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ミヤンマー政府が、2014年にASEANの議長国を務めたいと、ASEAN事務局に伝えてきているのだそうです。
ASEANの議長国は、アルファベット順に 1年交代での輪番が原則なのだそうですが、2006年夏からのミヤンマーの順番を辞退していました。軍事政権による民主化勢力や少数民族への弾圧などの人権侵害に見られる独裁政治への欧米からの圧力に伴うタイなどの説得で辞退していたのでした。
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ASEANの議長国は、アルファベット順に 1年交代での輪番が原則なのだそうですが、2006年夏からのミヤンマーの順番を辞退していました。軍事政権による民主化勢力や少数民族への弾圧などの人権侵害に見られる独裁政治への欧米からの圧力に伴うタイなどの説得で辞退していたのでした。
「ミヤンマーが議長国を希望」 ASEAN事務局長 (4/19 朝日朝刊)
来日中の東南アジア諸国連合(ASEAN)のスリン事務局長が18日、朝日新聞記者と会見し、ミヤンマー(ビルマ)政府が2014年にASEANの議長国を務めたいと伝えてきたことを明らかにした。
ミャンマーは06年に議長国になる予定だったが、民主化の停滞を批判する欧米諸国に配慮した他の加盟国に促され、辞退していた。
ミャンマー政府は昨年の総選挙を経て、軍事政権からの「民政移管」を果たしたとしており、15年のASEAN統合より前に議長国を務めることで、国際舞台に復帰し、政権の正統性を内外に示したい考えとみられる。
スリン氏は「他の加盟国の首脳が決めることになるが、東アジアサミット参加国の意向も尊重されるだろう」と話した。日中韓などに加え、今年から参加する米国の了解が焦点となる。
軍出身者がほとんどを占めるミャンマーの新政権に対し、スリン氏は「民主化の実質的な進展を望む」とし、欧米の経済制裁については「政府より、国民生活を苦しめている」と早期の解除を求めた。
また、カンボジアとの国境紛争を抱えるタイが、ASEAN議長国インドネシアの監視団を受け入れていない現状について、スリン氏は「タイの政府より、軍などに躊躇する勢力がいる。近く予定されている総選挙後の動きを見守りたい」と期待を示し、7月のASEAN地域フォーラムでこの問題が取り上げられるとの見通しを示した。 (柴田直治)
来日中の東南アジア諸国連合(ASEAN)のスリン事務局長が18日、朝日新聞記者と会見し、ミヤンマー(ビルマ)政府が2014年にASEANの議長国を務めたいと伝えてきたことを明らかにした。
ミャンマーは06年に議長国になる予定だったが、民主化の停滞を批判する欧米諸国に配慮した他の加盟国に促され、辞退していた。
ミャンマー政府は昨年の総選挙を経て、軍事政権からの「民政移管」を果たしたとしており、15年のASEAN統合より前に議長国を務めることで、国際舞台に復帰し、政権の正統性を内外に示したい考えとみられる。
スリン氏は「他の加盟国の首脳が決めることになるが、東アジアサミット参加国の意向も尊重されるだろう」と話した。日中韓などに加え、今年から参加する米国の了解が焦点となる。
軍出身者がほとんどを占めるミャンマーの新政権に対し、スリン氏は「民主化の実質的な進展を望む」とし、欧米の経済制裁については「政府より、国民生活を苦しめている」と早期の解除を求めた。
また、カンボジアとの国境紛争を抱えるタイが、ASEAN議長国インドネシアの監視団を受け入れていない現状について、スリン氏は「タイの政府より、軍などに躊躇する勢力がいる。近く予定されている総選挙後の動きを見守りたい」と期待を示し、7月のASEAN地域フォーラムでこの問題が取り上げられるとの見通しを示した。 (柴田直治)
ミヤンマーのASEAN加入時には、欧米諸国の批判に対し民主化に資するためになるとASEAN諸国が押し切ったのでした。議長辞退時には、独裁国家色のあるラオス、カンボジア、ベトナムはミヤンマーを擁護していたのだそうで、ASEANも一枚岩ではないのだそうです。
ミヤンマーが、中国に経済でも軍事でも援助を受けていて、インド洋への覇権拡大を展開する中国の「真珠の首飾り戦略」の一翼を担う軍港を提供していること、また、港から原油を中国へパイプラインで送る基地にもなっていることは、諸兄がご承知の通りです。
つまり、ベトナム、インドネシアと続いた議長国が、中国の南シナ海への覇権拡大に対し、ASEAN + 米国での対抗姿勢を強めているなかで、中国にとっては、傀儡国であるミヤンマーが議長国になることは、願ってもないことでしょう。
ASEAN加盟国の賛否が主導するする他に、東アジアサミット参加国の日中韓と米国の意向も尊重されるとのことです。
ミヤンマーが辞退した時には擁護していたベトナムの動きが注目されますが、ミヤンマーの議長国就任は、1年間とは言え中国の海洋進出が強まっているこの時期、動向には注視していきたいと考えます。
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