Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

レディ・バード

2019-07-08 | 外国映画(や・ら・わ行)
★★★★ 2017年/アメリカ 監督/グレタ・ガーウィグ

(Amazon プライム)

ワガママ自己中女子高生が大人の階段を一歩上る青春物語の秀作。大学進学を機に子供を送り出した親なら共感ポイント満載だ。娘への愛を素直に表現できない母の意固地さがリアル。そしてラストで意味を持つタイトルが秀逸。変な邦題にしなくて本当によかった。

主人公のBFをティモシーシャラメが演じるが、ファンとしては出演時間が短いのがやや不満。とはいえ、陰謀説を唱えたり、プロムには興味なかったり、ちょっと斜に構えた感じが面白いキャラ。元カレがゲイであること含め、94分と短い尺で彼らのキャラは掘り下げていない。リストラされて鬱病になった父親も同様。ただ案外、そのサラッと感がこの作品には合っているのかもしれない。