矢来町の能楽堂近くでレトロな蕎麦屋さんを見つけました。
入口は少し草臥れた感じでしたが､中に入ると年配のオーナシェフ兼配達人、その女房とおぼしき人と
もう一人､調理倍にも年配者が蕎麦を茹でています。
上天麩羅蕎麦を頼みました。
味はなかなかものでした。
器はなかなか凝った高そうな丼です。
薬味を入れる小皿も良いものでした。
ご主人は昔は蕎麦の配達に山のように蕎麦を積み上げて肩に担ぎ自転車で配達したのだそうです。
その大きな盆も店に誇らしげに置いてあります。
今はバイクで配達しているそうです。
早稲田近辺までは配達するそうです。
蕎麦の場合単価は低いし､一個でも配達は無料です。
おまけに器の改修にもう一度行かねばなりません。
これから矢来能楽堂へ仲間の浴衣ざらえ拝見に行くと話したら
何処の会？ 次々に利用団体の名前が出てきます。
能楽堂もお客さんのようです。
女将の話では蕎麦屋自体が減って居るし､若い人はピザや牛丼の方が好みで
暇なんだそうです。
配達で鍛えた肩や腕は今でも筋肉モリモリだそうです。
後ろに見えるメニュー表の品揃えの多さには驚きです。
矢来能楽堂に行くときにはまたこの店でお昼したいです。
配達用のホンダカブは二台ありました。
ちなみにこの店は更級で電話は ０３－２６８－６５１４ です。
どうぞご贔屓にお願いします。