5カ月前、猛毒の神経剤「ノビチョク」のために昏睡状態に陥り、ドイツに逃れて治療を受けていた、アレクセイ・ナワリヌイ氏がモスクワに戻ってきました。
入国審査の窓口で黒色の制服の警官たちに身柄を拘束・連行され、翌日には、間に合わせの法廷で裁判に立たされ、裁判所は30日間の勾留を言い渡しました。
ナワリヌイ氏は、何故ロシアに戻ってクレムリンを直接攻撃するという非常に大きなリスクを取ったのでしょう。
罪名は横領罪だが、でっち上げだと広く考えられている。ナワリヌイ氏の真の罪は、ロシアの国家保安機関の行動を暴いたことと、祖国に帰ってきたことだと英エコノミスト誌。
1月19日、プーチン氏の懐具合と黒海沿岸に建てられた秘密の宮殿を暴露する2時間の爆弾映像が、ナワリヌイ陣営から公開されたのだそうですね。
このなかでナワリヌイ氏は、これはプーチン氏の友人たちが同氏のために建設した施設であり、その費用13億5000万ドル(約1400億円)はロシアの納税者からくすねたカネだと述べているのだと。
この動画は公開から1日も経たないうちに、再生回数が2000万回を突破。
ナワリヌイ氏の陣営が警備の網をくぐり抜け、世界トップクラスの防護体制が敷かれている土地を撮影して公開したというこの事実は、まさに驚嘆すべきことであり、クレムリンにとっては屈辱でしかないとエコノミスト誌。
宮殿は、人目をはばかる施設群であり、ロシアという国家の中核における金銭への執着と不透明さを示唆していると。
ナワリヌイ氏による汚職調査はかつて、プーチン氏の側近や取り巻きにほぼ的を絞って行われていた。プーチン氏本人を攻撃することは、あえて避けていたのだそうです。
理由は、怖いからではなく、大統領を敬う国民が非常に多いためだと。
ところが最新の動画は、プーチン氏の正統性を国民の眼前で打ち砕くことを目指している。そのため、ナワリヌイ氏は長期間収監されるか、それ以上の刑を科される恐れがあるのだと。
しかし、クレムリンはジレンマに直面している。
ナワリヌイ氏を今収監すれば、かつてのネルソン・マンデラのような存在になってしまう。
かと言って、もし殺害すれば、プーチン氏の歴史的評価は、本人が望んでいるような「ロシアの失われた帝国と威信を回復させた人物」にはならず、「復讐に燃えるマフィアのボス」に近いものに決まってしまうだろうとエコノミスト誌。
ナワリヌイ氏がリスクを覚悟してモスクワに戻ってきたのは、民主的な方法で権力を手に入れることを目指す政治家であり、祖国を近代的な共和政国家に変えることを決意しているからだと。
しかし、ナワリヌイ氏自身が現実世界での街頭行動でたびたび口にしているように、現体制を倒してナワリヌイ氏のプロジェクト「ロシアの輝ける未来」を推進するうえでの最大の障害物は、プーチン氏でもその周りを取り囲む筋肉質のボディーガードでもプロパガンダでもないとエコノミスト誌。
あまりにも多くのロシア国民に染みついてしまった無力感やあきらめ、恐怖心だと。
ナワリヌイ氏は自ら虎穴に戻っていくことで、ロシアの大衆がそうした恐怖を脱ぎ捨てる助けになりたいと願っているのだと。
ナワリヌイ氏は、法廷から次のメッセージを出し、1月23日に全国規模で抗議行動を行うよう呼びかけたのだそうです。
「怖がらないで・・・街頭に繰り出してください。私のためではなく、自分自身のため、自分自身の未来のために! 恐れるものはただ1つ、皆さん自身の恐怖心です」と。
TikTok(ティックトック)では「1月23日」というハッシュタグの付いた動画が、数千万回再生されたのだそうです。
この数字が人々の実際の行動につながるか否かがナワリヌイ氏の運命を、そしてその大胆なプロジェクトの運命を左右することになるのかもしれないとエコノミスト誌。
23日にはロシア全土で抗議集会が開かれ、3000人以上の参加者が拘束される事態になりましたね。
ロシア・抗議デモで3000人拘束|JCCテレビすべて
# 冒頭の画像は、ナワリヌイ氏の釈放を求めるデモを取り締まる様子
ロシア、抗議デモで3千人超拘束 ナワリヌイ氏釈放要求 (共同通信) - Yahoo!ニュース
この花の名前は、バイカオウレン
2月 7日は、北方領土の日
政府広報(北方領土問題) - YouTube
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入国審査の窓口で黒色の制服の警官たちに身柄を拘束・連行され、翌日には、間に合わせの法廷で裁判に立たされ、裁判所は30日間の勾留を言い渡しました。
ナワリヌイ氏は、何故ロシアに戻ってクレムリンを直接攻撃するという非常に大きなリスクを取ったのでしょう。
虎穴に踏み込んだナワリヌイ氏 プーチン大統領と対峙、ロシア政治の転機となるか? | JBpress(Japan Business Press) 2021.1.27(水) The Economist
<前略>
「私は恐れない・・・この5カ月間で今日が一番幸せだ」。ナワリヌイ氏はこう明言した。「私は帰ってきた」。
暗殺未遂を生き延び、祖国へ
これが、ナワリヌイ氏がロシアの地に戻って最初に公にした言葉だった(同氏はこの5カ月前、猛毒の神経剤「ノビチョク」のために昏睡状態に陥り、ドイツに逃れて治療を受けていた)。
この直後、入国審査の窓口で黒色の制服の警官たちに身柄を拘束され、どこか分からない場所へ連行された。
<中略>
この勾留が明ける前の2月2日に、ナワリヌイ氏は再び法廷に立たされる予定だ。
その時は恐らく、以前下された執行猶予判決が禁錮3年半の実刑に切り替えられることになるだろう。
罪名は横領罪だが、でっち上げだと広く考えられている。ナワリヌイ氏の真の罪は、ロシアの国家保安機関の行動を暴いたことと、祖国に帰ってきたことだ。
「宮殿」映像の衝撃
空港で繰り広げられた光景は準備運動にすぎなかった。
裁判の翌日の1月19日、プーチン氏の懐具合と黒海沿岸に建てられた秘密の宮殿を暴露する2時間の爆弾映像が、ナワリヌイ陣営から公開されたのだ。
このなかでナワリヌイ氏は、これはプーチン氏の友人たちが同氏のために建設した施設であり、その費用13億5000万ドル(約1400億円)はロシアの納税者からくすねたカネだと述べている。
ビデオカメラ搭載のドローンがとらえた広さ78平方キロの敷地には、邸宅は言うまでもなく、ブドウ畑、教会付きの広場、植物園、古典的な劇場も建てられている。
住居は延べ床面積1万7700平方メートルに及ぶイタリア風の御殿で、数多くのバロック家具に加えてカジノ、フッカ(水煙管)のラウンジまで備わっている。
この動画は公開から1日も経たないうちに、再生回数が2000万回を突破した。
ナワリヌイ氏の陣営が警備の網をくぐり抜け、世界トップクラスの防護体制が敷かれている土地を撮影して公開したというこの事実は、まさに驚嘆すべきことであり、クレムリンにとっては屈辱でしかない。
しかも、この宮殿自体が持つ象徴的な意味は、政権を良く見せるものではない。
これは例えば、フランスの「太陽王」ルイ14世が自らの権勢を見せつけるために建設したベルサイユ宮殿とは異なる。
人目をはばかる施設群であり、ロシアという国家の中核における金銭への執着と不透明さを示唆しているからだ。
ナワリヌイ氏による汚職調査はかつて、プーチン氏の側近や取り巻きにほぼ的を絞って行われていた。プーチン氏本人を攻撃することは、あえて避けていた。
怖いからではなく、大統領を敬う国民が非常に多いためだ。
ところが最新の動画は、プーチン氏の正統性を国民の眼前で打ち砕くことを目指している。そのため、ナワリヌイ氏は長期間収監されるか、それ以上の刑を科される恐れがある。
クレムリンのジレンマ
しかし、クレムリンはジレンマに直面している。
ナワリヌイ氏を今収監すれば、かつてのネルソン・マンデラのような存在になってしまう。
かと言って、もし殺害すれば、プーチン氏の歴史的評価は、本人が望んでいるような「ロシアの失われた帝国と威信を回復させた人物」にはならず、「復讐に燃えるマフィアのボス」に近いものに決まってしまうだろう。
ナワリヌイ氏は自分を革命家だと思っているかもしれない。だとしたら、欠けているのは革命そのものだ。
ロシアの独立系世論調査機関レバダ・センターが行った緊急調査では、自分が住んでいる場所で政治的な抗議行動が可能だと考えている人は23%にとどまっている。
では、この挑戦者はなぜ、ロシアに戻ってクレムリンを直接攻撃するという非常に大きなリスクを取ったのだろうか。
何しろ、相手は一度自分を殺そうとした政府だ。ナワリヌイ氏は自殺願望に近いような勇気の持ち主なのかもしれない。
だが、常軌を逸しているわけではない。
同氏は民主的な方法で権力を手に入れることを目指す政治家であり、祖国を近代的な共和政国家に変えることを決意している。
動画のなかで述べているように、プーチン体制は旧ソ連の体制と同様にもっぱら恐怖と嘘で塗り固められている。
インターネットとソーシャルメディアを通じて政界に飛び込んだナワリヌイ氏は、プロパガンダにおけるクレムリンの独占を崩す手段に熟達している。
同氏の動画を見たことのある国民の数は、あらゆる国営放送のニュース番組のそれをすでに上回っている。
しかし、ナワリヌイ氏自身が現実世界での街頭行動でたびたび口にしているように、現体制を倒してナワリヌイ氏のプロジェクト「ロシアの輝ける未来」を推進するうえでの最大の障害物は、プーチン氏でもその周りを取り囲む筋肉質のボディーガードでもプロパガンダでもない。
あまりにも多くのロシア国民に染みついてしまった無力感やあきらめ、恐怖心だ。
ロシア国民の心をつかめるか
ナワリヌイ氏は自ら虎穴に戻っていくことで、ロシアの大衆がそうした恐怖を脱ぎ捨てる助けになりたいと願っている。
法廷からは次のようなメッセージを出した。
「怖がらないで・・・街頭に繰り出してください。私のためではなく、自分自身のため、自分自身の未来のために! 恐れるものはただ1つ、皆さん自身の恐怖心です」
ナワリヌイ氏は1月23日に全国規模で抗議行動を行うよう呼びかけた。
ソーシャルメディア・プラットホームのTikTok(ティックトック)では「1月23日」というハッシュタグの付いた動画が、数千万回再生された。
この数字が人々の実際の行動につながるか否かがナワリヌイ氏の運命を、そしてその大胆なプロジェクトの運命を左右することになるのかもしれない。
<前略>
「私は恐れない・・・この5カ月間で今日が一番幸せだ」。ナワリヌイ氏はこう明言した。「私は帰ってきた」。
暗殺未遂を生き延び、祖国へ
これが、ナワリヌイ氏がロシアの地に戻って最初に公にした言葉だった(同氏はこの5カ月前、猛毒の神経剤「ノビチョク」のために昏睡状態に陥り、ドイツに逃れて治療を受けていた)。
この直後、入国審査の窓口で黒色の制服の警官たちに身柄を拘束され、どこか分からない場所へ連行された。
<中略>
この勾留が明ける前の2月2日に、ナワリヌイ氏は再び法廷に立たされる予定だ。
その時は恐らく、以前下された執行猶予判決が禁錮3年半の実刑に切り替えられることになるだろう。
罪名は横領罪だが、でっち上げだと広く考えられている。ナワリヌイ氏の真の罪は、ロシアの国家保安機関の行動を暴いたことと、祖国に帰ってきたことだ。
「宮殿」映像の衝撃
空港で繰り広げられた光景は準備運動にすぎなかった。
裁判の翌日の1月19日、プーチン氏の懐具合と黒海沿岸に建てられた秘密の宮殿を暴露する2時間の爆弾映像が、ナワリヌイ陣営から公開されたのだ。
このなかでナワリヌイ氏は、これはプーチン氏の友人たちが同氏のために建設した施設であり、その費用13億5000万ドル(約1400億円)はロシアの納税者からくすねたカネだと述べている。
ビデオカメラ搭載のドローンがとらえた広さ78平方キロの敷地には、邸宅は言うまでもなく、ブドウ畑、教会付きの広場、植物園、古典的な劇場も建てられている。
住居は延べ床面積1万7700平方メートルに及ぶイタリア風の御殿で、数多くのバロック家具に加えてカジノ、フッカ(水煙管)のラウンジまで備わっている。
この動画は公開から1日も経たないうちに、再生回数が2000万回を突破した。
ナワリヌイ氏の陣営が警備の網をくぐり抜け、世界トップクラスの防護体制が敷かれている土地を撮影して公開したというこの事実は、まさに驚嘆すべきことであり、クレムリンにとっては屈辱でしかない。
しかも、この宮殿自体が持つ象徴的な意味は、政権を良く見せるものではない。
これは例えば、フランスの「太陽王」ルイ14世が自らの権勢を見せつけるために建設したベルサイユ宮殿とは異なる。
人目をはばかる施設群であり、ロシアという国家の中核における金銭への執着と不透明さを示唆しているからだ。
ナワリヌイ氏による汚職調査はかつて、プーチン氏の側近や取り巻きにほぼ的を絞って行われていた。プーチン氏本人を攻撃することは、あえて避けていた。
怖いからではなく、大統領を敬う国民が非常に多いためだ。
ところが最新の動画は、プーチン氏の正統性を国民の眼前で打ち砕くことを目指している。そのため、ナワリヌイ氏は長期間収監されるか、それ以上の刑を科される恐れがある。
クレムリンのジレンマ
しかし、クレムリンはジレンマに直面している。
ナワリヌイ氏を今収監すれば、かつてのネルソン・マンデラのような存在になってしまう。
かと言って、もし殺害すれば、プーチン氏の歴史的評価は、本人が望んでいるような「ロシアの失われた帝国と威信を回復させた人物」にはならず、「復讐に燃えるマフィアのボス」に近いものに決まってしまうだろう。
ナワリヌイ氏は自分を革命家だと思っているかもしれない。だとしたら、欠けているのは革命そのものだ。
ロシアの独立系世論調査機関レバダ・センターが行った緊急調査では、自分が住んでいる場所で政治的な抗議行動が可能だと考えている人は23%にとどまっている。
では、この挑戦者はなぜ、ロシアに戻ってクレムリンを直接攻撃するという非常に大きなリスクを取ったのだろうか。
何しろ、相手は一度自分を殺そうとした政府だ。ナワリヌイ氏は自殺願望に近いような勇気の持ち主なのかもしれない。
だが、常軌を逸しているわけではない。
同氏は民主的な方法で権力を手に入れることを目指す政治家であり、祖国を近代的な共和政国家に変えることを決意している。
動画のなかで述べているように、プーチン体制は旧ソ連の体制と同様にもっぱら恐怖と嘘で塗り固められている。
インターネットとソーシャルメディアを通じて政界に飛び込んだナワリヌイ氏は、プロパガンダにおけるクレムリンの独占を崩す手段に熟達している。
同氏の動画を見たことのある国民の数は、あらゆる国営放送のニュース番組のそれをすでに上回っている。
しかし、ナワリヌイ氏自身が現実世界での街頭行動でたびたび口にしているように、現体制を倒してナワリヌイ氏のプロジェクト「ロシアの輝ける未来」を推進するうえでの最大の障害物は、プーチン氏でもその周りを取り囲む筋肉質のボディーガードでもプロパガンダでもない。
あまりにも多くのロシア国民に染みついてしまった無力感やあきらめ、恐怖心だ。
ロシア国民の心をつかめるか
ナワリヌイ氏は自ら虎穴に戻っていくことで、ロシアの大衆がそうした恐怖を脱ぎ捨てる助けになりたいと願っている。
法廷からは次のようなメッセージを出した。
「怖がらないで・・・街頭に繰り出してください。私のためではなく、自分自身のため、自分自身の未来のために! 恐れるものはただ1つ、皆さん自身の恐怖心です」
ナワリヌイ氏は1月23日に全国規模で抗議行動を行うよう呼びかけた。
ソーシャルメディア・プラットホームのTikTok(ティックトック)では「1月23日」というハッシュタグの付いた動画が、数千万回再生された。
この数字が人々の実際の行動につながるか否かがナワリヌイ氏の運命を、そしてその大胆なプロジェクトの運命を左右することになるのかもしれない。
罪名は横領罪だが、でっち上げだと広く考えられている。ナワリヌイ氏の真の罪は、ロシアの国家保安機関の行動を暴いたことと、祖国に帰ってきたことだと英エコノミスト誌。
1月19日、プーチン氏の懐具合と黒海沿岸に建てられた秘密の宮殿を暴露する2時間の爆弾映像が、ナワリヌイ陣営から公開されたのだそうですね。
このなかでナワリヌイ氏は、これはプーチン氏の友人たちが同氏のために建設した施設であり、その費用13億5000万ドル(約1400億円)はロシアの納税者からくすねたカネだと述べているのだと。
この動画は公開から1日も経たないうちに、再生回数が2000万回を突破。
ナワリヌイ氏の陣営が警備の網をくぐり抜け、世界トップクラスの防護体制が敷かれている土地を撮影して公開したというこの事実は、まさに驚嘆すべきことであり、クレムリンにとっては屈辱でしかないとエコノミスト誌。
宮殿は、人目をはばかる施設群であり、ロシアという国家の中核における金銭への執着と不透明さを示唆していると。
ナワリヌイ氏による汚職調査はかつて、プーチン氏の側近や取り巻きにほぼ的を絞って行われていた。プーチン氏本人を攻撃することは、あえて避けていたのだそうです。
理由は、怖いからではなく、大統領を敬う国民が非常に多いためだと。
ところが最新の動画は、プーチン氏の正統性を国民の眼前で打ち砕くことを目指している。そのため、ナワリヌイ氏は長期間収監されるか、それ以上の刑を科される恐れがあるのだと。
しかし、クレムリンはジレンマに直面している。
ナワリヌイ氏を今収監すれば、かつてのネルソン・マンデラのような存在になってしまう。
かと言って、もし殺害すれば、プーチン氏の歴史的評価は、本人が望んでいるような「ロシアの失われた帝国と威信を回復させた人物」にはならず、「復讐に燃えるマフィアのボス」に近いものに決まってしまうだろうとエコノミスト誌。
ナワリヌイ氏がリスクを覚悟してモスクワに戻ってきたのは、民主的な方法で権力を手に入れることを目指す政治家であり、祖国を近代的な共和政国家に変えることを決意しているからだと。
しかし、ナワリヌイ氏自身が現実世界での街頭行動でたびたび口にしているように、現体制を倒してナワリヌイ氏のプロジェクト「ロシアの輝ける未来」を推進するうえでの最大の障害物は、プーチン氏でもその周りを取り囲む筋肉質のボディーガードでもプロパガンダでもないとエコノミスト誌。
あまりにも多くのロシア国民に染みついてしまった無力感やあきらめ、恐怖心だと。
ナワリヌイ氏は自ら虎穴に戻っていくことで、ロシアの大衆がそうした恐怖を脱ぎ捨てる助けになりたいと願っているのだと。
ナワリヌイ氏は、法廷から次のメッセージを出し、1月23日に全国規模で抗議行動を行うよう呼びかけたのだそうです。
「怖がらないで・・・街頭に繰り出してください。私のためではなく、自分自身のため、自分自身の未来のために! 恐れるものはただ1つ、皆さん自身の恐怖心です」と。
TikTok(ティックトック)では「1月23日」というハッシュタグの付いた動画が、数千万回再生されたのだそうです。
この数字が人々の実際の行動につながるか否かがナワリヌイ氏の運命を、そしてその大胆なプロジェクトの運命を左右することになるのかもしれないとエコノミスト誌。
23日にはロシア全土で抗議集会が開かれ、3000人以上の参加者が拘束される事態になりましたね。
ロシア・抗議デモで3000人拘束|JCCテレビすべて
# 冒頭の画像は、ナワリヌイ氏の釈放を求めるデモを取り締まる様子
ロシア、抗議デモで3千人超拘束 ナワリヌイ氏釈放要求 (共同通信) - Yahoo!ニュース
この花の名前は、バイカオウレン
2月 7日は、北方領土の日
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