絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

ラ・シオタの街に入る    F

2008-01-16 00:04:36 | 海外旅行
A50をla Ciotat(ラ・シオタ)で降り、坂を下と、ラ・シオタの街が見えてきます。
此処は造船所があり中型船を今でも作っていて、街の入口に置いてある錨のモニュメントが町の性格を表しています。
ロータリーの植え込みにスッと立っている糸杉も南欧の風物。ゴッホが描いた糸杉はうねったような力強い形で描かれているが、実物はこの通りスマートは樹形です。
フランスの道路は交差点の多くはロータリーになっていて信号はありません。左から来る車が優先で一時停車して左の車の隙を狙ってロータリーに入りますが、流れはスムーズで気持ち良く交差点(ロータリー)を通過できます。
ロータリーが有効なのは交通量があまり多くない事が条件になります。
東京にも以前何ヶ所かロータリーがありましたが、交通量の増加で対応できなくなり今は殆ど姿を消してしまいました。
パリの凱旋門を中心にした巨大なロータリーは平常の時は有効に機能していますが、パリの地下鉄やRER、SNCFがゼネストを行ったりすると大渋滞となり凱旋門のロータリーを通過するだけで3時間掛かったと言いう、嘘のような本当の話があります。凱旋門のロータリーは12本の道路が交差していますから信号を付けたとしたら、信号待ちの時間が長くなり過ぎてしまうでしょうが、、、。


マルセイユへ向かう    F

2008-01-15 00:03:03 | 海外旅行
カマルグからマルセイユ方向に向かうと、見慣れた懐かしい岩山が見え始めます。
フランスの高速道路は渋滞緩和の為に大都市周辺はフリーウエーになっていて料金所の渋滞を無くす工夫がされています。マルセイユはフランス第二の大都会ですからこの辺も無料で通行できます。
それでも夕方の都心向けですから渋滞寸前ののろのろ運転になっていました。
パリでは都心から60kmくらいの範囲がフリーになっています。
マルセイユの場合、都心の地下を抜ける道だけは有料ですが、しっかり者のフランス人はお金を節約する為なのか回避すると見えて混雑していたためしはありません。

帰り道の渡船    F

2008-01-14 00:19:25 | 海外旅行
カマルグからマルセイユ方面への帰りも橋はないのですから又同じ渡船に乗りました。
今回も地元車優先ですが、乗る車は少なく全部で5台ほどでした。
乗り方もお金の払い方も分かった居たから気分的に余裕の乗船です。
言葉が不自由だし場所にも慣れていないと私のような小心者は緊張します。
無事にカマルグ観光も済んで、馬やフラミンゴに会えて考えていた以上の収穫があったから、満ち足りた気分です。
マルセイユには何回もきているし、湿地帯を横目に見て、スペインにも行ったし、ミョウ橋も見に行ったし、何時か機会があったらカマルグに行きたいと考えていたのがようやく実現したのですから今日は本当に嬉しい日になりました。


馬の砂浴び    F

2008-01-13 00:02:22 | 海外旅行
フラミンゴの居た海辺の直ぐ脇に馬が砂浴びをしていました。大きな体をゴロゴロさせて楽しそうにやっていました。
牧場で見る馬、競馬場で見る馬ではこうゆう仕草は見たことがありません。TVでアフリカの野生動物が砂浴びや泥浴びをしているのは何回も見ていますが、馬も自然の中では砂浴びをすると言うのは寄生虫退治の為なのか楽しい発見でした。
我が家のコーギー犬は5月から11月の間は二ヶ月に一回、獣医から蚤・ダニ除けの薬を塗布して貰っています。街場で飼っていても蚤・ダニに寄生されるのですから、カマルグの大自然の中で暮らす馬達も当然、害虫にたかられるのでしょう。
砂で擦り落とすという知恵を持っている馬の知恵に敬服です。




カマルグのフラミンゴ    F

2008-01-12 00:15:44 | 海外旅行
昼食のあとレストランから更に奥へ進むと海辺にでました。遠くに鳥が群れているのが見えました。更に進むと紛いもなくフラミンゴが居ました。アフリカのような大集団ではありませんが、三々五々餌を漁っています。
コルマールの方でコウノトリが人家の屋根に営巣しているの見たときも感激しましたが、此処のフラミンゴもそれに劣らぬ感激でした。
日本の白鳥飛来地では売店が出ていたりと観光地化していて、白鳥の数より人間の方が多いというのが実情ですが、カマルグでは見に来ている人はチラホラと居る程度で、売店はおろか案内板もありません。見渡す限り人工的な物は何一つ目に入りません。
入場料も要らないし駐車代も掛かりません。
鳥たちが主役で人間の私は自然の中にポツンと居る小さな存在だと実感しました。




カマルグレストラン付属美術館   F

2008-01-11 00:10:51 | 海外旅行
レストランの付属美術館があるというので帰りがけに覗いてみました。
入場無料でした。美術館というのはちょっと烏滸がましいものですが、無料なんだし、ガラクタ置き場という見方も出来ますが、古民具有り、下手な絵もあり、じっくり眺めていると楽しくなってきました。
入るときは馬鹿にしていたのですが、ここにある物を系統立ててきちんと並べ、埃を払って、説明の札でも付いていれば立派なコレクションです。日本の観光地などにある怪しげな美術館より余程真面目だし充実しています。
北側に斜めの採光窓があるところを見ると、以前は、ここに飾ってある絵を描いていた人物のアトリエだったのかも知れません。絵描きさんが画材用にいろいろと集めまくっている内に絵を描くスペースを画材に乗っ取られてしまったのかな?なんて想像して楽しく美術館をあとにしました。




カマルグでの昼食   F

2008-01-10 00:43:39 | 海外旅行
フランスの海の幸は正直あまりいただけないものが多い。これは鮮度を保つ工夫が足りないからで、香辛料やソースで濃厚な味付けをするフランス料理では鮮度はあまり重要な要素ではないのかも知れない。
魚は鮮度が悪いからブイヤベースなどは日本で自分で作って食べる方が余程美味しい。サフランなどで匂いを誤魔化すのだが私の鼻までは騙せないのだ。
ナマ食が基本の牡蠣はフランスでも鮮度を保つ工夫がしっかりされているから日本と同じように美味しく食べられる。貝類は貝自身がしっかり殻を閉じて保身するから大体が鮮度は良いのだが、ここのはどうだろう?アサリ貝のワイン蒸しを頼んでみた。貝殻の形がちょっと細長い。フランスのアサリは8頭身なのかも?身は柔らかで美味しかったです。サラダはブツ切りで食べやすいカットでした。ここでの昼食代はビール込み二人前で32.9ユーロでした。




カマルグレストランのお客さま   F

2008-01-09 06:07:05 | 海外旅行
レストランとは名ばかりで農家が庭先を使って趣味でやっているという感じですが、手入れもあまりしていない雑然とした場所で食べる昼飯は野趣もあり、良い感じです。
客筋も取り澄ました人は居ないから、私のような雑駁な人間には居心地が良かったです。ここなら子供がバタバタしていても気になりません。それどころか私も一緒にドタバタやりたくなってしまいます。
私は毛虫が嫌いなので、じっくり観察しましたが、毛虫は生息していないらしいので安心して、料理をオーダーしました。




カマルグのレストラン    F

2008-01-08 06:07:17 | 海外旅行
カマルグの湿地帯でもやはり看板類は道路番号の標識しか見あたらなかったが、レストランとシャンブルドットの所在を示す小さな案内板を見つけた。二つの看板を合わせても大学ノート大でしかないが、他に看板はないからよく目立つ。
その看板に導かれて無事にレストランにたどり着いた。
レストランと言っても天幕の屋根の下にテーブルを並べただけで、調理室は建物の中らしいが、まわりは木が生い茂っていてジャングルの中で食事する雰囲気です。
カマルグにはパトカーも警察もないけれど、だからといって飲酒運転は良くないから、おとなしくビールの小瓶だけで我慢しました。
ビールの小瓶でも体調によっては眠くなったりするし、人によってアルコールの耐性が違うから本当は飲まないに越したこと無いですね。反省しています。(#^^#)
ハイネケンの緑色の瓶以外はお酒ではありません、水とオリーブ油とビネガーです。
ウエイトレスの重ね着ルックが面白いので写させて貰いました。



カマルグの野生馬   F

2008-01-07 05:36:44 | 海外旅行
D36を当てずっぽうに左折して暫く走ったら、野生馬のお出迎えを受けた。
彼等は(彼女かも知れないが)広いエリアを自由に走り回れる筈なのに、何故か道路沿いにあつまっている。あまつさえ、私が写真を撮りに車を降りると、近づいて来てホースまでとってくれるというサービス振りだ。
飼い馬ではないから人恋しいと言うことはなかろうから、観光客が餌をくれるのに期待しているのかも知れない。
野生動物にはやたらと餌はやらないのがセオリーだから、私は知らんぷりしていたらそのうち離れて行ってしまった。
ハワイでは野生の鳥などに餌をやると罰金を取られると言うから、フランスでも用心するに越したことはない。









カマルグの道路 D36    F

2008-01-06 07:07:10 | 海外旅行
フェリーを下りると道路名はD36に変わっていた。ここにもどっちに行ったら野生馬に会えるのか? フラミンゴは何処で遊んでいるのか? 何も案内がないから分からない。 フラミンゴは浅い水辺で餌をとっているのをTVで見たことがあるし、馬は草地が好きだろうからミシュランで見当を付けて走り出した。このような見事な並木もあるのだからカマルグはまるっきりの湿地だけと言うことではないようだ。
私は「鳩年生まれ」かと自分で思うくらい方向感覚が良いので、自分の感を頼りに馬とフラミンゴを求めて車を進めた。


カマルグへのフェリー    F

2008-01-05 00:41:46 | 海外旅行
D35はカマルグ手前で行き止まりになっている。
その先へは箱船という感じのフェリーに乗ることになる。
カマルグへの橋は架かっていないからこのフェリーが唯一の通路になっている。
これならゴミの不法投棄も出来ないし、大型開発もする気にはなれないだろう。自然保護には良い方法だと思う。
フェリーに乗るには車は2列に分かれて待つことになるが、左側は地元の車で通行料は無料の上、優先乗船出来る。観光客などは右側に並び、地元車が乗り終わってから順番が来る。料金は片道4.5ユーロだった。
フェリーは100mほどの水路を10分足らずで渡る。降りるときも勿論地元車優先だった。










風力発電    F

2008-01-04 06:06:02 | 海外旅行
N268からD35に入ったところに風車が一列に並んでゆっくり回っていました。北海道のサロベツにある風車群もかなりの数ですが、カマルグのはそれを上廻っています。
フランスは原子力発電に力を入れているのですが、風力発電も忘れている訳ではないようです。
野鳥の楽園になっているこの辺りに風車をこんなに並べては巻き込まれて衝突死する鳥も多いのではないかと心配になりました。風車は空気を汚さないけど、鳥にとっては危険な存在です。鳥に危険を知らせる良い方法は無いものでしょうか?
風車に笛を付けて蛇の鳴き声をだすとか・・・ でも、蛇って鳴き声出すのかなぁ?






カマルグへ向かう   F

2008-01-03 12:18:49 | 海外旅行

オートルートA 55を通ってマルセイユ市街を抜けると海が見えだします。
途中でN568からD35に入ります。
カマルグ(CAMARGUE)は野生馬が遊んでいたり、フラミンゴが居たりの自然豊かな場所ですが、例によって「こっちが有名なカマルグよ!」等という看板類は存在しませんからミシュランの地図と道路標識を頼りに走ることになります。
Dに入ったら標識の大きさは10CM×20CM位ですから100km/h位で走りながら読み取るのはかなりの苦労です。
このA,N,Dというのは道路名でAは高速道、Nは国道、Dは地方道です。Eはヨーロッパ共通の高速道名ですからフランスではA8-E80と言う風に併記しています。
原則としてAは制限速度が130km/h、Nは110km/h、Dは90km/hとなっていますが、市街地は表示が無くても50km/hに決まっていますから、気を付けないとねずみ取りの網に引っかかります。





ピカソのメーター    F

2008-01-02 19:57:40 | 海外旅行
シトロエン・ピカソは乗り心地、運転の操作性共に優れものです。2000ccのジーゼルエンジンの吹き上がりも全くストレスを感じなかったし、静粛性も気にならないエンジン音です。燃費もたぶん10km/L以上だったと思います。
メーターもいろんな情報を伝えてくれます。今表示されている画面だけで、オートクルーズの指定速度は120km/h、走っている速さは121km/h オートマチックのギアは6速に入っていてエンジン回転数は2400程度、現在時刻は午前9:58、外気温が16℃、今までの平均速度は66km/h、燃料は未だ2/1強残っている、と言うことが分かります。メーターは切り替えることが出来るから、更に違った情報も教えてくれます。
出来たら日本に連れて帰りたいくらいピカソには愛着を感じました。
でも未だ日本では発売されていないらしいし、プリウスに乗り換えてから1年も経っていないのですから、私の片思いに過ぎませんが。