★★★★ 2018年/日本 監督/吉田恵輔
(映画館)
冒頭の引っかけから、吉田監督の意地悪魂が炸裂。
離れたくとも離れられない最も近い肉親きょうだいへの妬み、そねみ、ひがみがスパーク。
縁が切れればラクなのに、できないからマウント合戦。
人間の闇をモロだしにしつつ、やっぱりきょうだいっていいよね、とならないのがまた吉田流。
とはいえ、どんより系かというとそうではなく、兄弟間のドロドロを面白おかしく見せてくれる。
また、吉田監督は端役の演者のキャスティングに非常に巧い。
親戚のおじさん、おばさん、会社の同僚(確か「恋人たち」でも同僚役だった)などが
「こんなやついる」という実在感で迫ってくる。
これが作品のリアリティに大きく貢献している。
個人的には演技派男兄弟より、姉妹の確執に共感。
あの2人はいがみあっているが、でも、心の奥底ではわかり合いたいという気持ちがあるはず。
そう思わせてくれる、2人ともすばらしい演技だった。
(映画館)
冒頭の引っかけから、吉田監督の意地悪魂が炸裂。
離れたくとも離れられない最も近い肉親きょうだいへの妬み、そねみ、ひがみがスパーク。
縁が切れればラクなのに、できないからマウント合戦。
人間の闇をモロだしにしつつ、やっぱりきょうだいっていいよね、とならないのがまた吉田流。
とはいえ、どんより系かというとそうではなく、兄弟間のドロドロを面白おかしく見せてくれる。
また、吉田監督は端役の演者のキャスティングに非常に巧い。
親戚のおじさん、おばさん、会社の同僚(確か「恋人たち」でも同僚役だった)などが
「こんなやついる」という実在感で迫ってくる。
これが作品のリアリティに大きく貢献している。
個人的には演技派男兄弟より、姉妹の確執に共感。
あの2人はいがみあっているが、でも、心の奥底ではわかり合いたいという気持ちがあるはず。
そう思わせてくれる、2人ともすばらしい演技だった。