Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

カンフーパンダ2

2011-09-19 | 外国映画(か行)
★★★★★ 2011年/アメリカ 監督/ジェニファー・ユー・ネルソン

「文句の付け所ナシ」


続編ものって駄作になりがちなんだけど、これは違いました。
アクションのバリエーション、スピーディさ、おもしろさには磨きがかかっていてほんとすばらしい。
3Dの醍醐味も存分に活かされていて申し分なし。
タイトルロールやエンドロール、そして回想シーンに使われるレトロなアニメ、
切り絵風アニメといった手触りの感じられるアニメーションもいい。

最初は、孔雀が悪役?と思ったけれども、その違和感もすぐに吹っ飛ぶ。
父との確執、征服者の孤独、鋭いカンフー。孔雀という、お高くとまった雰囲気と見事に調和。

自らのルーツを探しながら、成長するという王道ストーリーなれど、
ガチョウ父さんに拾われたいきさつのシークエンスで思わず涙が…。

そして、そこかしこでかまされるジョークとギャグ。
私はこのシリーズのギャグが自分の笑いのツボととてもしっくり来るんだなあ。
ラストの登場シーンでポーの声が届かない、というあまりにベタなギャグにも爆笑してしまったぞ。
これが、ジャックブラックの声だったら、絶対もっと面白いんだけど!
できることなら、字幕版で見たかった。
新宿1館のみとは、どうかしてるぜ。
DVD買えってことなんだね。悔しいけど、買うことになりそうです。
本当なら、もう一度映画館で見たいくらい。