絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

埼玉県立近代美術館へ

2017-07-11 12:16:23 | 趣味

知人から斉藤豊作の作品が近代美術館に展示されていると電話があったので早速出かけました。

斉藤豊作は越谷の大百姓の息子で芸大を出てフランスで点描画を習得し、日本では二科会創設などに尽力した画家ですが

動機の画家に比べるといささか影が薄い存在だと思います。

日本に戻って居る間に、訪日中のフランス人と結婚しフランスに戻りました。

この夫人も石油関連の財閥のお嬢さんで、豊作は彼の地に広大な領地とを持つ城の主となって、日本から留学してくる画学生の

パトロン的存在となり、城の部屋を与えたりしていました。

私の全くの独断的偏見ですが、豊作作品にはいい絵とそうでない絵との格差が大きいのです。

私が良いな、と思う作品は深みがあり訴えかけてくる力があります。

私がつまらない絵だな、と思う作品は薄っぺらで情報量も少なく、絵の具やタッチは同じでもその落差は大きいのです。

思うに、私が良い作品だと思う絵は、逗留させた画学生と一緒に描き、その影響を受けていたのではないかと邪推しています。

良くない絵は彼が独自にキャンバスに向かった時の作ではないでしょうか?

絵を見てから美術館の売店で ↓ この本を見つけました。

1987年に行われた 斉藤豊作と日本の点描 という企画展の折に刊行された本の売れ残りですから

なんと1冊600円なのです。

今時の展覧会の画集は5000円位するのが普通ですから私は2冊飼いました。

1冊はフランスにお住まいのプチシャトーの城主、井山さんにお送りしようと思ったのです。

井山さんは、やはり埼玉県出身でフランス人の奥さんを持ち、お城に住んでいるという、豊作と似た境遇の方なのです。

井山さんは絵は描きませんがご本は何冊か出しています。

「僕の女房はフランス人」 「フランスの小さな城に住む」 等々です。

私はこの本で井山さんを知り、豊作を知りました。

そして豊作の城や墓を訪ね、井山さんのお城にも泊めていただき、お付き合いをいただいています。

*近代美術館の豊作作品の展示は今月19日までだったと思います。入館料は200円です。

 


胡瓜となすと紫蘇の葉

2017-07-10 22:47:28 | Weblog

ご近所さんの家庭菜園で実った胡瓜をいただきました。

スーパーで買ったなすと庭に茂っている紫蘇の葉を刻んで塩もみしただけの

ささやかな一品ですが、こうゆうおかずで食事をすると、とても満たされた気持ちになります。

季節に逆らわない自然の風味、大げさですが生きていて良かった! と思うのです。


鯛の頭の酒蒸しをいただく。

2017-07-10 11:07:25 | 交友

この鯛の頭は行きつけの寿司屋の板さんから戴いたものです。

この板さんとは長いお付き合いで、こうゆう頂き物をgetする幸運に時々遭遇します。

あるときは高級魚の中落ちだったり、大正海老の頭だったり、普通の板前さんならゴミするものを

丁寧に裁いて鱗を取って冷凍しておいてくれるのです。

板さんは私の寿司種の好みもちゃんと覚えていて呉れて、私はご挨拶をしてカウンター席に座っていれば

白い魚や貝類を中心にした美味しい寿司が次々に握って貰えます。

写真の酒蒸しは私が賄いで4枚重ねて蒸し上げたから、皮が剥がれたりして居ますが、

ちゃんと作れば綺麗な立派な鯛だったのです。

鯛の頬や頭部には身にはないおいしさが隠れています。

私の食事にはインコのピコもご相伴をします、おかしな鳥で私の食べるものは何でも食べます。

今まででピコが食べなかったのは生魚(刺身)くらいです。魚も煮たり焼いたりしたものはよく食べます。

変な鳥ですが可愛いです。


ブラックベリーが最盛期です。

2017-07-09 22:33:58 | Weblog

和の家では門の両側から、見越しの松ならぬブラックベリーの枝が覆い被さるように茂っています。

赤い実が次々に真っ黒になって収穫されるのを待っています。

熟したのを放っておくと落果するので朝晩マメに摘み取らねばなりません。

ベリー類は総じて順次実ってくれるので柿や栗、リンゴの様に一気に収穫というわけに行かないのです。

この手間が大変なので高い値段が付けられるブルーベリー以外の木イチゴは市場に流通しないのです。

ヨーロッパではラズベリーもブラックベリーもブル-ベリーと肩を並べて売られて居るのですが

日本では何故かブルーベリーだけしか流通しません。

このところ我が家では毎日1kgくらいのブラックベリーが収穫できています。

生食も出来ますがワイルドで甘みは少なく酸味があります。種も小粒ですが歯触りではあります。

そこが人に飼い慣らされていない野性味ではあるのですが、果実と砂糖を同量入れて3~5ヶ月放置して置くと

綺麗なルビー色のシロップが砂糖の浸透圧だけで出てきます。このシロップはアントシアニンが豊富で

美味しくて体に良い飲み物になります。


アゴがPETに加わりました。

2017-07-06 09:39:46 | ペット

縁あって新しくフトアゴヒゲトカゲのアゴ君が我が家のペットに加わりました。

数年前に街路樹に掴まっていたのを保護して飼っていましたが、高齢だったのか一年あまりのお付き合いしかできませんでした。

今度のアゴは黄色っぽい体色で若さのためか、かなりきかん坊というか気位の高いアゴ君です。

動きも機敏で私が手をケージに入れると噛みつこうとしたり、ジャンプして逃走しようと試みたりします。

まあ、要するに人慣れしていない初心な奴と言うことです。

前のアゴ君は生き餌しか食べませんでしたが、アゴ二世は小松菜も食べますし、コオロギも好物です。

本人は威嚇のつもりでも、このとぼけた顔つきですから私には効き目はありません。

顎の皮が剥がれかかっています。脱皮の痕跡です。