【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

新元号「令和」

2019-04-02 | 折々の花~散歩道で~
≪なかなかに人とあらずは酒壺に成りにてしかも酒に染みなむ≫。
いっそ人間をやめ、ずっと酒に浸れる酒壺になりたい。突拍子もない願望を歌にした人がいたものである。
大伴旅人(おおとものたびと)。奈良の昔、公卿にして一流の教養人だった。
旅人は天平2年(730年)春、九州・大宰府の公邸で宴を催している。招かれたのは九州一円の役人や医師、陰陽師(おんみょうじ)ら31人。庭に咲く梅を詠み比べる歌宴だった。「初春の令月にして、気淑(きよ)く風和(かぜやわら)ぎ」。旅人の書き残したとされる開宴の辞から採られたのが新元号「令和」である。
辞には続きがある。「天空を覆いとし、大地を敷物として、くつろぎ、ひざ寄せ合って酒杯を飛ばす。さあ園梅を歌に詠もうではないか」枝を手折り、雪にたとえ、酒杯に浮かべる公卿らの姿が浮かぶ。
「令和」にどのような感想をお持ちになっただろう。令や和の字を名に持つ方は、これからしばらく話題に事欠くまい。ここを商機と万葉集コーナーを設けた書店もある。お祭り騒ぎはしばらく続きそうだ。
さて、万葉の昔に戻れば、60余年の大伴旅人の生涯に、元号は驚くほど頻繁に代わっている。やれ吉兆の亀が発見されたと言って「神亀」奇跡の水が見つかったと「養老」。ほかに「朱鳥」「大宝」「慶雲」「和銅」「霊亀」「天平」、まるで改元のインフレ期のようである。
そんな時代を知る旅人が、酒席で述べた挨拶が1300年後の元号になってしまうとは。二日酔いの夢にも想像しなかったことだろう。
2019年(平成31年)4月2日(火) 朝日新聞 天声人語
「令和元年」まで、あと一ヶ月

今日はカメラを提げて散歩しました。
気になるお花があるからです。

イヌナズナ:アブラナ科


植物の日本名にはイヌ000と、犬の名をかぶせたものがたくさんある。それは、これによく似た有用植物があって、こちらは役に立たない場合に使われることが多い。イヌナズナの場合ナズナは食べられるが、イヌナズナは食用にならないからである。
他に
イヌムギ:麦に似ているが有用ではない。
イヌタデ:昔ままごとで使った「アカマンマ」のことです。残念ながら食べられません。「タデ」は、その芽を刺身の付け合わせとします。
イヌツゲ:ツゲは、櫛や将棋の駒に使われますが、イヌツゲは、材質がよくなく使われません。
「いぬ」を辞書で調べてみますと、おもしろいことが書いてありました。
広辞苑には、ある語に冠して、似て非なるもの、劣るものの意を表す語。
別の辞書には、役立つ植物の何かに形態上は似ているが多くは人間生活に直接有用ではないものであることを表す。にせ、とありました。

①カンサイタンポポ:キク科


②セイヨウタンポポ:キク科


散歩道ではカンサイタンポポとセイヨウタンポポなどがあります。
①はカンサイタンポポ②はセイヨウタンポポですね。
①日本在来の黄色のタンポポのうち、関西から西で出会う。
花期が4~5月に限られる、分布域が限られていて日本中に広がるものはない
②ヨーロッパ原産の多年草、日本全土に広がっている、夏から秋まで次々に咲く。
①と②をイッパツで見分ける方法は?
総苞のようすを見れば②はつぼみの時から下向きに反り返っている①は花が咲いて綿毛になっても反り返らない。

アマナ:ユリ科




ここんとこ、天気が良くなくってアマナがゴキゲンな時に出会わないんです。
お日さま燦燦でないと、機嫌が良くないんです。