竹島の動向への中国の反応

　李明博の日本への喧嘩の仕掛けに対する、中露の反応が注目されます。
　中露韓の三国は、それぞれの日本侵略を互いに横目で見ながら、どのレベルまで侵略行為をしても大丈夫かを計りながら、交互にエスカレートさせてきていました。
　中国が早速、共産党機関紙系列の環球時報で反応のジャブを繰り出してきていますね。
　これまでは、竹島の不法占拠実績強化を図る韓国の行動を横目で見ながら進めてきた、EEZ境界でのガス田開発から尖閣領海侵入への道ですが、韓国の竹島不法占拠強化、ロシアの北方四島不法占拠強化を支持すると共に、三国が共同して日本に対処しようと呼びかけ、尖閣侵略の支持を得ようというものです。
　

韓露と共同対処を　領土問題で中国紙　（8/12 産経）

　【北京＝共同】中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は１１日、韓国の李明博大統領の竹島（韓国名・独島）上陸とロシアのメドベージェフ首相の北方領土訪問に触れ、「中国は領土問題でロシアと韓国の立場を支持し、共同で日本に対処すべきだ」とする社説を掲載した。
　沖縄県・尖閣諸島（中国名・釣魚島）の国有化を目指す日本政府を牽制（けんせい）するのが狙いとみられる。　同紙は、尖閣問題でロシアと韓国の支持を得るだけでなく「米国の中立（的立場）を勝ち取るべきだ」と強調。米国が中立となれば「日本が釣魚島問題で騒げる空間は小さくなる」と指摘した。

　更に、米国へも中立の立場を採る様圧力をかける＝日米同盟の分断をも狙いたい様子。
　先日、韓国は親米派が減り親中派が増え、韓国のDNAにより中国の属国化するという話に触れました。
　ASEAN + 米 + 日豪印等での中国包囲網への対抗策として、日米韓の分断作戦は当然の策として打ち出されてきてしかるべきですが、韓国の後先を考えない暴挙に乗じて分断作戦の始動の好機ともとらえているのですね。
　韓国には、反日反米はあっても、反中はないのだそうですから。
　韓国はDNAにより先祖返りし、「親米派」が減り「親中派」が増えて行く - 遊爺雑記帳

　さようなら、韓国ということになりますね。

　また、「保釣行動委員会」が動き始めています。直近の 2回に渡る行動は中国が制していますが、今回はどうでしょう。
　中国も、政権移行の権力争いの最後の詰めの最中で、今は行動は静かにしていて欲しい時ですが。
　尖閣諸島へ抗議船出港　香港の団体、上陸目指す　　：日本経済新聞

　大使の帰国、国際司法裁判所への付託の世界へのPRと対抗策を打ち出した政府。スワップ協定破棄の実施をして、日本が韓国経済を支えてきたことを実証し、韓国民に日本へのおねだりを反省してもらうことの実行も是非実施するよう要求します。
　玄葉氏も、韓国への配慮の必要はなくなったと言っているようですから。


　# 冒頭の画像は、香港を出港する「保釣行動委員会」の船



　　この花の名前は、シロパナウンゼン

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