遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

「オール沖縄」が凋落 衆院選で独占の 4選挙区を、2勝 2敗

2021-11-16 01:23:56 | 英国全般
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する「オール沖縄」と名乗る勢力が、一気に失速している。
 先の衆院選では、沖縄の4つある小選挙区で自民党と「2勝2敗」に終わり、辺野古を含む選挙区も自民党に奪われた。
 「オール沖縄」と名乗る勢力が、沖縄を席巻する勢いだったが、今や凋落(ちょうらく)ぶりが著しい。「反基地」の訴えが県民の心に届かなくなりつつあるようだと、八重山日報の仲新城誠(なかしんじょう・まこと)編集主幹。
 
【沖縄が危ない!】「オール沖縄」が凋落 反基地の訴え県民に届かず…衆院選で2勝2敗 要因はコロナ不況の危機感 甦る90年代の「デジャブ」 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2021.11.14

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する「オール沖縄」と名乗る勢力が、一気に失速している。

 
先の衆院選では沖縄の4つある小選挙区で自民党と「2勝2敗」に終わり、辺野古を含む選挙区も自民党に奪われたのだ。

 
2014年の衆院選では、沖縄の選挙区すべてを独占した。その後の主要選挙でも、沖縄を席巻する勢いだったが、今や凋落(ちょうらく)ぶりが著しい「反基地」の訴えが県民の心に届かなくなりつつあるようだ

 
最大の理由は、コロナ禍である。

 沖縄の
基幹産業である観光業が壊滅的な打撃を受け、県民は日々の暮らしに不安を感じるようになった

 衆院選で
「オール沖縄」勢力の候補も、コロナ対策を中心に訴えざるを得ず、辺野古は中心的な争点ではなくなった。そうなると俄然(がぜん)、政策に現実味がある政権与党の候補に支持が集まるようになった

 この光景は、
沖縄県民の私にとって「デジャブ」である。1990年代にも反基地で圧倒的な人気を誇る革新系の知事がいたが、沖縄が不況に陥ると支持が急降下し、保守系が県政を奪還した。

 あるベテランの自民党議員は「これまでは『オール沖縄』の天下だったが、経済が悪くなると、県民の支持は必ずわれわれに戻ってくる」と私に耳打ちした。その通りの状況になったわけだ。

 念のために言うと、
景気が悪化したからと言って反基地の有権者が考えを改め、こぞって政権与党に投票するようになったわけではない。今回の衆院選でも「オール沖縄」への支持はそれなりに底堅いのだが、それ以上に、自民党候補の得票数が増えているのである。

 
これまで漫然と「オール沖縄」勢力の台頭を見過ごしてきた有権者が「これではいけない」と現状に危機感を抱き始めたのだ。

 「オール沖縄」勢力が結成されたのは故・翁長雄志氏が当選した2014年知事選である。翁長氏は元自民党であり、当時は保革を糾合した政治勢力とされた。

 しかし
近年、「オール沖縄」勢力から有力政治家や支援企業の離脱が相次ぎ、保守色が急速に薄れた残留メンバーを見る限り、単なる左派系野党集団へ先祖返りしている

 
今回の衆院選で4選挙区に擁立したのも、共産党と社民党、立憲民主党の公認候補で、本土の「野党共闘」と異ならない。もはや「オール沖縄」という名称そのものが僭称であると言っていい

 
来年は沖縄の天王山である知事選をはじめ、参院選、辺野古の地元・名護市の市長選、尖閣諸島を抱える石垣市の市長選がある。勝敗は軽々に予測できない。だが、選挙結果によっては「オール沖縄」が沖縄から消えることになるだろう。

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 ■仲新城誠(なかしんじょう・まこと) 1973年、沖縄県石垣市生まれ。琉球大学卒業後、99年に地方紙「八重山日報社」に入社。2010年、同社編集長に就任。現在、同社編集主幹。同県のメディアが、イデオロギー色の強い報道を続けるなか、現場主義の中立的な取材・報道を心がけている。著書に『「軍神」を忘れた沖縄』(閣文社)、『翁長知事と沖縄メディア 「反日・親中」タッグの暴走』(産経新聞出版)、『偏向の沖縄で「第三の新聞」を発行する』(同)など。

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 自称「オール沖縄」は、2017年に、宮古島、浦添、うるまの県内 3市長選で敗れ、当時の翁長知事のおひざ元の那覇市議会選挙でも過半数割れをし、世界一危険な普天間飛行場の移転先、辺野古・キャンプシュアブの所在地の名護市長選(2018年2月5日)でも、稲嶺氏が、無所属新人で元市議の渡具知武豊(とぐち・たけとよ)氏(56)(自民、公明、維新推薦)にぶれました。
 「オール沖縄」離れが始まったのですが、県知事選の直前に敗勢が濃かった翁長知事が亡くなり、弔い合戦となり、翁長知事の後継として立候補した現玉木知事が誕生し、息を吹き返していたのでした。
 「オール沖縄」 4連敗 - 遊爺雑記帳
 名護市長選、「オール沖縄」の稲嶺氏 3選ならず - 遊爺雑記帳

 しかし、今回の衆議院選では、4つの小選挙区を独占していたのですが、2つの小選挙区(辺野古の選挙区を含む)を自民党に奪たと仲新城編集主幹。
 最大の理由は、コロナ禍だと。
 沖縄の基幹産業である観光業が壊滅的な打撃を受け、県民は日々の暮らしに不安を感じるようになった。

 衆院選で「オール沖縄」勢力の候補も、コロナ対策を中心に訴えざるを得ず、辺野古は中心的な争点ではなくなった。そうなると俄然、政策に現実味がある政権与党の候補に支持が集まるようになった。
 
 これまでも、沖縄が不況に陥るとオール沖縄勢支持が急降下し、保守系が県政を奪還したと仲新城編集主幹。

 念のために言うと、今回は、景気が悪化したからと言って反基地の有権者が考えを改め、こぞって政権与党に投票するようになったわけではない。今回の衆院選でも「オール沖縄」への支持はそれなりに底堅いのだが、それ以上に、自民党候補の得票数が増えているのであると。
 ただ、これまで漫然と「オール沖縄」勢力の台頭を見過ごしてきた有権者が「これではいけない」と現状に危機感を抱き始めたのだと、仲新城編集主幹。

 しかし近年、「オール沖縄」勢力から有力政治家や支援企業の離脱が相次ぎ、保守色が急速に薄れた。残留メンバーを見る限り、単なる左派系野党集団へ先祖返りしていると。
 今回の衆院選で 4選挙区に擁立したのも、共産党と社民党、立憲民主党の公認候補で、本土の「野党共闘」と異ならない。もはや「オール沖縄」という名称そのものが僭称であると言っていいと、仲新城編集主幹。

 来年は沖縄の天王山である知事選をはじめ、参院選、辺野古の地元・名護市の市長選、尖閣諸島を抱える石垣市の市長選があるのだそうです。
 勝敗は軽々に予測できない。だが、選挙結果によっては「オール沖縄」が沖縄から消えることになるだろうと、仲新城編集主幹。

 共産党と政策が異なるのに野合した民主党は、小選挙区ではある程度の効果をだしましたが、比例で大幅に議席を減らし、枝野代表は辞任しました。
 
 社会民主党、日本共産党、沖縄社会大衆党、立憲民主党、沖縄の風(沖縄県選出の参議院議員2名による院内会派)、うりずんの会(沖縄県選出・出身の野党国会議員による超党派議員連盟)、ニライ(親翁長・玉城派の元自民党や社民党・社大党の市議らによる那覇市議会の会派)、おきなわ(翁長・玉城県政を支える無所属県議らによる沖縄県議会の会派、旧称「県民ネット」)、新しい風・にぬふぁぶし 等でスタートした「オール沖縄」ですが、仲新城編集主幹が指摘されている様に、「野党共闘」団体となり、自称「オール沖縄」と化した「オール沖縄」。
 来年の選挙戦は、翁長氏弔い合戦前の、2017 ~ 18年の組長戦連敗の時に戻るのでしょうか。
 県民の方々の、尖閣諸島の領海を含む近海への、中国・「海警」の侵入を含め、選択に要注目ですね。



 # 冒頭の画像は、玉城・デニー沖縄知事




  この花の名前は、ガーデンマム


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写真素材のピクスタ


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