遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

英 EU離脱へ

2016-06-24 23:58:58 | my notice
 注目の英国のEU離脱の是非を問う国民投票は、直前の予測に反して「離脱」の結果となりました。
 「離脱」が多数で推移してきたものの、直前には、英労働党の女性下院議員ジョー・コックス氏の殺害事件の影響か、「残留」が盛り返したとの報道が大勢を占めるようになっていましたね。
 それだけに、「離脱」多数の結果の衝撃は大きいものがある様子です。
 
英国、EU離脱へ 世界を揺らした24時間:日本経済新聞
 
英「EU離脱」多数…国民投票 円一時99円台 株1300円安 : 読売プレミアム 2016年6月24日15時0分

 欧州連合(EU)残留か離脱かを問う英国の国民投票が23日に行われ、同日午後10時(日本時間24日午前6時)に投票を締め切り即日開票した。英BBC放送は24日、離脱が残留を上回る見通しと報じた。離脱が過半数となることが確実となった。1993年に発足し、統合を深めてきたEUの歴史的な転換点となる。拡大を続けたEUの加盟国が離脱するのは初めて。これを受け、24日の東京金融市場では、安全資産とされる円が買われて急速に円高が進み、円相場は一時、2年7か月ぶりに1ドル=99円台をつけた
。日経平均株価(225種)も約4か月ぶりに1万5000円を割り込むなど混乱が広がっている。英国だけでなく欧州や世界の経済にも大きな影響が及ぶことが懸念される。

2年めど脱退交渉
 【ロンドン=角谷志保美】国民の離脱への民意が示されたことを受け、英国は今後、EUに離脱を通知し、脱退協定の交渉に入る。今回の英国の国民投票に法的な拘束力はないが、民意を尊重せざるを得ないとみられる。EUの基本条約であるリスボン条約では、離脱通知から2年後にEU法の適用を停止すると定めている。
2年をメドに脱退協定や新たな自由貿易協定について交渉し、正式に離脱することになる。国民投票の実施を決めたキャメロン英首相の進退が問われる可能性がある。英国はEUの前身の欧州共同体(EC)に1973年に加盟した。
<中略>

 BBCは「残留支持者が多い都市部と、離脱支持者が多い地方との争いになっている」と報じた。英民放ITVは、残留支持者が多いとされるスコットランドで投票率が低いとみられることから、離脱派に有利になったと分析した。英国中部では、残留派が優勢とされたニューカッスルでは、残留50・7%、離脱49・3%と僅差だった。離脱派がやや優勢とされたサンダーランドでは、離脱61・3%、残留が38・7%と大差となった。
 国民投票では、
経済と移民問題が主な争点となった。労働者や地方は、EUの加盟国間で人の移動が自由なため、移民に雇用を奪われていることに不満を募らせ離脱を支持した。離脱派には、官僚主義のEUが作るルールから逃れ、英国の主権を取り戻すべきだとの考えも強かった。残留の旗振り役はキャメロン氏で、大手企業も経済への打撃を懸念し、残留を訴えたが国民に響かなかった。

 歓喜、失望 英を二分 「EU離脱」多数 : 読売プレミアム

 移民に雇用を奪われるという、労働者や地方の声と、EUが作るルールから逃れ、英国の主権を取り戻すべきと言う英国のプライドとが、残留の経済効果を上回ったということなのですね。

 これを機に、EUからの離脱が広まったり、「残留」支持の多いスコットランドの分離独立の再燃が懸念されます。
 
EU分裂の危機…各国離脱派 伸長恐れ : 読売プレミアム
 スコットランド「独立」再燃か…住民投票準備も : 国際 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 最初に市場が開いた東京市場の円高、株安の動きは、欧州を経由して、ニューヨークへと広がり、世界同時株安の状況となりました。
 
米国株、急反落で始まる ダウ一時538ドル安、英のEU離脱受け  :日本経済新聞

 英国の「EU離脱ショック」が、一時的なもので終わるのか、リーマンショック並に広まるのか。両方の声が聞かれます。
 明日以降の動向に、要注目ですね。



 # 冒頭の画像は、辞意を表明したキャメロン首相




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