春に向け、ウクライナ、ロシア双方が満を持して戦車戦の攻防の準備を進めている中、ドイツの有力戦車・「レオパルト2」のウクライナへの供与が注目されていましたが、ドイツの消極姿勢がみられていました。
しかし、米国が自国の新鋭車「エイブラムス」供与を決めれば、ドイツは自国製の主力戦車「レオパルト2」の供与に合意し、ポーランドなどがレオパルトをウクライナに供与することも承認するとみられ、1月17日に米独首脳による電話会談が行われ、バイデン大統領はエイブラムス供与について、国防総省の慎重姿勢にもかかわらず、前向きに検討することをオラフ・ショルツ独首相に約束したのだそうです。
米国の積極姿勢に押されたドイツも、ロシアの報復による戦火拡大を恐れた消極姿勢を転じ、自国および「レオパルト2」を所有する他国のウクライナへの供与を認めることとした様子です。
戦車供与でウクライナ機動力・火力強化 ロシア軍前線の突破に期待(産経新聞) - Yahoo!ニュース
ドイツにある米軍のラムシュタイン空軍基地で先週行われたウクライナ支援を話し合う関係国会合は紛糾した。米国などはドイツに対し、エイブラムス供与を他国に認めるよう説得を試みたものの成功せず、ウクライナへの支援で結束してきた西側諸国の間で初めて深い溝が浮き彫りになった。
ドイツ政府関係者は当初、他国に先んじてウクライナに戦車を供与することはないとし、米国がエイブラムス供与を決めない限りは動かない姿勢を示していた。
ホワイトハウスと国務省はここにきて、外交的行き詰まりを打開するため、エイブラムス供与への前向き姿勢に傾いたと、wsj。
ドイツの有力政治家は24日、米国との合意が25日に発表され次第、政府はウクライナに14台前後のレオパルト2を供与するとともに、他の欧州諸国によるウクライナへのドイツ製戦車の提供要請を承認する方針を明らかにするだろうと述べた。この政治家によると、ポーランドの要請は承認される見込みだ。また、オランダなどの国々もレオパルトをウクライナに送ることに関心を示しているのだそうです。
米紙ウォールストリート・ジャーナルは、米国が主力戦車エイブラムスの供与に傾いていると報じており、米独間で調整が行われた可能性があると、産経・三井氏。
ドイツはまず連邦軍が保有するレオパルト2を提供し、中長期的には国内の製造元から追加で送れるようにする。
ショルツ独首相はこれまで、「わが国は単独で決めない。同盟国と連携する」と述べ、戦車供与については米国と歩調を合わせる姿勢を示してきた。
レオパルト2は、欧州10カ国以上が、計約2,000台を保有。ドイツが供与を決め、他国の移転も認めれば、ウクライナへの大量の提供が可能になる。
ポーランド政府は24日、自国が保有する「レオパルト2」の供与を承認するようドイツに正式に求めたと発表し、ドイツに決断を促していた。ポーランドは14台を供与する構え。
ウクライナのイェルマーク大統領府長官は24日、「数百両の戦車。世界最良の戦車。これが民主主義の独裁に対する真の一撃となる」と発信。
英国際戦略研究所(IISS)は、「レオパルト2」が戦況に大きな効果をもたらすには、約100両必要だという分析を示しているのだそうです。
米国の「エイブラムス」(操縦には習熟が必要)と併せても、そこまでの供与や、運行の訓練が、春の決戦にまにあうといいのですが。。
#冒頭の画像は、ドイツの主力戦車レオパルト2
この花の名前は、プリムラ・ポリアンザ
2月 7日は、北方領土の日
↓よろしかったら、お願いします。
遊爺さんの写真素材 - PIXTA
しかし、米国が自国の新鋭車「エイブラムス」供与を決めれば、ドイツは自国製の主力戦車「レオパルト2」の供与に合意し、ポーランドなどがレオパルトをウクライナに供与することも承認するとみられ、1月17日に米独首脳による電話会談が行われ、バイデン大統領はエイブラムス供与について、国防総省の慎重姿勢にもかかわらず、前向きに検討することをオラフ・ショルツ独首相に約束したのだそうです。
米国の積極姿勢に押されたドイツも、ロシアの報復による戦火拡大を恐れた消極姿勢を転じ、自国および「レオパルト2」を所有する他国のウクライナへの供与を認めることとした様子です。
戦車供与でウクライナ機動力・火力強化 ロシア軍前線の突破に期待(産経新聞) - Yahoo!ニュース
米、ウクライナへの戦車「エイブラムス」供与へ - WSJ 2023 年 1 月 25 日 By Michael R. Gordon and Gordon Lubold
【ワシントン】バイデン米政権はウクライナに対し米製戦車「M1エイブラムス」を相当数供与する構えであり、早ければ25日にも発表される可能性がある。米政府関係者が明らかにした。
米国がエイブラムス供与を決めれば、ドイツは自国製の主力戦車「レオパルト2」の供与に合意し、ポーランドなどがレオパルトをウクライナに供与することも承認するとみられる。
ロシアによるウクライナ侵攻から間もなく丸1年を迎える。戦車の供与を巡り米欧の間では不協和音も生じていたが、エイブラムス供与は結束の亀裂回避に向けた動きとなる。
ホワイトハウスはコメントを控えた。
米国の姿勢に変化が生じるきっかけとなったのが、1月17日に行われた米独首脳による電話会談だ。ジョー・バイデン大統領はエイブラムス供与について、国防総省の慎重姿勢にもかかわらず、前向きに検討することをオラフ・ショルツ独首相に約束した。あるドイツ政府高官は、米独が1週間以上にわたり集中的に協議してきたと述べた上で、問題は解決に向かっているとの認識を示した。
ドイツにある米軍のラムシュタイン空軍基地で先週行われたウクライナ支援を話し合う関係国会合は紛糾した。米国などはドイツに対し、エイブラムス供与を他国に認めるよう説得を試みたものの成功せず、ウクライナへの支援で結束してきた西側諸国の間で初めて深い溝が浮き彫りになった。
ホワイトハウスと国務省はここにきて、レオパルト供与への障害となってきた外交的行き詰まりを打開するため、エイブラムス供与への前向き姿勢に傾いたとみられる。
ドイツ政府関係者は当初、他国に先んじてウクライナに戦車を供与することはないとし、米国がエイブラムス供与を決めない限りは動かない姿勢を示していた。
ドイツの新国防相となったボリス・ピストリウス氏は先週、国内テレビに対し、米独の戦車が同時に提供される必要はないと発言し、政府内で対応の検討が続いていることを示唆した。
ドイツの有力政治家は24日、米国との合意が25日に発表され次第、政府はウクライナに14台前後のレオパルト2を供与するとともに、他の欧州諸国によるウクライナへのドイツ製戦車の提供要請を承認する方針を明らかにするだろうと述べた。この政治家によると、ポーランドの要請は承認される見込みだ。また、オランダなどの国々もレオパルトをウクライナに送ることに関心を示しているという。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は24日夜に行った演説で自国への戦車供与を巡る状況について述べ、「議論は決定をもって終えるべきだ。必要とされる重大な決定がなされたとき、われわれは喜んでその決定に感謝の意を表明するだろう」と語った。
一方、ポーランドはレオパルトをウクライナに供与する許可をドイツに求めている。ポーランドのマリウス・ブワシュチャク国防相は24日、ドイツは既に要請を受け取っているとした上で、ドイツに対し、レオパルト配備によるウクライナ支援で歩調を合わせるよう訴えた。
米軍側はエイブラムスについて、相当な訓練や後方支援を必要とするため、現在の状況では配備に向かないとの見方を主張してきた。
【ワシントン】バイデン米政権はウクライナに対し米製戦車「M1エイブラムス」を相当数供与する構えであり、早ければ25日にも発表される可能性がある。米政府関係者が明らかにした。
米国がエイブラムス供与を決めれば、ドイツは自国製の主力戦車「レオパルト2」の供与に合意し、ポーランドなどがレオパルトをウクライナに供与することも承認するとみられる。
ロシアによるウクライナ侵攻から間もなく丸1年を迎える。戦車の供与を巡り米欧の間では不協和音も生じていたが、エイブラムス供与は結束の亀裂回避に向けた動きとなる。
ホワイトハウスはコメントを控えた。
米国の姿勢に変化が生じるきっかけとなったのが、1月17日に行われた米独首脳による電話会談だ。ジョー・バイデン大統領はエイブラムス供与について、国防総省の慎重姿勢にもかかわらず、前向きに検討することをオラフ・ショルツ独首相に約束した。あるドイツ政府高官は、米独が1週間以上にわたり集中的に協議してきたと述べた上で、問題は解決に向かっているとの認識を示した。
ドイツにある米軍のラムシュタイン空軍基地で先週行われたウクライナ支援を話し合う関係国会合は紛糾した。米国などはドイツに対し、エイブラムス供与を他国に認めるよう説得を試みたものの成功せず、ウクライナへの支援で結束してきた西側諸国の間で初めて深い溝が浮き彫りになった。
ホワイトハウスと国務省はここにきて、レオパルト供与への障害となってきた外交的行き詰まりを打開するため、エイブラムス供与への前向き姿勢に傾いたとみられる。
ドイツ政府関係者は当初、他国に先んじてウクライナに戦車を供与することはないとし、米国がエイブラムス供与を決めない限りは動かない姿勢を示していた。
ドイツの新国防相となったボリス・ピストリウス氏は先週、国内テレビに対し、米独の戦車が同時に提供される必要はないと発言し、政府内で対応の検討が続いていることを示唆した。
ドイツの有力政治家は24日、米国との合意が25日に発表され次第、政府はウクライナに14台前後のレオパルト2を供与するとともに、他の欧州諸国によるウクライナへのドイツ製戦車の提供要請を承認する方針を明らかにするだろうと述べた。この政治家によると、ポーランドの要請は承認される見込みだ。また、オランダなどの国々もレオパルトをウクライナに送ることに関心を示しているという。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は24日夜に行った演説で自国への戦車供与を巡る状況について述べ、「議論は決定をもって終えるべきだ。必要とされる重大な決定がなされたとき、われわれは喜んでその決定に感謝の意を表明するだろう」と語った。
一方、ポーランドはレオパルトをウクライナに供与する許可をドイツに求めている。ポーランドのマリウス・ブワシュチャク国防相は24日、ドイツは既に要請を受け取っているとした上で、ドイツに対し、レオパルト配備によるウクライナ支援で歩調を合わせるよう訴えた。
米軍側はエイブラムスについて、相当な訓練や後方支援を必要とするため、現在の状況では配備に向かないとの見方を主張してきた。
ドイツにある米軍のラムシュタイン空軍基地で先週行われたウクライナ支援を話し合う関係国会合は紛糾した。米国などはドイツに対し、エイブラムス供与を他国に認めるよう説得を試みたものの成功せず、ウクライナへの支援で結束してきた西側諸国の間で初めて深い溝が浮き彫りになった。
ドイツ政府関係者は当初、他国に先んじてウクライナに戦車を供与することはないとし、米国がエイブラムス供与を決めない限りは動かない姿勢を示していた。
ホワイトハウスと国務省はここにきて、外交的行き詰まりを打開するため、エイブラムス供与への前向き姿勢に傾いたと、wsj。
ドイツの有力政治家は24日、米国との合意が25日に発表され次第、政府はウクライナに14台前後のレオパルト2を供与するとともに、他の欧州諸国によるウクライナへのドイツ製戦車の提供要請を承認する方針を明らかにするだろうと述べた。この政治家によると、ポーランドの要請は承認される見込みだ。また、オランダなどの国々もレオパルトをウクライナに送ることに関心を示しているのだそうです。
ドイツ、戦車「レオパルト2」をウクライナに供与へ 独誌が報道 - 産経ニュース 2023/1/25 三井 美奈
【パリ=三井美奈】ドイツ誌シュピーゲル(電子版)は24日、ドイツ政府が主力戦車レオパルト2をウクライナに供与することを決めたと報じた。1個中隊相当の規模(通常は14両)だとしている。ポーランドなどレオパルト2を保有する国がウクライナに供与を希望した場合、移転承認を出す構えだという。
米紙ウォールストリート・ジャーナルは、米国が主力戦車エイブラムスの供与に傾いていると報じており、米独間で調整が行われた可能性がある。シュピーゲル誌によると、ドイツはまず連邦軍が保有するレオパルト2を提供し、中長期的には国内の製造元から追加で送れるようにする。ドイツ公共放送ARDは、政府は25日に決定を発表すると報じた。ショルツ独首相はこれまで、「わが国は単独で決めない。同盟国と連携する」と述べ、戦車供与については米国と歩調を合わせる姿勢を示してきた。
レオパルト2は、欧州10カ国以上が、計約2000台を保有。ドイツが供与を決め、他国の移転も認めれば、ウクライナへの大量の提供が可能になる。ポーランド政府は24日、自国が保有するレオパルト2の供与を承認するようドイツに正式に求めたと発表し、ドイツに決断を促していた。ポーランドは14台を供与する構え。
レオパルト2については、フィンランドも意欲を示している。戦車移転には、製造国の承認が必要になるため、ドイツは国内外の圧力にさらされていた。ウクライナ軍はロシアが近く大攻勢をかけるとの見方を示し、ドイツに供与を急ぐよう強く求めていた。
ウクライナのイェルマーク大統領府長官は24日、交流サイト(SNS)で「数百両の戦車。世界最良の戦車。これが民主主義の独裁に対する真の一撃となる」と発信した。英国際戦略研究所(IISS)は、レオパルト2が戦況に大きな効果をもたらすには、約100両必要だという分析を示している。
【パリ=三井美奈】ドイツ誌シュピーゲル(電子版)は24日、ドイツ政府が主力戦車レオパルト2をウクライナに供与することを決めたと報じた。1個中隊相当の規模(通常は14両)だとしている。ポーランドなどレオパルト2を保有する国がウクライナに供与を希望した場合、移転承認を出す構えだという。
米紙ウォールストリート・ジャーナルは、米国が主力戦車エイブラムスの供与に傾いていると報じており、米独間で調整が行われた可能性がある。シュピーゲル誌によると、ドイツはまず連邦軍が保有するレオパルト2を提供し、中長期的には国内の製造元から追加で送れるようにする。ドイツ公共放送ARDは、政府は25日に決定を発表すると報じた。ショルツ独首相はこれまで、「わが国は単独で決めない。同盟国と連携する」と述べ、戦車供与については米国と歩調を合わせる姿勢を示してきた。
レオパルト2は、欧州10カ国以上が、計約2000台を保有。ドイツが供与を決め、他国の移転も認めれば、ウクライナへの大量の提供が可能になる。ポーランド政府は24日、自国が保有するレオパルト2の供与を承認するようドイツに正式に求めたと発表し、ドイツに決断を促していた。ポーランドは14台を供与する構え。
レオパルト2については、フィンランドも意欲を示している。戦車移転には、製造国の承認が必要になるため、ドイツは国内外の圧力にさらされていた。ウクライナ軍はロシアが近く大攻勢をかけるとの見方を示し、ドイツに供与を急ぐよう強く求めていた。
ウクライナのイェルマーク大統領府長官は24日、交流サイト(SNS)で「数百両の戦車。世界最良の戦車。これが民主主義の独裁に対する真の一撃となる」と発信した。英国際戦略研究所(IISS)は、レオパルト2が戦況に大きな効果をもたらすには、約100両必要だという分析を示している。
米紙ウォールストリート・ジャーナルは、米国が主力戦車エイブラムスの供与に傾いていると報じており、米独間で調整が行われた可能性があると、産経・三井氏。
ドイツはまず連邦軍が保有するレオパルト2を提供し、中長期的には国内の製造元から追加で送れるようにする。
ショルツ独首相はこれまで、「わが国は単独で決めない。同盟国と連携する」と述べ、戦車供与については米国と歩調を合わせる姿勢を示してきた。
レオパルト2は、欧州10カ国以上が、計約2,000台を保有。ドイツが供与を決め、他国の移転も認めれば、ウクライナへの大量の提供が可能になる。
ポーランド政府は24日、自国が保有する「レオパルト2」の供与を承認するようドイツに正式に求めたと発表し、ドイツに決断を促していた。ポーランドは14台を供与する構え。
ウクライナのイェルマーク大統領府長官は24日、「数百両の戦車。世界最良の戦車。これが民主主義の独裁に対する真の一撃となる」と発信。
英国際戦略研究所(IISS)は、「レオパルト2」が戦況に大きな効果をもたらすには、約100両必要だという分析を示しているのだそうです。
米国の「エイブラムス」(操縦には習熟が必要)と併せても、そこまでの供与や、運行の訓練が、春の決戦にまにあうといいのですが。。
#冒頭の画像は、ドイツの主力戦車レオパルト2
この花の名前は、プリムラ・ポリアンザ
2月 7日は、北方領土の日
↓よろしかったら、お願いします。
遊爺さんの写真素材 - PIXTA