Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

ビリーブ 未来への大逆転

2020-11-09 | 外国映画(は行)
★★★★ 2018年/アメリカ 監督/ミミ・レダー

ギンズバーグ氏の功績のほんの一部の判例ではあるが、法律がいかに人々の不平等を黙認、推進しているかがわかる良作。日本の男女別姓の法改正と重なる部分も多い。法律を変えたくない奴らは誰か。その理由と目的は何か。しかし、邦題がぬるい。原題はOn the Basis of Sex

バトル・オブ・ザ・セクシーズは原題ママだったのに、なんなんすかね。あと、こういう差別問題を扱う作品って、キャスティングが重要。アーミーハマーが良くも悪くもイケメン過ぎる。まあ目の保養でしたけれども。キャシーベイツは気骨あふれる法律家として流石の演技でした。

ファーゴ シーズン1

2020-11-09 | TVドラマ(海外)
★★★★

悪魔はすぐそばに潜んでいる。付け込まれる人の欲望と近づかぬ人の良心、宿命と自由意志、日常と非日常。様々なコントラストが田舎町を舞台にペーソスたっぷりに描かれる。 ちょっとしたボタンの掛け違いで人生は転落する。どう生きるかという話でもある。実に面白かった。

コーエン兄弟の作風は苦手だが、ドラマは面白かった。映画では唐突に思える展開もドラマなら一人ひとりのキャラクターを掘り下げて描けるからかもしれない。クズのマーティン・フリーマン、殺し屋BBソーントン共にキャラ立ち凄いが、個人的には自身の行いに葛藤する善人コリンハンクスが印象に残る。