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落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

韓国より愛をこめて

2007年09月16日 | movie
『恋愛の目的』
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高校教師のユリム(朴海日パク・ヘイル)は教生のホン(姜惠貞カン・ヘジョン)を一目で気に入り交際を求めるが、彼女は愛なんか信じないといってとりあわない。ユリムにはやはり教師の恋人がいてホンにも医師の婚約者がいるが、ふたりはやがて抗いがたく惹かれあうようになっていく。
すっごいおもしろかったです。これも2時間は長かったけど。主要登場人物が2人しかいなくて、他が思いっきり脇とゆー人物構成で2時間は引っぱり過ぎ。90分でよろしい。
全編のほとんどがユリムとホンの会話劇なんだけど、このふたりのモノの言い方が非常に率直でイヤ味がなくていい。ユリムはとにかくどうでもホンとやりたい。ホンはとにかくどうでも男に騙されたくない。それぞれに手前勝手でありつつ不器用で純粋で、恋愛のみっともないところと楽しいところとドロドロに怖いところがうまくバランスよく物語に織り込まれるようになっている。ウマイ。
赤というキーカラーを上手く配した衣裳やプロダクションデザインもなかなかオシャレだし、会話のテンポや馬鹿馬鹿しくてエロティックな言葉遊びも楽しい。登場人物のキャラクター描写も魅力的。もっと短かったら日本でも一般公開されたろうにと思うともったいないです。
食事のシーンがやたらめったら多くて、それがまたいちーちおいしそう。ああ韓国料理が食べたいなあ。


韓国より愛をこめて

2007年09月16日 | movie
『浜辺の女』
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映画監督のジュンネ(金勝友キム・スンウ)はシナリオ執筆のためスタッフのチャンウク(金泰佑キム・テウ)を誘って海辺のリゾートへ出かける。同行したチャンウクの恋人ムンスク(高賢延コ・ヒョンジョン)とジュンネはひそかに関係を結びソウルに戻ってからも会おうと約束するのだが・・・。
洪尚秀(ホン・サンス)といえば韓国映画の監督の中でも人気あるほうだと思うけど、ぐりは今回初見です。
えーと・・・正直かなりガッカリ。まずねえ、長い。しけたビーチリゾートでダラダラ痴話喧嘩する話で2時間以上ひっぱってどーすんねん。意味わからん。こんなもん80分もありゃ終わるでしょ。フィルムのムダ。
しかもねー、この映画みてても恋愛感情ってまったく伝わってこないのさ。それぞれが自分の欲望のために相手をコントロールしよーとしてしょうもない詭弁を弄するだけの虚しい口論と駆け引きの繰り返し。まあみっともないったらない。
恋愛中の人間なんかみんなみっともないものかもしれないけど、恋愛してるよーにすらみえないんだからどうしようもない。
しかしぐり的に最も耐えられなかったのはちょーーーチープなカメラワーク。1シーン1カットで攻めたいのはわかるんだけど、それが全部カメラ固定。でもってアングルに何のセンスも工夫もなし。テキトーにタマにズームしてみたりパンしてみたり。あのねえ・・・。