【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

魅せられて飛鳥路~井手町歴史愛好ロマン会~

2014-11-19 | デジカメ紀行
春と秋の気候のいい折に井手町から足を伸ばして町外研修会があります。
この秋には【魅せられて飛鳥路】行ってきました。

大阪で育ったわんちゃんにとって飛鳥路は小・中・高と遠足で何回も訪れてます、そして大・大・大の宝塚ファンの友人とも「あかねさす紫の花」との繋がりで・・・飛鳥路(石舞台)っと、十数年前に行ってます(免許取りたての頃)
今回はまた違った趣がありました、飛鳥路を案内されるのは、明日香村ボランティアガイドの方でした。
歴史的背景などを含めて、とても詳しくお話されて「ふむふむ、なるほど」の世界でした。

そして、も一つビックリしたのは、明日香村はどこを掘っても遺跡が出てくるなぁ・・・ってところでした。畑仕事をしてて鍬の先にあたったのが000古墳だったとか。あっちこっちで「只今、遺跡調査の途中です」っという雰囲気でした。

JR玉水駅集合、バスで移動です。
バスのシートに深く沈むと「は~い、前の方に送って、お次は前からですよ後ろの方へ・・・」っと次から次へとお菓子やみかん、ペットボトルのお茶も。

岡寺から



西国三十三所 第七番札所 東光山 龍蓋寺(りゅうがいじ)

岡寺の正式名称「龍蓋寺(りゅうがいじ)」の謂れとは
1300年前のころ、この寺の近くに農地を荒らす悪龍がいた。義淵僧正(創建の僧)はその悪龍を法力によって小池に封じ込め、大石で蓋をした。この伝説が岡寺の正式名称「龍蓋寺」の原点になっており、本堂前に「龍蓋池」が今もある(ありましたよ)



三重塔の屋根の軒先に吊り下げられている鐘形の飾り「宝鐸(ほうちゃく)」につづいて何やらお琴の様なモノが?あれは何?何のために?


「極楽浄土の折にも弦楽が楽しめるように」っと・・・

石舞台へ


入口


天井

石棺のレプリカ


石舞台古墳の解説
築造は七世紀初頭、被葬者は蘇我馬子(六世紀後半)の墓ではないかっと・・・
玄室の長さ7.8m、幅約3.4m、高さ4.8m、大小30数個の花崗岩が使用されており、天井に使われている石の重さは、北側が約64t、南側が約77t、総重量は約2300tという大規模な古墳であるっと、判明しました(昭和8年と10年に行われた本格的な発掘調査にて)
「こんな大きな石、大変やったやろうなぁ、時の権力者の凄さを感じるわ」
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「石舞台」の名の由来
昔のこと狐が女性に化けて石の上で舞を見せた、とか、この地にやってきた旅芸人が舞台がなかったので、やむなく大石を舞台にして、お芝居を演じた、とか色々と噂アリ。
今は石の上に登ることは禁止・・・

謎?の石造物
飛鳥資料館でいろんな石造物に出会いました。
★石人像(せきじんぞう)

★須弥山石(しゅみさんせき)

詳しい情報は ⇒こちら へリンクさせていただきました。
★酒船石




平らにした石の表面に奇妙な彫刻がほどこされた巨大な花崗岩。酒造りに使用したとのいい伝えからこの名がつきました。油を造ったものともいわれてます。

高松塚古墳




「さぁ!最後は本日のメインの場所へ移動ですよ」っと幹事さんがおっしゃいました。
直径23mの二段築城の円墳。1972年の発掘調査によって彩色壁画を有する横口式石槨(よこぐちしきせっかく) (⇒こちら) が存在していたっと判明。
副葬品には海獣葡萄鏡金銅製飾金具、銀製太刀金具、琥珀丸玉、ガラス玉、丸玉等々。
石槨の構造、副葬品などから七世紀~八世紀初頭にかけて築造されたと・・・けど、被葬者は不明。

彩色壁画の数々 ⇒こちら
女人像が手にしているもの
蓋・円翳(はうちわ形のものに長柄をつけたもので、貴人に左右からさしかざしてその顔を隠すのに用いたもの)・蝿払・鉾・如意棒などを持った人物画像
もっと詳しく ⇒こちら

わんちゃんが住んでいるのは精華町ですがちょっとしたご縁があって木津川の向こう側に位置する井手町の歴史愛好ロマン会にお邪魔してどういうわけか井手町の歴史をお勉強中です。
歴史って?年表中心の?じゃなくって・・・
井手は、平城旧都と平安京を結ぶ街道のほぼ中ほどにあって、『蜻蛉日記』『更級日記』の作者たちも、長谷寺に参詣するおりに、この地を通ったことが、それらの文献からも伺えます。っとまず最初に教えていただきました。
井手はその地を流れる「玉川」と「山吹」「蛙(かわず)」の里として古来多くの詩歌に井手とセットで詠み込まれています。
井手町歴史愛好ロマン会では『井手百首』っというのを今、編纂中やそうです、わんちゃん的にはとても楽しみです、わんちゃんでも知ってるっという有名な歌人の和歌が次々と出てくるそうです。

飛鳥路map


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