米・大統領選に向けて、民主、共和両党の候補者絞り込み選挙が始まり、2月1日夜(日本時間2日午前)にアイオア州で口火を切る両党の党員集会が開かれました。
事前の予測報道に反し、民主党では、クリントン氏が、「民主社会主義者」を自称するバーニー・サンダース上院議員と大接戦を招き、共和党では、トランプ氏がクルーズ上院議員にトップの座を奪われました。
かねて遊爺が期待している、ルビオ氏の急浮上は、共和党の候補になれるかもしれない勢いを感じますが、共和党の候補になれるのか、注目されます。
2/4(木)~青山繁晴・居島一平~【虎ノ門ニュース 8時入り!】
(米大統領戦の話は、1時間27分経過あたりからで、ルビオ氏については、1時間40分経過したあたりからです。お急ぎの方は、画面下部のルーラーで早送りしてご覧ください。)
リベラルな民主党と言えども、「民主社会主義者」を自称して、ヒラリー氏が指摘するように、財政支出削減に取り組んでいる米国の台所で、予算のあてもなく大盤振る舞いをするバーニー・サンダース上院議員が大統領候補になることは考えづらく、また、「社会主義」を唱える候補では、全米での戦いに勝てるべくもなく、電話での秘密情報混同問題があったにせよ、民主党はヒラリー氏にならざるをえないでしょう。
その、ヒラリー氏に勝てる共和党候補は誰か。
党の大統領候補者は、各候補の得票数で語られている報道が大半ですが、実際には代議員の獲得数で決まります。アイオワの党員集会での結果は以下です。
--------------------
【民主党】
ヒラリー・クリントン 得票率49.9%/獲得代議員数23
バーニー・サンダース 得票率49.6%/獲得代議員数21
マーティン・オマリー 得票率0.6%/獲得代議員数 0
【共和党】
テッド・クルーズ 得票率27.6%/獲得代議員数8
ドナルド・トランプ 得票率24.3%/獲得代議員数7
マルコ・ルビオ 得票率23.1%/獲得代議員数7
ベン・カーソン 得票率9.3%/獲得代議員数3
ランド・ポール 得票率4.5%/獲得代議員数1
ジェブ・ブッシュ 得票率2.8%/獲得代議員数1
カーリー・フィオリーナ 得票率1.9%/獲得代議員数1
ジョン・ケーシック 得票率1.9%/獲得代議員数1
以下、獲得代議員数0の候補者は省略。
--------------------
共和党の候補は、消去法で行っても、ルビオ氏。党の主流派の支持獲得からもルビオ氏。トランプ氏と肩を並べて同数の代議員を獲得した勢いからも、ルビオ氏が急浮上ですね。
4日の世論調査では、ニューハンプシャーでは、トランプ氏が29%で首位。ルビオ氏が、18%で2位に浮上。全国では、トランプ氏が、大幅下落して25%。ルビオ、クルーズ両氏が共に21%と猛追。
つまり、ルビオ氏が急上昇中です。 オバマ氏が大統領になった時も、選挙戦を戦いながら旋風を起こして勝ち進みました。ルビオ氏の上昇の勢いが、本物になって続くのか。注目されますね。
冒頭の画像は、マルコ・ルビオ上院議員と家族
この花の名前は、シロバナマンジュシャゲ
政府広報(北方領土問題) - YouTube
↓よろしかったら、お願いします。
事前の予測報道に反し、民主党では、クリントン氏が、「民主社会主義者」を自称するバーニー・サンダース上院議員と大接戦を招き、共和党では、トランプ氏がクルーズ上院議員にトップの座を奪われました。
かねて遊爺が期待している、ルビオ氏の急浮上は、共和党の候補になれるかもしれない勢いを感じますが、共和党の候補になれるのか、注目されます。
米 2016 大統領選 急伸ルビオ氏 「党内団結」PR 「トランプ支持」下落 共和党三つどもえ (2/6 読売朝刊)
【ワシントン=今井隆】米大統領選の共和党指名候補争いで、主流派の期待を集めるマルコ・ルビオ上院議員(44)が支持を広げている。1日のアイオワ州党員集会で予想を上回る得票率で3位に入ると、その後の世論調査で上昇気流に乗った。9日のニューハンプシャー州予備選で主流派トップに立てば、その支持を糾合し、支持率が下落する不動産王ドナルド・トランプ氏(69)に対抗する立場を確立しそうだ。
■一気に7ポイント
CNNテレビが4日発表したニューハンプシャーの世論調査では、トランプ氏が29%で首位を堅持する一方、ルビオ氏はアイオワ州党員集会直前より一気に7ポイント伸ばして18%の2位に浮上。アイオワを制したテッド・クルーズ上院議員(45)は13%の3位で、支持基盤のキリスト教右派が弱いニューハンプシャーでは苦戦気味だ。
世論調査会社「PPP」が4日発表した全米世論調査では、トランプ氏が12月中旬に発表した調査から9ポイントも大幅下落して25%となった一方、ルビオ、クルーズ両氏が共に21%と猛追し、指名レースは三つどもえの様相を呈してきた。
共和党の9人の候補者のうち、トランプ、クルーズ、ルビオ3氏に限定した質問では、ルビオ氏が34%でトランプ氏(33%)とクルーズ氏(25%)を抜いて首位に立った。
■高い勝算 「党を速やかに団結させる」 ルビオ氏は4日、ニューハンプシャー州で集会を重ね、セールスポイントを盛んに売り込んだ。
ルビオ氏は元々、草の根の保守強硬派「茶会運動」を支持基盤とする保守派だ。演説でも、医療保険改革「オバマケア」の廃止やイラン核合意破棄など、保守派のクルーズ氏と重なる主張が多い。安全保障政策は生粋のタカ派だ。
一方、不法移民に市民権獲得の道を開く移民制度改革を一時推進したことで保守色がやや薄まり、支持層が穏健な主流派にも広がった。主流派と保守派で分裂気味の党をまとめる可能性を秘めているのが強みだ。
両親がキューバ系移民のルビオ氏なら、共和党が苦手とするヒスパニック(中南米)系の支持が期待できる。民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)との一騎打ちを想定した世論調査では、他の共和党候補よりも勝算が高いのが特徴だ。
■経験不足 弱点は上院議員1期目からくる経験不足で、「第2のオバマはいらない」との指摘は多い。
支持層が重なる主流派候補はこの点を突き、テレビCMで中傷を繰り返している。移民制度改革を推進したことをめぐっては、クルーズ氏から「オバマに加担した」と攻撃されている。 現状では主流派と保守派から挟撃にあい、トランプ氏も攻撃を強めてきそうだ。ニューハンプシャーでどうはね返すかがルビオ氏の試金石になる。
青山繁晴氏は、ルビオ氏を八方美人と評しながらも、多くの人の声を取り入れているとの評価もしておられますね。【ワシントン=今井隆】米大統領選の共和党指名候補争いで、主流派の期待を集めるマルコ・ルビオ上院議員(44)が支持を広げている。1日のアイオワ州党員集会で予想を上回る得票率で3位に入ると、その後の世論調査で上昇気流に乗った。9日のニューハンプシャー州予備選で主流派トップに立てば、その支持を糾合し、支持率が下落する不動産王ドナルド・トランプ氏(69)に対抗する立場を確立しそうだ。
■一気に7ポイント
CNNテレビが4日発表したニューハンプシャーの世論調査では、トランプ氏が29%で首位を堅持する一方、ルビオ氏はアイオワ州党員集会直前より一気に7ポイント伸ばして18%の2位に浮上。アイオワを制したテッド・クルーズ上院議員(45)は13%の3位で、支持基盤のキリスト教右派が弱いニューハンプシャーでは苦戦気味だ。
世論調査会社「PPP」が4日発表した全米世論調査では、トランプ氏が12月中旬に発表した調査から9ポイントも大幅下落して25%となった一方、ルビオ、クルーズ両氏が共に21%と猛追し、指名レースは三つどもえの様相を呈してきた。
共和党の9人の候補者のうち、トランプ、クルーズ、ルビオ3氏に限定した質問では、ルビオ氏が34%でトランプ氏(33%)とクルーズ氏(25%)を抜いて首位に立った。
■高い勝算 「党を速やかに団結させる」 ルビオ氏は4日、ニューハンプシャー州で集会を重ね、セールスポイントを盛んに売り込んだ。
ルビオ氏は元々、草の根の保守強硬派「茶会運動」を支持基盤とする保守派だ。演説でも、医療保険改革「オバマケア」の廃止やイラン核合意破棄など、保守派のクルーズ氏と重なる主張が多い。安全保障政策は生粋のタカ派だ。
一方、不法移民に市民権獲得の道を開く移民制度改革を一時推進したことで保守色がやや薄まり、支持層が穏健な主流派にも広がった。主流派と保守派で分裂気味の党をまとめる可能性を秘めているのが強みだ。
両親がキューバ系移民のルビオ氏なら、共和党が苦手とするヒスパニック(中南米)系の支持が期待できる。民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)との一騎打ちを想定した世論調査では、他の共和党候補よりも勝算が高いのが特徴だ。
■経験不足 弱点は上院議員1期目からくる経験不足で、「第2のオバマはいらない」との指摘は多い。
支持層が重なる主流派候補はこの点を突き、テレビCMで中傷を繰り返している。移民制度改革を推進したことをめぐっては、クルーズ氏から「オバマに加担した」と攻撃されている。 現状では主流派と保守派から挟撃にあい、トランプ氏も攻撃を強めてきそうだ。ニューハンプシャーでどうはね返すかがルビオ氏の試金石になる。
2/4(木)~青山繁晴・居島一平~【虎ノ門ニュース 8時入り!】
(米大統領戦の話は、1時間27分経過あたりからで、ルビオ氏については、1時間40分経過したあたりからです。お急ぎの方は、画面下部のルーラーで早送りしてご覧ください。)
リベラルな民主党と言えども、「民主社会主義者」を自称して、ヒラリー氏が指摘するように、財政支出削減に取り組んでいる米国の台所で、予算のあてもなく大盤振る舞いをするバーニー・サンダース上院議員が大統領候補になることは考えづらく、また、「社会主義」を唱える候補では、全米での戦いに勝てるべくもなく、電話での秘密情報混同問題があったにせよ、民主党はヒラリー氏にならざるをえないでしょう。
その、ヒラリー氏に勝てる共和党候補は誰か。
党の大統領候補者は、各候補の得票数で語られている報道が大半ですが、実際には代議員の獲得数で決まります。アイオワの党員集会での結果は以下です。
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【民主党】
ヒラリー・クリントン 得票率49.9%/獲得代議員数23
バーニー・サンダース 得票率49.6%/獲得代議員数21
マーティン・オマリー 得票率0.6%/獲得代議員数 0
【共和党】
テッド・クルーズ 得票率27.6%/獲得代議員数8
ドナルド・トランプ 得票率24.3%/獲得代議員数7
マルコ・ルビオ 得票率23.1%/獲得代議員数7
ベン・カーソン 得票率9.3%/獲得代議員数3
ランド・ポール 得票率4.5%/獲得代議員数1
ジェブ・ブッシュ 得票率2.8%/獲得代議員数1
カーリー・フィオリーナ 得票率1.9%/獲得代議員数1
ジョン・ケーシック 得票率1.9%/獲得代議員数1
以下、獲得代議員数0の候補者は省略。
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共和党の候補は、消去法で行っても、ルビオ氏。党の主流派の支持獲得からもルビオ氏。トランプ氏と肩を並べて同数の代議員を獲得した勢いからも、ルビオ氏が急浮上ですね。
4日の世論調査では、ニューハンプシャーでは、トランプ氏が29%で首位。ルビオ氏が、18%で2位に浮上。全国では、トランプ氏が、大幅下落して25%。ルビオ、クルーズ両氏が共に21%と猛追。
つまり、ルビオ氏が急上昇中です。 オバマ氏が大統領になった時も、選挙戦を戦いながら旋風を起こして勝ち進みました。ルビオ氏の上昇の勢いが、本物になって続くのか。注目されますね。
冒頭の画像は、マルコ・ルビオ上院議員と家族
この花の名前は、シロバナマンジュシャゲ
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