
韓国人元徴用工訴訟などで悪化している日韓関係を巡り、米議会が韓国の対日姿勢に懸念を強めていて、「建設的で未来志向の日韓関係は、米国の外交、経済、安全保障上の国益にも、安定したインド太平洋地域の発展を支える包括的な仕組みにも重要だ」と明記した決議案を、米議会の超党派議員が上下院に提出したのだそうです。
2回目の米朝首脳会談を今月末に控え、日韓関係の悪化が日米韓3か国の協力に悪影響を及ぼすことを憂慮しているのが原因なのだそうです。
ブラッド・シャーマン下院議員(民主)は「歴史(に由来する問題)が、直面している安全保障上の脅威への対処を妨げることを許すことはできない」と訴えたのだそうです。
その歴史認識は、両国の協議での合意事項が政権が変わる毎に合意事項が、韓国側により一方的に初期化され繰り返され続けているのですね。
上下両院の外交委員会の上層部は、元徴用工訴訟や韓国海軍によるレーダー照射の問題を巡る韓国政府の対応に強い疑問を抱いており、韓国側に対し、対応の改善を直接促しているのだそうです。
決議案は、韓国に対してのメッセージ性が強いものなのだそうですが、数週間の審議を経た後、成立する公算が大きいのだそうです。
ワシントンを訪問中の韓国の文喜相(ムンヒサン)国会議長の、天皇陛下に関する発言が波紋を呼んでいますが、米側から懸念が示された模様なのだと。
米国の国防当局も懸念を募らせていて、米インド太平洋軍のフィリップ・デービッドソン司令官は、日韓の防衛当局と意思疎通を図り、関係改善を働きかけていく方針も示したのだそうです。
韓国の文喜相(ムンヒサン)国会議長の、慰安婦問題を巡り天皇陛下の謝罪を求めた発言についての安倍首相の謝罪と撤回の要求に対し、その後も同趣旨の発言を繰り返し、謝罪や撤回を拒否する姿勢に、安倍首相は、前日に続き激しく非難したのだそうですね。
朴槿恵前政権時代の2015年の日韓合意で、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認している。日本側は合意の中で、安倍首相による「おわびと反省の気持ち」を表明しました。
(遊爺個人としては、韓国のいうがままで、大使館前の慰安婦像の撤去については曖昧で、国益より相手のうけを優先する岸田流外交には反対でしたが、駄目押し不足で、案の定いまや反故同然となった。)
首相は「国と国との約束が政権が代わったからといって覆されるようになったら、国と国との関係は成り立たなくなる」と指摘。韓国側に引き続き外交ルートを通じて謝罪と撤回を求める考えを示したのだそうですが、韓国の文喜相国会議長は、謝罪と撤回に応じない考えを示し、日韓合意を念頭に、「合意書が数十個あったところで、どうするのか。被害者の最後の許しがあるまで謝罪しろということだ」と述べているのだそうです。
法治国家ではない、情ち(治 or 痴)国家の理屈です。
米国議会でも指摘される韓国の屈折言動。
対日外交を軽視する文在寅政権。何がそうさせているのでしょう。
法より正義や道徳を重んじる風潮。つまり、法治国家ではなく情ち(治or痴)国家となり、市民団体や労組、メディアなどの非政府組織が政府よりも力を持つ国家になっているのだと。
そして、文氏の周辺に対日外交を大局的、戦略的に考えるブレーンがほとんどいないため、「場当たり的な外交に陥っている」と。
「青瓦台は南北や米朝関係が進めば、日本政府も協力せざるを得ないと考えているようだ」と、上から目線で軽視している。。
日韓議連の日本の国会議員。媚中の二階幹事長。歴代の事なかれ主義の総理。こうした輩には、韓国側も従来道理の、ただっこの甘えで通用してきました。
しかし、一連の文在寅政権の言動には、今回は、日本国民も安倍政権も堪忍袋の緒が切れています。
是是非非で、いうべきことは言う、駄目なことは駄目と言う姿勢に転じています。
文在寅の韓国は、このまま北朝鮮に飲み込まれていくのでしょうか。
# 冒頭の画像は、韓国大統領府前にある広場で作成中の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩委員長が握手する絵

サネカズラの果実

竹島に関する動画 / 政府広報 - YouTube
杉原由美子氏による絵本「メチのいた島」読み聞かせ - YouTube
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米議会、韓国の対応懸念 対日改善促す決議案 米朝会談前3か国協力訴え (2/14 読売朝刊)
【ワシントン=大木聖馬】韓国人元徴用工訴訟などで悪化している日韓関係を巡り、米議会が韓国の対日姿勢に懸念を強めている。2回目の米朝首脳会談を今月末に控え、日韓関係の悪化が日米韓3か国の協力に悪影響を及ぼすことを憂慮しているためだ。米議会の超党派議員は12日、決議案を上下両院に提出し、3か国協力の重要性を呼びかけた。
「建設的で未来志向の日韓関係は、米国の外交、経済、安全保障上の国益にも、安定したインド太平洋地域の発展を支える包括的な仕組みにも重要だ」。決議案はこう明記し、日韓関係の改善を促した。
決議案はコーリー・ガードナー上院議員(共和)やエリオット・エンゲル下院議員(民主)ら7人が提出した。ブラッド・シャーマン下院議員(民主)は「歴史(に由来する問題)が我々の直面している安全保障上の脅威への対処を妨げることを許すことはできない」と訴えた。
米議会関係者によると、上下両院の外交委員会の上層部は、元徴用工訴訟や韓国海軍によるレーダー照射の問題を巡る韓国政府の対応に強い疑問を抱いており、韓国側に対し、対応の改善を直接促しているという。
決議案は数週間の審議を経た後、成立する公算が大きい。関係者は「日本よりも韓国に対してのメッセージ性が強い」と指摘している。
ワシントンを訪問中の韓国の文喜相(ムンヒサン)国会議長に対しても、米側から懸念が示された模様だ。
米国の国防当局も懸念を募らせている。米インド太平洋軍のフィリップ・デービッドソン司令官は12日、上院軍事委員会の公聴会で日韓関係の悪化について見解を間われ、「インド太平洋地域の未来は日米韓などの民主主義国家が長期にわたって協力していく必要があることを日韓両国は理解していると思う」と述べた。日韓の防衛当局と意思疎通を図り、関係改善を働きかけていく方針も示した。
【ワシントン=大木聖馬】韓国人元徴用工訴訟などで悪化している日韓関係を巡り、米議会が韓国の対日姿勢に懸念を強めている。2回目の米朝首脳会談を今月末に控え、日韓関係の悪化が日米韓3か国の協力に悪影響を及ぼすことを憂慮しているためだ。米議会の超党派議員は12日、決議案を上下両院に提出し、3か国協力の重要性を呼びかけた。
「建設的で未来志向の日韓関係は、米国の外交、経済、安全保障上の国益にも、安定したインド太平洋地域の発展を支える包括的な仕組みにも重要だ」。決議案はこう明記し、日韓関係の改善を促した。
決議案はコーリー・ガードナー上院議員(共和)やエリオット・エンゲル下院議員(民主)ら7人が提出した。ブラッド・シャーマン下院議員(民主)は「歴史(に由来する問題)が我々の直面している安全保障上の脅威への対処を妨げることを許すことはできない」と訴えた。
米議会関係者によると、上下両院の外交委員会の上層部は、元徴用工訴訟や韓国海軍によるレーダー照射の問題を巡る韓国政府の対応に強い疑問を抱いており、韓国側に対し、対応の改善を直接促しているという。
決議案は数週間の審議を経た後、成立する公算が大きい。関係者は「日本よりも韓国に対してのメッセージ性が強い」と指摘している。
ワシントンを訪問中の韓国の文喜相(ムンヒサン)国会議長に対しても、米側から懸念が示された模様だ。
米国の国防当局も懸念を募らせている。米インド太平洋軍のフィリップ・デービッドソン司令官は12日、上院軍事委員会の公聴会で日韓関係の悪化について見解を間われ、「インド太平洋地域の未来は日米韓などの民主主義国家が長期にわたって協力していく必要があることを日韓両国は理解していると思う」と述べた。日韓の防衛当局と意思疎通を図り、関係改善を働きかけていく方針も示した。
2回目の米朝首脳会談を今月末に控え、日韓関係の悪化が日米韓3か国の協力に悪影響を及ぼすことを憂慮しているのが原因なのだそうです。
ブラッド・シャーマン下院議員(民主)は「歴史(に由来する問題)が、直面している安全保障上の脅威への対処を妨げることを許すことはできない」と訴えたのだそうです。
その歴史認識は、両国の協議での合意事項が政権が変わる毎に合意事項が、韓国側により一方的に初期化され繰り返され続けているのですね。
上下両院の外交委員会の上層部は、元徴用工訴訟や韓国海軍によるレーダー照射の問題を巡る韓国政府の対応に強い疑問を抱いており、韓国側に対し、対応の改善を直接促しているのだそうです。
決議案は、韓国に対してのメッセージ性が強いものなのだそうですが、数週間の審議を経た後、成立する公算が大きいのだそうです。
ワシントンを訪問中の韓国の文喜相(ムンヒサン)国会議長の、天皇陛下に関する発言が波紋を呼んでいますが、米側から懸念が示された模様なのだと。
米国の国防当局も懸念を募らせていて、米インド太平洋軍のフィリップ・デービッドソン司令官は、日韓の防衛当局と意思疎通を図り、関係改善を働きかけていく方針も示したのだそうです。
韓国の文喜相(ムンヒサン)国会議長の、慰安婦問題を巡り天皇陛下の謝罪を求めた発言についての安倍首相の謝罪と撤回の要求に対し、その後も同趣旨の発言を繰り返し、謝罪や撤回を拒否する姿勢に、安倍首相は、前日に続き激しく非難したのだそうですね。
韓国議長発言 首相、再び激しく非難 文議長、謝罪応じず (読売朝刊 一面)
慰安婦問題を巡り天皇陛下の謝罪を求めた韓国の国会議長の発言が、日韓関係の新たな火種となった。
安倍首相は13日の衆院予算委員会で、議長発言について「多くの国民が驚き、怒りを感じた。甚だしく不適切だ。その後も同趣旨の発言を繰り返しており、極めて遺憾だ」と述べ、前日に続き激しく非難した。
韓国は朴槿恵前政権時代の2015年の日韓合意で、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認している。日本側は合意の中で、安倍首相による「おわびと反省の気持ち」を表明した。首相は「国と国との約束が政権が代わったからといって覆されるようになったら、国と国との関係は成り立たなくなる」と指摘。韓国側に引き続き外交ルートを通じて謝罪と撤回を求める考えを示した。
聯合ニュースによると、訪米中の韓国の文喜相(ムンヒサン)国会議長は12日、「謝罪するような事案ではない」と語り、謝罪と撤回に応じない考えを示した。文氏は「真心のこもった謝罪」が必要だとし、日韓合意を念頭に、「合意書が数十個あったところで、どうするのか。被害者の最後の許しがあるまで謝罪しろということだ」と述べた。
超党派の国会議員でつくる「日韓議員連盟」の額賀福志郎会長は13日、ソウルで韓国の李洛淵(イナギョン)首相と会談し、文氏の発言に強く抗議したほか、韓国人元徴用工の訴訟問題への適切な対応を求めた。李氏は徴用工訴訟の責任者で、「韓日関係をこれ以上悪化させたくない。(対応策を)真剣に考える」と述べたが、具体策には触れなかったという。会談時間は約1時間20分で、「韓日議員連盟」の姜昌一(カンチャンイル)会長も同席した。
慰安婦問題を巡り天皇陛下の謝罪を求めた韓国の国会議長の発言が、日韓関係の新たな火種となった。
安倍首相は13日の衆院予算委員会で、議長発言について「多くの国民が驚き、怒りを感じた。甚だしく不適切だ。その後も同趣旨の発言を繰り返しており、極めて遺憾だ」と述べ、前日に続き激しく非難した。
韓国は朴槿恵前政権時代の2015年の日韓合意で、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認している。日本側は合意の中で、安倍首相による「おわびと反省の気持ち」を表明した。首相は「国と国との約束が政権が代わったからといって覆されるようになったら、国と国との関係は成り立たなくなる」と指摘。韓国側に引き続き外交ルートを通じて謝罪と撤回を求める考えを示した。
聯合ニュースによると、訪米中の韓国の文喜相(ムンヒサン)国会議長は12日、「謝罪するような事案ではない」と語り、謝罪と撤回に応じない考えを示した。文氏は「真心のこもった謝罪」が必要だとし、日韓合意を念頭に、「合意書が数十個あったところで、どうするのか。被害者の最後の許しがあるまで謝罪しろということだ」と述べた。
超党派の国会議員でつくる「日韓議員連盟」の額賀福志郎会長は13日、ソウルで韓国の李洛淵(イナギョン)首相と会談し、文氏の発言に強く抗議したほか、韓国人元徴用工の訴訟問題への適切な対応を求めた。李氏は徴用工訴訟の責任者で、「韓日関係をこれ以上悪化させたくない。(対応策を)真剣に考える」と述べたが、具体策には触れなかったという。会談時間は約1時間20分で、「韓日議員連盟」の姜昌一(カンチャンイル)会長も同席した。
朴槿恵前政権時代の2015年の日韓合意で、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認している。日本側は合意の中で、安倍首相による「おわびと反省の気持ち」を表明しました。
(遊爺個人としては、韓国のいうがままで、大使館前の慰安婦像の撤去については曖昧で、国益より相手のうけを優先する岸田流外交には反対でしたが、駄目押し不足で、案の定いまや反故同然となった。)
首相は「国と国との約束が政権が代わったからといって覆されるようになったら、国と国との関係は成り立たなくなる」と指摘。韓国側に引き続き外交ルートを通じて謝罪と撤回を求める考えを示したのだそうですが、韓国の文喜相国会議長は、謝罪と撤回に応じない考えを示し、日韓合意を念頭に、「合意書が数十個あったところで、どうするのか。被害者の最後の許しがあるまで謝罪しろということだ」と述べているのだそうです。
法治国家ではない、情ち(治 or 痴)国家の理屈です。
米国議会でも指摘される韓国の屈折言動。
対日外交を軽視する文在寅政権。何がそうさせているのでしょう。
韓国・文政権の「586」世代、対日外交を軽視 (朝鮮半島ファイル):日本経済新聞 2019/1/11
日韓関係は最悪の新年を迎えた。韓国軍艦による自衛隊機への火器管制レーダー照射や日本企業に賠償を命じた韓国最高裁の元徴用工判決などの紛争が拡大したのは昨年後半以降だ。米朝協議の停滞で南北関係も困難な局面に入った時期と重なる。文在寅(ムン・ジェイン)政権に著しい「日本軽視」の底流にあるのは何か。
「日本は人道的救助作戦への妨害行為を謝罪し、事実歪曲(わいきょく)を即刻中断せよ」。レーダー照射問題で韓国国防省が公開した「反論動画」のタイトルは歴史問題をほうふつとさせる表現だ。北朝鮮の遭難船を助けようとした韓国の善行を日本が故意に妨げた、との言い分。日本統治下で起きた最大の抗日独立運動「三・一運動」から100年にあたる今年の先行きに早くも暗雲が垂れこめている。
■「南北分断、悪いのは日米」
「文大統領の側近らの思考は1980年代のまま。国際情勢の変化を理解できていない」。こう語るのは、保守政権に影響力を持っていた韓国人男性。以下は学生運動団体の幹部だったという当時の回想だ。
「ソウルの大学に入学した80年代初頭は学生運動花盛りで学校は毎日閉鎖されていた。やることがないので仲間で集まって議論するとテーマはきまって『なぜ韓国は分断したのか』。(北朝鮮主席の)金日成(キム・イルソン)は民族を解放した、(韓国の民族主義者の)金九(キム・グ)は南北統一を親日派に邪魔された、悪いのは米国と日本だ。いつもそんな話をしていた。当時の韓国の学生運動家はマルクス経済学に熱中し、日本の左翼の本もたくさん読んでいた。現在の文政権にはそのときの主要メンバーが数多く参加している」
韓国の反政府デモは長期独裁の朴正熙(パク・チョンヒ)大統領時代(在任期間63~79年)にも起きた。だが、ことごとく鎮圧され、デモを率いた中心メンバーは激しい拷問を受けた。全斗煥(チョン・ドファン)政権下での80年代の運動が朴正熙時代とも、60年代~70年代に盛んだった日本の学生運動とも決定的に違ったのは、闘争の末に民主化を勝ち取ったことだ。韓国は憲法の前文にも闘争の歴史を刻みこんでいる。今からまだ30余年前の87年6月29日、大統領直接選挙を受け入れる「民主化宣言」を発表し、軍事独裁は幕を閉じる。
こうした「成功体験」が、法より正義や道徳を重んじる風潮を生みだした。文政権に大きな影響力を持つ革新系の市民運動団体が組織化されたのも80年代。市民団体や労組、メディアなどの非政府組織が政府よりも力を持つ国家に変遷した。
韓国・文政権の「586」世代、対日外交を軽視 (朝鮮半島ファイル):日本経済新聞 2019/1/11
日韓関係は最悪の新年を迎えた。韓国軍艦による自衛隊機への火器管制レーダー照射や日本企業に賠償を命じた韓国最高裁の元徴用工判決などの紛争が拡大したのは昨年後半以降だ。米朝協議の停滞で南北関係も困難な局面に入った時期と重なる。文在寅(ムン・ジェイン)政権に著しい「日本軽視」の底流にあるのは何か。
「日本は人道的救助作戦への妨害行為を謝罪し、事実歪曲(わいきょく)を即刻中断せよ」。レーダー照射問題で韓国国防省が公開した「反論動画」のタイトルは歴史問題をほうふつとさせる表現だ。北朝鮮の遭難船を助けようとした韓国の善行を日本が故意に妨げた、との言い分。日本統治下で起きた最大の抗日独立運動「三・一運動」から100年にあたる今年の先行きに早くも暗雲が垂れこめている。
■「南北分断、悪いのは日米」
「文大統領の側近らの思考は1980年代のまま。国際情勢の変化を理解できていない」。こう語るのは、保守政権に影響力を持っていた韓国人男性。以下は学生運動団体の幹部だったという当時の回想だ。
「ソウルの大学に入学した80年代初頭は学生運動花盛りで学校は毎日閉鎖されていた。やることがないので仲間で集まって議論するとテーマはきまって『なぜ韓国は分断したのか』。(北朝鮮主席の)金日成(キム・イルソン)は民族を解放した、(韓国の民族主義者の)金九(キム・グ)は南北統一を親日派に邪魔された、悪いのは米国と日本だ。いつもそんな話をしていた。当時の韓国の学生運動家はマルクス経済学に熱中し、日本の左翼の本もたくさん読んでいた。現在の文政権にはそのときの主要メンバーが数多く参加している」
韓国の反政府デモは長期独裁の朴正熙(パク・チョンヒ)大統領時代(在任期間63~79年)にも起きた。だが、ことごとく鎮圧され、デモを率いた中心メンバーは激しい拷問を受けた。全斗煥(チョン・ドファン)政権下での80年代の運動が朴正熙時代とも、60年代~70年代に盛んだった日本の学生運動とも決定的に違ったのは、闘争の末に民主化を勝ち取ったことだ。韓国は憲法の前文にも闘争の歴史を刻みこんでいる。今からまだ30余年前の87年6月29日、大統領直接選挙を受け入れる「民主化宣言」を発表し、軍事独裁は幕を閉じる。
こうした「成功体験」が、法より正義や道徳を重んじる風潮を生みだした。文政権に大きな影響力を持つ革新系の市民運動団体が組織化されたのも80年代。市民団体や労組、メディアなどの非政府組織が政府よりも力を持つ国家に変遷した。
<中略>
■場当たり外交
朝鮮戦争を経験した60、70歳代は、北朝鮮政権を敵対視する保守層の中核になっている。一般市民の50歳代は民主化後に高度経済成長の果実を手に入れるなど安定志向が強まっている。朴前大統領のスキャンダルに政治の危機を感じてデモに駆けつけたが、政権交代を見届けると再び日常生活に戻っていった。再び政治が乱れたと見れば、次は文政権に矛先を転じる可能性も秘めている。
青瓦台の「586」は南北関係への熱い思い入れと対照的に日本との外交への関心は低い。「青瓦台の関心は1に南北関係、2に国内経済。この2つで頭がいっぱいで日韓関係まで頭が回らない」(韓国政府関係者)。韓国内では「文政権内で対日政策に力を持っているのは外相ではなく、市民社会勢力とのパイプ役である大統領の市民社会首席秘書官」(韓国の日韓関係専門家)と笑えない話もある。
文大統領は必ずしも反日ではない。北朝鮮の非核化に伴う朝鮮半島の新秩序づくりに日朝の国交正常化や日本からの支援が不可欠だとわかっているからだ。にもかかわらず文氏の周辺に対日外交を大局的、戦略的に考えるブレーンがほとんどいないため、「場当たり的な外交に陥っている」のが大方の見方だ。
目下の関心は2回目の米朝首脳会談と金正恩氏のソウル訪問。日韓外交筋は「青瓦台は南北や米朝関係が進めば、日本政府も協力せざるを得ないと考えているようだ」とため息をつく。日韓は出口のみえない迷路に入りこんだ。
日韓関係は最悪の新年を迎えた。韓国軍艦による自衛隊機への火器管制レーダー照射や日本企業に賠償を命じた韓国最高裁の元徴用工判決などの紛争が拡大したのは昨年後半以降だ。米朝協議の停滞で南北関係も困難な局面に入った時期と重なる。文在寅(ムン・ジェイン)政権に著しい「日本軽視」の底流にあるのは何か。
「日本は人道的救助作戦への妨害行為を謝罪し、事実歪曲(わいきょく)を即刻中断せよ」。レーダー照射問題で韓国国防省が公開した「反論動画」のタイトルは歴史問題をほうふつとさせる表現だ。北朝鮮の遭難船を助けようとした韓国の善行を日本が故意に妨げた、との言い分。日本統治下で起きた最大の抗日独立運動「三・一運動」から100年にあたる今年の先行きに早くも暗雲が垂れこめている。
■「南北分断、悪いのは日米」
「文大統領の側近らの思考は1980年代のまま。国際情勢の変化を理解できていない」。こう語るのは、保守政権に影響力を持っていた韓国人男性。以下は学生運動団体の幹部だったという当時の回想だ。
「ソウルの大学に入学した80年代初頭は学生運動花盛りで学校は毎日閉鎖されていた。やることがないので仲間で集まって議論するとテーマはきまって『なぜ韓国は分断したのか』。(北朝鮮主席の)金日成(キム・イルソン)は民族を解放した、(韓国の民族主義者の)金九(キム・グ)は南北統一を親日派に邪魔された、悪いのは米国と日本だ。いつもそんな話をしていた。当時の韓国の学生運動家はマルクス経済学に熱中し、日本の左翼の本もたくさん読んでいた。現在の文政権にはそのときの主要メンバーが数多く参加している」
韓国の反政府デモは長期独裁の朴正熙(パク・チョンヒ)大統領時代(在任期間63~79年)にも起きた。だが、ことごとく鎮圧され、デモを率いた中心メンバーは激しい拷問を受けた。全斗煥(チョン・ドファン)政権下での80年代の運動が朴正熙時代とも、60年代~70年代に盛んだった日本の学生運動とも決定的に違ったのは、闘争の末に民主化を勝ち取ったことだ。韓国は憲法の前文にも闘争の歴史を刻みこんでいる。今からまだ30余年前の87年6月29日、大統領直接選挙を受け入れる「民主化宣言」を発表し、軍事独裁は幕を閉じる。
こうした「成功体験」が、法より正義や道徳を重んじる風潮を生みだした。文政権に大きな影響力を持つ革新系の市民運動団体が組織化されたのも80年代。市民団体や労組、メディアなどの非政府組織が政府よりも力を持つ国家に変遷した。
韓国・文政権の「586」世代、対日外交を軽視 (朝鮮半島ファイル):日本経済新聞 2019/1/11
日韓関係は最悪の新年を迎えた。韓国軍艦による自衛隊機への火器管制レーダー照射や日本企業に賠償を命じた韓国最高裁の元徴用工判決などの紛争が拡大したのは昨年後半以降だ。米朝協議の停滞で南北関係も困難な局面に入った時期と重なる。文在寅(ムン・ジェイン)政権に著しい「日本軽視」の底流にあるのは何か。
「日本は人道的救助作戦への妨害行為を謝罪し、事実歪曲(わいきょく)を即刻中断せよ」。レーダー照射問題で韓国国防省が公開した「反論動画」のタイトルは歴史問題をほうふつとさせる表現だ。北朝鮮の遭難船を助けようとした韓国の善行を日本が故意に妨げた、との言い分。日本統治下で起きた最大の抗日独立運動「三・一運動」から100年にあたる今年の先行きに早くも暗雲が垂れこめている。
■「南北分断、悪いのは日米」
「文大統領の側近らの思考は1980年代のまま。国際情勢の変化を理解できていない」。こう語るのは、保守政権に影響力を持っていた韓国人男性。以下は学生運動団体の幹部だったという当時の回想だ。
「ソウルの大学に入学した80年代初頭は学生運動花盛りで学校は毎日閉鎖されていた。やることがないので仲間で集まって議論するとテーマはきまって『なぜ韓国は分断したのか』。(北朝鮮主席の)金日成(キム・イルソン)は民族を解放した、(韓国の民族主義者の)金九(キム・グ)は南北統一を親日派に邪魔された、悪いのは米国と日本だ。いつもそんな話をしていた。当時の韓国の学生運動家はマルクス経済学に熱中し、日本の左翼の本もたくさん読んでいた。現在の文政権にはそのときの主要メンバーが数多く参加している」
韓国の反政府デモは長期独裁の朴正熙(パク・チョンヒ)大統領時代(在任期間63~79年)にも起きた。だが、ことごとく鎮圧され、デモを率いた中心メンバーは激しい拷問を受けた。全斗煥(チョン・ドファン)政権下での80年代の運動が朴正熙時代とも、60年代~70年代に盛んだった日本の学生運動とも決定的に違ったのは、闘争の末に民主化を勝ち取ったことだ。韓国は憲法の前文にも闘争の歴史を刻みこんでいる。今からまだ30余年前の87年6月29日、大統領直接選挙を受け入れる「民主化宣言」を発表し、軍事独裁は幕を閉じる。
こうした「成功体験」が、法より正義や道徳を重んじる風潮を生みだした。文政権に大きな影響力を持つ革新系の市民運動団体が組織化されたのも80年代。市民団体や労組、メディアなどの非政府組織が政府よりも力を持つ国家に変遷した。
<中略>
■場当たり外交
朝鮮戦争を経験した60、70歳代は、北朝鮮政権を敵対視する保守層の中核になっている。一般市民の50歳代は民主化後に高度経済成長の果実を手に入れるなど安定志向が強まっている。朴前大統領のスキャンダルに政治の危機を感じてデモに駆けつけたが、政権交代を見届けると再び日常生活に戻っていった。再び政治が乱れたと見れば、次は文政権に矛先を転じる可能性も秘めている。
青瓦台の「586」は南北関係への熱い思い入れと対照的に日本との外交への関心は低い。「青瓦台の関心は1に南北関係、2に国内経済。この2つで頭がいっぱいで日韓関係まで頭が回らない」(韓国政府関係者)。韓国内では「文政権内で対日政策に力を持っているのは外相ではなく、市民社会勢力とのパイプ役である大統領の市民社会首席秘書官」(韓国の日韓関係専門家)と笑えない話もある。
文大統領は必ずしも反日ではない。北朝鮮の非核化に伴う朝鮮半島の新秩序づくりに日朝の国交正常化や日本からの支援が不可欠だとわかっているからだ。にもかかわらず文氏の周辺に対日外交を大局的、戦略的に考えるブレーンがほとんどいないため、「場当たり的な外交に陥っている」のが大方の見方だ。
目下の関心は2回目の米朝首脳会談と金正恩氏のソウル訪問。日韓外交筋は「青瓦台は南北や米朝関係が進めば、日本政府も協力せざるを得ないと考えているようだ」とため息をつく。日韓は出口のみえない迷路に入りこんだ。
法より正義や道徳を重んじる風潮。つまり、法治国家ではなく情ち(治or痴)国家となり、市民団体や労組、メディアなどの非政府組織が政府よりも力を持つ国家になっているのだと。
そして、文氏の周辺に対日外交を大局的、戦略的に考えるブレーンがほとんどいないため、「場当たり的な外交に陥っている」と。
「青瓦台は南北や米朝関係が進めば、日本政府も協力せざるを得ないと考えているようだ」と、上から目線で軽視している。。
日韓議連の日本の国会議員。媚中の二階幹事長。歴代の事なかれ主義の総理。こうした輩には、韓国側も従来道理の、ただっこの甘えで通用してきました。
しかし、一連の文在寅政権の言動には、今回は、日本国民も安倍政権も堪忍袋の緒が切れています。
是是非非で、いうべきことは言う、駄目なことは駄目と言う姿勢に転じています。
文在寅の韓国は、このまま北朝鮮に飲み込まれていくのでしょうか。
# 冒頭の画像は、韓国大統領府前にある広場で作成中の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩委員長が握手する絵

サネカズラの果実

竹島に関する動画 / 政府広報 - YouTube
杉原由美子氏による絵本「メチのいた島」読み聞かせ - YouTube
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