毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

続 ・ あらゆる問題の根底に潜む お金 ・ 時間 ・ 法律にまつわる催眠を解く ~ その15

2020年12月27日 13時16分11秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見


私たちは誰も、自分がどんな顔や姿をしているか 知っていると思っています。

でも、ほんとうにそうでしょうか?

私たちは、自分の顔や全身像を直接自分の目で見ることはできません。

知っているつもりの顔や姿は 鏡に映ったものや写真やビデオで撮影されたもの、でも鏡の像は左右逆だし、写真やビデオの像は過去の自分でいまこの瞬間の自分じゃない。

私たちがリアルタイムで直接見ることができるのは 手足や胸から下の前面など限られた部分を限られた角度からだけ、背面や内部の臓器などはまったく見ることができないのです。

では、鏡もカメラやビデオもない大昔、人間はどのように “自分” というものを捉えていたのでしょう。

また現代の私たちも、もし目が見えなくなったり見え方が変ったりしたら “自分” というものの捉え方はどのように変るのでしょう。




もし私たちの本質が外見にあるのなら、それは事故などの損傷や、あのジル ・ ボルティ ・ テイラー博士の脳卒中体験や 「ヒューマニエンス ・ 49億年のたくらみ ~ 自由な意志 それは幻想なのか?」 で示されたような脳の機能の変化によって いくらも変り得るもの、外的要因で簡単に変えられたり損なわれたりする もろくはかないものということになってしまいます。

でも、自分という枠組みを知覚できない領域にまで押し広げるなら、“定点を持たず遍在し 無限で決して損なわれることのない自分” を感じることができるはず。

私たちは これまで自分というものを小さく狭い範囲で捉えるよう教わり続けてきたせいで、あまりにもちっぽけで無力な存在として過小評価してきたようです。

そして コロナ騒ぎをきっかけに世界丸ごと揺さぶりをかけられている今この時、誰もが真のセルフイメージと人としての尊厳を取り戻すチャンスを手にしています。




先日12月8日はジョン ・ レノン没後40年の命日でしたが、いまなお世界中で愛され歌い継がれているあの名曲 「イマジン」 の歌詞にならってちょっと想像してみましょう。

戦争や内戦による難民、自然災害などの被災者、さまざまな犯罪の犠牲者に 貧困 ・ 人的不和などで辛い家庭生活を送る人たち、心身に問題を抱え 社会に適合できない人たち、貧しさゆえに教育を受けることができず 望まぬ労働を強いられる人たち。。。。もしいま 現行のお金のシステムというものがなかったら、誰もが生きていくのに十分なものを難なく手に入れることができ、安全な生活環境を保証され、なんでも自分の好きなことしたいことに存分に打ち込み、疲れたら気兼ねなく休息をとって 心の赴くまま自由に生きてゆけるとしたら、この人たちはどう変ることができるか、そもそもこういう人たちが生まれるだろうか。

誰もがただ生きるためだけに人生の大半を費やして働かねばならないなどという苦労なしに、のびのびと生きて食べて寝て、自身の人生の物語を望むままに紡いでいける、そんな環境にあったら、どうして犯罪などに手を染める必要があるでしょう、どうして怒りやフラストレーションを他者に叩きつける必要があるでしょう、どうして周囲の顔色を伺いやりたいことを我慢する必要があるでしょう。

自然災害や病氣をすべてなくすことはできなくても、誰もが例外なく十分な補償や治療を受けられるとわかっていたら いまとはずいぶん様子が違ってくるのではないでしょうか。

もし誰一人としてしたいことができなかったり、本意でないことを強制されたり、後ろめたさを押し殺してよくないとわかっていることに手を染めたりする必要がなくなったら、世界はどのように変るか。

ジョン ・ レノンは 思いが現実を創るということをよくわかっていたのでしょうね。

貴秋はさらにもうひとつ、「想像が実現しないと感じるなら その痛みと向き合ってごらん、催眠が解けて世界が変るから」 と付け加えたいと思います。

「イマジン」 を歌う人はいまなお世界中におおぜいいるのに、それでも世界が変らないのは、想像し創造する力を あの “バグ” が奪っていると思うから。

いくら想像したところで 自分には世界を変える力なんてないと思い込まされている人がたくさんいると思うから。

でもそれは真実じゃない。

私たち全員が例外なく、その個性に見合う形で古いものを手放し よりよい新しいものを形にするアイデアや情報や実行力を持っているのです。

いまそれを思い出すことで、私たちみんなが人としての尊厳を取り戻し、国だの人種だの年齢だの性別だのの垣根を越えて協力し合って 新しい世界を創り出すことができるのです。