Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ

2019-01-24 | 外国映画(は行)
★★★☆ 2016年/アメリカ 監督/ジョン・リー・ハンコック

(WOWOW録画)

「マクドナルドがいかに巨大ハンバーガーチェーンになったのか」という事実を交えたお話は非常におもしろい。特にスピーディーにハンバーガーを作るために厨房のレイアウトを考えるシーンなど、なるほどと感心することしきり。しかし、本作の肝は「システムを考えた人」と「商売を広げた人」が異なり、両者間にどんどんひずみが出てくる人間ドラマの部分なんだが、どうもマイケル・キートンの演技が弱く感じる。表情が豊かでない分、葛藤しているのか、割り切ってるのかあまりよくわからない。マクドナルド兄弟への申し訳なさを背負ってなお事業拡大に邁進するビジネスマンの性も感じられないし、元ネタパクったひでえ野郎とも描いていないし。まあ、実際のモデル企業からのクレームを考えたら、表現にも限界があったか。