Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

レイチェルの結婚

2017-08-08 | 外国映画(や・ら・わ行)
★★★★ 2008年/アメリカ 監督/ジョナサン・デミ

(WOWOW)

「マンチェスターバイザシー」にも通じる、取り返すことのできない罪を負った家族の物語。
カメラはほとんど手持ちで、まるで本当の家族喧嘩に立ち会っているような臨場感を感じさせる。
Aハサウェイはもちろん、他のキャストもみなリアルな演技で胸を打つ。
特に父親役の俳優のじたばたしたもどかしい演技が滑稽で
カメラを意識していないリアルさがすばらしい。

友人が企画したパーティが何だか奇妙でそこがまたリアル。
そして、アイリッシュ、フォーク、サンバ、ヒップホップと世界中の音楽がパーティで奏でられる。
あまりに多様なメンバー構成に面食らうが(しかもなぜそういう人達が集まっているのか何の説明もされない。そしてほぼ生バンドだ)
おそらくそこには多様性や共生というメッセージが込められているのだろう。秀作。