『アフター・ウェディング』
『ある愛の風景』のスザンネ・ビア監督の最新作。
カルカッタの貧民街で孤児院を運営する活動家ヤコブ(マッツ・ミケルセン)は新しいスポンサーの招致で故郷コペンハーゲンを訪れるが、当の資産家ヨルゲン(ロルフ・ラッセゴード)は活動内容にはほとんど興味を示さず、週末の娘の結婚式に無理矢理彼を招待する。そこでヤコブはヨルゲンの妻ヘレネ(シセ・バベット・クヌッセン)が20年前の恋人であり、新婦アナ(スティーネ・フィッシャー・クリステンセン)が存在さえ知らされなかった実の娘であることを知る。
これもストーリーそのものはどーっちゅーことないんですよ。てゆーか、かなりの部分で「それはどーか?」と首を傾げざるを得ない、相当に危うい物語です。辻褄があわないとかそういうことはないんだけどね、考え方として「ちょっとどーよ?」なところがけっこーあるのよ、なんちゅーか、もしやこの監督白人史上主義者?なの?みたいなさ。ヤコブの活動内容に興味ないのって実は監督のことじゃないすかねー。
それはおいといて、やっぱりこの映画も感情描写が素晴しい。死期の迫った男の去り際、初めて実の子に対面した男の狼狽、生死さえ諦めていた過去の恋人に再会した女の怒り。全然これみよがしな感じじゃないのよ、オーバーアクトでもなんでもないのに、もうもうめちゃくちゃリアルで、ひとつひとつすべてが観るものの胸に肉薄してくる。圧倒的。
『ある愛〜』もそーだけど、音楽の使い方が情緒的でステキ。アウトフォーカス気味のカメラワークはややくどい・・・かも。全体に人物に寄りきった画面がちょっと多過ぎる感じはしましたです。ヨルゲン役のロルフ・ラッセゴードはスウェーデン人で『太陽の誘い』にも出てる人ですね。ぜんぜん違うキャラで最初気づかなかったです。
しかしこの映画は飲み食いするシーンがものすごく多くて、観ていておなかが空いて空いて、酒が飲みたくて飲みたくてしょうがなかったです。
『ある愛の風景』のスザンネ・ビア監督の最新作。
カルカッタの貧民街で孤児院を運営する活動家ヤコブ(マッツ・ミケルセン)は新しいスポンサーの招致で故郷コペンハーゲンを訪れるが、当の資産家ヨルゲン(ロルフ・ラッセゴード)は活動内容にはほとんど興味を示さず、週末の娘の結婚式に無理矢理彼を招待する。そこでヤコブはヨルゲンの妻ヘレネ(シセ・バベット・クヌッセン)が20年前の恋人であり、新婦アナ(スティーネ・フィッシャー・クリステンセン)が存在さえ知らされなかった実の娘であることを知る。
これもストーリーそのものはどーっちゅーことないんですよ。てゆーか、かなりの部分で「それはどーか?」と首を傾げざるを得ない、相当に危うい物語です。辻褄があわないとかそういうことはないんだけどね、考え方として「ちょっとどーよ?」なところがけっこーあるのよ、なんちゅーか、もしやこの監督白人史上主義者?なの?みたいなさ。ヤコブの活動内容に興味ないのって実は監督のことじゃないすかねー。
それはおいといて、やっぱりこの映画も感情描写が素晴しい。死期の迫った男の去り際、初めて実の子に対面した男の狼狽、生死さえ諦めていた過去の恋人に再会した女の怒り。全然これみよがしな感じじゃないのよ、オーバーアクトでもなんでもないのに、もうもうめちゃくちゃリアルで、ひとつひとつすべてが観るものの胸に肉薄してくる。圧倒的。
『ある愛〜』もそーだけど、音楽の使い方が情緒的でステキ。アウトフォーカス気味のカメラワークはややくどい・・・かも。全体に人物に寄りきった画面がちょっと多過ぎる感じはしましたです。ヨルゲン役のロルフ・ラッセゴードはスウェーデン人で『太陽の誘い』にも出てる人ですね。ぜんぜん違うキャラで最初気づかなかったです。
しかしこの映画は飲み食いするシーンがものすごく多くて、観ていておなかが空いて空いて、酒が飲みたくて飲みたくてしょうがなかったです。