Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

チェルノブイリ

2021-09-14 | 外国映画(た行)
★★★★★

凄まじいの一言。見応えがあるとか、そんな言葉が空虚に感じられる。廃炉になった原発の内部で撮影されたという事故シーンの圧倒的な恐怖。容赦無く描かれる原爆被害。科学者の苦悩。命を賭けた人海戦術。どこかで目にした「全人類見るべき」に賛同。

「1時間ごとに広島原爆の2倍相当の放射線を放つ」。その恐ろしさを最も実感できるのは我々日本人だ。見ていて辛いのは間違いないが、一方で事実を知らなければという強い思いが込み上げる。セットの作り込みも驚異的。5分ごとに語りたくなるエピソードが連続。今まで見たドラマで最も密度が濃いと断言