原題:LA MOME
英題:THE PASSIONATE OF EDITH PIAF LA VIE EN ROSE
ピアフ役のマリオン・コティアールの熱演がすべての映画。
印象シーン1冒頭、アメリカ公演中のピアフのバックにビリー・ホリディのポスタ
ー。ピアフが言う「ビリー・ホリディと誕生日が同じなの」
印象シーン2恋人マルセルのボクシング・シーン。この時流れる曲は「私の神様」
ピアフの曲がこんなに肉弾戦に合うとは。二人の愛の強さがそのま
ま伝わってくる。
印象シーン3マルセルの飛行機墜落死を知って狂乱。コティアールのピアフの魂が
乗り移ったような演技が圧巻。
印象シーン4晩年のマリブ・ビーチの夕陽の中のピアフ。温かな風景にかえって
孤独感が滲み出る。
何と、マレーネ・ディートリッヒと会話を交わすシーンが出てくる。ここは、アーカイブ
を使って、本物の彼女の映像を処理して欲しかった。
30年代のパリの市街の風情がいい。カメラが日本人なのを改めて知った。
アメリカ公開題名は「ばら色の人生」 日本では「愛の賛歌」愛好される歌の違いか。
90点。
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