいよいよ、米中の板挟みになってしまう」。朴政権に近い韓国の安全保障専門家はこう打ち明ける。
■中国に脅威のミサイル防衛
火種になっているのは、米国が、在韓米軍への配備を検討している新しいミサイル防衛システム。中国がこれに真っ向から反対を唱え、韓国に圧力をかけ始めたのだ。
その名称は、「戦域高高度防衛ミサイル(THAAD)」。地上100キロ以上の高さでミサイルを迎撃できるほか、半径1000キロを超える範囲を監視できる高性能レーダーをそなえているといわれる。
この配備をめぐる対立が表面化したのが、2月4日、ソウルで開かれた中韓国防相会談だった。
韓国側によると、常万全・中国国防相が約100分間の会談の半ばでこの問題を切り出し、在韓米軍によるTHAAD配備に懸念を示した。中国が公式会談で、否定的な見解を伝えるのは初めてという。
もっとも、中国の反対自体は、予想されたことだった。THAADが韓国に配備されれば、北朝鮮だけでなく、中国のミサイルも弱体化されかねないとの分析が、以前から中国内にあったからだ。
「半径1000キロ超」とされるレーダー能力の高さも、中国からみれば脅威だ。それが本当なら、中国関連の情報まで探られかねないからだ。
むしろ興味深いのは、なぜ、中国がいまになって公式に反対を表明し、韓国への圧力を強めだしたのか、である。
米軍による韓国配備の構想が浮上したのは、今に始まったことではない。すでに昨年6月、在韓米軍のスカパロッティ司令官が講演で、検討中であることを明らかにしていた。
ところが、中国はその後も、公式の場で反対を唱えたり、あからさまに韓国に圧力をかけたりすることは控えていた。
昨年7月の中韓首脳会談で、習近平国家主席が朴大統領に「慎重な対応」を要請したとの報道もある(韓国の聯合ニュース)。だが、両国とも発言の有無は明らかにしていない。
風向きが微妙に変わりだしたのが、昨年10月下旬。中国の邱国洪駐韓大使がソウル市内の対話フォーラムに出席した際、会場からの質問を受け、THAAD配備への反対に言及した(昨年10月20日付、韓国の中央日報)。
中国はこうした段階を経て、2月4日の中韓国防相会談で一気に対応を切り替えた。やんわりと異論を唱えるのでなく、韓国に表立って「踏み絵」を突きつける路線に転じたのである。
中国の意図はどこにあるのか。複数の日韓関係筋の話をまとめると、次のような見方が多い。
中国は当初、この問題は荒立てず、水面下で韓国に「対処」してもらおうとした。このほうが、中国重視の朴大統領を追い込まず、米国とも正面からケンカしないですむと考えた。だが、オバマ政権が昨年11月の中間選挙で敗北し、中東危機に忙殺されるのをみて、米韓にもっと強気に出ても大丈夫だ、と判断した――。
■「両てんびん外交」は曲がり角
韓国としては、在韓米軍へのTHAAD配備には反対しないが、韓国軍には導入しないという方針で、事態をおさめたい考えのようだ。米中双方を気遣う姿勢がうかがえる。
最終的には、米側の出方が大きなカギをにぎる。米側としては配備は実現したいが、韓国を必要以上に追い込みたくはないのが本音だろう。
「THAAD配備の可能性も含め、朝鮮半島でのミサイル防衛は、北朝鮮に向けられたものだ」。ブリンケン米国務副長官は6日、日中韓歴訪を前にツイッターでこう発信した。
米中両方とうまく折り合い、国益を確保しようとする韓国の朴政権。この「両てんびん外交」はいま、曲がり角にきているようにみえる。
在韓米軍へのTHAAD配備には反対しないが、韓国軍には導入しないとの回答を示している朴槿恵政権。ますます蟻地獄にはまっていますね。
中国は、韓国軍が導入することの脅威から抗議しているのではなく、朝鮮半島にTHAADが配備されることに脅威を感じているのです。
恥も外聞もなく、国家の主権とプライドをかなぐり捨てたこの朴槿恵政権の姿勢に、中国はどう感じ、次はどのような難題を吹っかけるのでしょう。
麾下にひれ伏させたこと、米韓の関係を崩す作戦に成果を得たことでは、第一弾の成果に手ごたえを感じたことは確かでしょう。韓国は、中国の属国化への坂道を転がり落ちる速度を加速したこととなりました。
米国はどう感じたのでしょう。強い絆で結ばれた同盟国とは感じられなくなったことは確かでしょう。
# 冒頭の画像は、韓国に背を向けるオバマ大統領と、手を差し伸べる習近平。偶然のショットですが...。
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この花の名前は、ガウラ
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竹島に関する動画 / 政府広報 - YouTube
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↓よろしかったら、お願いします。
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