『サンシャイン 2057』
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ぐりはSFってそれほど好きではない。
仕事がら観ないわけにはいかないから観ることもあるけど、基本的には未来がどーとか異世界がどーとか宇宙がどーとか地球外生物がどーとか、そーゆー映画はぶっちゃけどーでもいーっす(爆)。なにしろこれまでに『スターウォーズ』シリーズを映画館で一度も観たことがないのだ。『ロード・オブ・ザ・リング』は一本も観ていない。ヤル気あんのかね?映像制作に関わる者として?
まあそれはさておき。
この映画はSFとはいえ8人の科学者/宇宙飛行士を乗せた宇宙船の中だけで物語が進行する。複雑な設定や背景・映像的スペクタクルよりも船内での人間関係や登場人物の内面を主に描いたSFとしては、『惑星ソラリス』(ぐりはタルコフスキーのオリジナルしか観てない)や『2001年宇宙の旅』に近いです。
この2本はSFでも例外的にぐりのお気になので、必然的に『サンシャイン〜』も好きな部類に入ってくる。
ただこの映画に関していうと、やりたかったことはすごくわかるのに、SFらしさを出すためだかなんだか、やたら概念的な演出がゴチャゴチャうるさくて、落ち着いて登場人物に感情移入しづらかった。
とくにSEがやかまし過ぎ。ムダに頑張っちゃってます。もっと淡々と粛々とした音響設計にしないと逆効果だと思う。気持ちはわかるんだけどねえ。
映像はすごかったっす。お金も手間ひまもかかってる。全編ほぼ観たことない映像、99%想像でしかつくれない映像のオンパレードなんだけど、みやすいしわかりやすい、シンプルな表現でデザイン的にもいいと思いました。
キャスティングと演技もよかったと思う。ぐりはキリアン・マーフィーと真田広之と楊紫瓊(ミシェル・ヨー)しか知らなかったんだけど、それぞれもとのイメージに合った役柄にちゃんとハマってました。なかでもキリアン・マーフィー演じるキャパがだんだん死を恐れなくなっていく過程なんかは、台詞も少ないしぜんぜん説明もないのに不思議によく伝わってきました。
でもたぶん、この映画の中では乗組員の死は「死」じゃないんだよね。ミッションが成功すれば8人の名は永久に人類の歴史に残ることになる。人間の死が肉体の滅亡でなく社会からの忘却によるものととらえるなら、彼らは人類にとって不滅の英雄になるのだから。
ひとつぐりがわかりにくかったのはキリスト教に関するパート。
後半このパートがかなり重要になってくるんだけど、ぐりはキリスト教に不案内なので正直ちんぷんかんぷんでしたです。
ハリウッド映画はこの手の宗教的なモチーフがよくでてくるけど、中でもこれは相当ハッキリと前面に出されてる方だと思います。なのでわからなさがけっこーストレスに感じました。
わかる方おられたら誰か説明したってくださいませ。
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ぐりはSFってそれほど好きではない。
仕事がら観ないわけにはいかないから観ることもあるけど、基本的には未来がどーとか異世界がどーとか宇宙がどーとか地球外生物がどーとか、そーゆー映画はぶっちゃけどーでもいーっす(爆)。なにしろこれまでに『スターウォーズ』シリーズを映画館で一度も観たことがないのだ。『ロード・オブ・ザ・リング』は一本も観ていない。ヤル気あんのかね?映像制作に関わる者として?
まあそれはさておき。
この映画はSFとはいえ8人の科学者/宇宙飛行士を乗せた宇宙船の中だけで物語が進行する。複雑な設定や背景・映像的スペクタクルよりも船内での人間関係や登場人物の内面を主に描いたSFとしては、『惑星ソラリス』(ぐりはタルコフスキーのオリジナルしか観てない)や『2001年宇宙の旅』に近いです。
この2本はSFでも例外的にぐりのお気になので、必然的に『サンシャイン〜』も好きな部類に入ってくる。
ただこの映画に関していうと、やりたかったことはすごくわかるのに、SFらしさを出すためだかなんだか、やたら概念的な演出がゴチャゴチャうるさくて、落ち着いて登場人物に感情移入しづらかった。
とくにSEがやかまし過ぎ。ムダに頑張っちゃってます。もっと淡々と粛々とした音響設計にしないと逆効果だと思う。気持ちはわかるんだけどねえ。
映像はすごかったっす。お金も手間ひまもかかってる。全編ほぼ観たことない映像、99%想像でしかつくれない映像のオンパレードなんだけど、みやすいしわかりやすい、シンプルな表現でデザイン的にもいいと思いました。
キャスティングと演技もよかったと思う。ぐりはキリアン・マーフィーと真田広之と楊紫瓊(ミシェル・ヨー)しか知らなかったんだけど、それぞれもとのイメージに合った役柄にちゃんとハマってました。なかでもキリアン・マーフィー演じるキャパがだんだん死を恐れなくなっていく過程なんかは、台詞も少ないしぜんぜん説明もないのに不思議によく伝わってきました。
でもたぶん、この映画の中では乗組員の死は「死」じゃないんだよね。ミッションが成功すれば8人の名は永久に人類の歴史に残ることになる。人間の死が肉体の滅亡でなく社会からの忘却によるものととらえるなら、彼らは人類にとって不滅の英雄になるのだから。
ひとつぐりがわかりにくかったのはキリスト教に関するパート。
後半このパートがかなり重要になってくるんだけど、ぐりはキリスト教に不案内なので正直ちんぷんかんぷんでしたです。
ハリウッド映画はこの手の宗教的なモチーフがよくでてくるけど、中でもこれは相当ハッキリと前面に出されてる方だと思います。なのでわからなさがけっこーストレスに感じました。
わかる方おられたら誰か説明したってくださいませ。