Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

ミナリ

2021-04-04 | 外国映画(ま行)
★★★★ 2020年/アメリカ 監督/リー・アイザック・チョン

希望を持ち新しい何かを始めようとする人々へ贈る賛歌。家族の絆と地域の繋がり。物事を片方から判断しないこと。人生の小さな教訓が詰め込まれている。何かを失いながらも人は前を向いて生きていく。アメリカで生きると彼らは選んだ。選んだ道を正解にするしかないのだ。

とにかく長男のデイビッドがかわいい!かわいすぎる!この子の愛らしい演技で元は取れたと思えるくらい。見知らぬ土地に連れてこられ、不安だろうに、彼の一挙手一投足に釘付け。生意気でやんちゃだけど、許してしまえるそのさじ加減が絶妙。

アジアンおばあちゃんあるある満載でかなり笑った。口の中に入れたものを孫に与える。良からぬ遊びを教える。孫の親、つまり自分の娘の言うことを聞かない。自然体で演じたユンヨジョンがお見事。余計な事しちゃだめ〜というラストの展開に至るまで、我が母を思い出さずにはいられなかった。