★★★★ 2017年/日本 監督/吉田大八
ちょ、何これ。すっごい変なのにすっごい面白い!
矢継ぎ早に切り替わるカットに大真面目に繰り出す宇宙ポーズ、そしてヘンテコ話を荘厳に彩る劇伴。バランスが神がかってる。バランス崩れると目も当てられないトンデモ映画だよ。こんなの吉田大八にしか撮れない。ちょっと感動。
オープンエンドなのに、いやオープンエンドゆえか、リアルSFだと宇宙人襲来物だし、ファンタジーだと大杉一家の妄想で、どちらの解釈でも破綻なく物語が成立。原作未読ですがこれはどれくらい脚色しているのでしょうか。俄然読みたくなりました。それにしても音楽がいい。そして蔵之介が宇宙人っぽい!