じわじわ氣温の下がっていく毎日、きょうはまた一段と厳しい冷え込み。
小さな電氣ストーブひとつで用が足りていたわが家も、ついにこたつを出しました。
今夜は足腰からすっかりぽかぽか、幸せな晩です(*^^*)
夕飯は熱々味噌煮込みうどん。
お野菜たっぷり、かつおでとっただしに 味噌は長年寝かせた熟成手前味噌、うどんは歯ごたえしこしこの太麺、湯氣の立つところに擂りゴマをたっぷりかけて、七味をぱらり♪
身も心もあったまるぅ~\(^o^)/
美味しくいただきながら、ふと思いました。
この幸せな一杯に どれだけのいのちやエネルギー、手間ひまがかかっていることか、と。
その身を与えてくれた食材はもちろんのこと、それを育てた土、水、お日さまの光、そして土作りから収穫までの人手。
それが我が家に届くまでの流通にも、数え切れないほどの人の手がかかっている。
また、調理時の道具や丼、箸にいたるまで、やはりとてもイメージしきれないほどの人の働きに支えられて 我が家にやってきたもの。
さらに、その道具の原材料や 畑の土、水などが どれだけの生物の働きで存在しているのか、まで考えると。。。
なんか私、とてつもなくすごいもの食べてない?
さらに想像が膨らんで。
畑で働く人、流通に携わる人、販売する人、そして調理する私、みんながみんな、自分を愛し、人を愛し、人生を愛し、仕事を愛していたら。
自分の仕事から生まれるものを喜んでくれる人の笑顔を想像し、楽しく幸せな氣持ちで働く人ばかりだったら。
数知れない人の愛と喜びが注ぎ込まれたこの一杯の味噌煮込みうどんに、どれほどの温かい思いとエネルギーが結集していることか。
そのパワーがそっくり私の体内に移し込まれ、私のからだを作り、化学反応を起こし、エネルギー源となり、心までも潤し、元氣づけてくれる。
その元氣をもって、私も自分の大好きな仕事を通して 生かされていることへの愛と感謝を形に表し、誰かに受け取ってもらう。
食事ひとつとっても、これだけのスケールで いのちに優しいエネルギーが 世界中を巡り巡る毎日。
会ったこともない多くの人が 互いに支えあい、生かしあう、そんないのち輝く世界。
感謝の輪はさらに広がって、人だけでなく まわりの自然にも及んでいく。
自然は いつも無条件の愛で 私たちに多くのものを与えてくれているんだもの。
今の世の中のさまざまな問題に焦点を合わせると、事の大きさと自分の存在の小ささ・非力さのあまりの開きに 心が折れそうになります。
でも、ちょっと視点を変えて 私たちひとりひとりにできることは?と見てみると、ブレイクスルーのカギは 意外と身近なところにあるのかもね☆
誰もが 自分をよぉく見つめて、心の中の引っかかりやわだかまりを溶かして、本来の「穏やかな喜びの人」に戻る。
難しそうに思えるかもしれないけれど、実は誰にでもきっとできること。
だって、ゼロから何かを作り出すわけじゃない、もともとの姿に戻るだけなんだもの。
戦いも流血も 特殊技術も特別な道具も 多額の資金も必要ない。
ただそれだけのことで、世界は音もなく静かに まったく別の次元に生まれ変わるのかもしれないよ♪
うどん一杯いただき終えるまでのわずかの間に、そんな想像とも妄想ともつかない思いが駆け巡り、やがて消えていったのでした(^^)
あ~、しみじみ美味しかった、ごちそうさまでした
p.s.
そうそう、書き忘れてたけど、うどんのつゆに軽くとろみをつけておくと、熱々度がさらにアップ、麺にもからみやすいです♪
また、とろみづけに 片栗粉ではなく葛粉を使うと、からだ温め効果がさらに増すそうです(cookpadより)♪