絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

栗橋宿 ④ ノッポの家

2008-05-03 00:05:18 | 絵画
この家は他の家に比べると二階の鴨居から上の丈が高いように思えます。今までご覧頂いた家は殆どが二階の鴨居の上は採光用の窓もなくいきなり庇になっていました。
この家は鴨居の上に3尺程の壁があってその分庇が上になっています。
何故この家がノッポに造られたのでしょうか?あるじの背が飛び抜けて高かったのか、頭上の空間を広く取って開放感を味わったのでしょうか?
一般に日本家屋の天井高は8尺で材木の寸法もこれに準拠して決められています。
このサイズより大きくしようとすると、材木自体が特寸になるから建設費が大幅に増加します。今ではプレハブ住宅は勿論、注文住宅でも8尺の天井高になっています。良いお屋敷は9尺とか10尺の天井高になっていますが、今ではお寺さんくらいがこうゆう建て方をしていると思います。
尺という単位ですが、尺とかフィートとかの長さの決め方は人間のサイズを元に考え出されたものですから寸法としては使い勝手が良いのですが、メートル法は地球の大きさから割り出された尺度ですから合理的かも知れませんが使い勝手という面からは帯に短し襷に長しという面があります。
尺貫法・・懐かしいです。

栗橋宿 ③ 家族の氏名表示をしている家

2008-05-02 00:01:38 | 絵画
近頃の家の門柱には表札が出ていない家があったり、出ていても苗字だけの表札だったりします。
集合住宅では郵便受けにも名前のない家があり、配達の人が困っているという話も聞きました。
個人情報保護も行き過ぎの面もありますが、表札に家族の名前入れたりしたら忽ち俺おれ詐欺の標的にされかねないですからね。
この家族名の入ったタイプの表札は昔は町会で配ってくれて、東京でも軒並み付いていたのですが、近頃は見かけなくなりました。
やはりプライバシーと防犯面から無くなっていったのでしょう。住み辛い・世知辛い時代になってしまったんですね。

栗橋宿 ② 黒壁土蔵の家

2008-05-01 04:32:01 | 絵画
白い壁だと汚れが目立つけど黒壁なら何時までも綺麗なままだろうと思っていたら、黒壁でも結構汚れが目立つことがこの家を見て分かりました。
黒壁にカビが生えて変色しています。湿気が黴の原因でしょうが、黒いところが白っちゃけているのはあまり見栄えの良いものではありません。
今若者の間で黒の車が流行っているようです。運転手付きの車なら黒でも様になりますが、ワンボックスカーやスポーティーな車にはどうも黒は合わない気がします。それに色の濃い車は汚れが目立つんです。私は滅多に洗車などしない人だから、汚れても目立たない色の車を乗り継いでいます。今のプリウスは薄茶色ではじめから薄汚れたような色ですから汚れは気になりません。
6ヶ月点検の時にデーラーが洗って納車してくれるのが楽しみで点検に出すほどですから、薄茶色は不精者好みのボディーカラーです。