先日から膀胱炎気味だったのだが、腎盂腎炎になってしまった。
このブログの読者のほとんどは女性なのでご経験のある方もいらっしゃると思うのだが、しばらく前にこの女性特有の病気のことをある人と話していて、意外にこの痛みとしんどさが世の中には知られてないのだなと思ったことがあったので、どーでもいいよーなことですが、ぐり的な膀胱炎→腎盂腎炎コースについてちょっと書いておこうと思う。
膀胱炎は膀胱がブドウ球菌・大腸菌・腸球菌などの細菌に感染して炎症を起こし、尿を溜める・排泄するという働きに障害が発生する病気である。男性と比較して尿道が短い女性がかかりやすい病気である。
尿道からの感染も原因のひとつだが、病原体である細菌のほとんどはもともと尿道にも膀胱にも存在する菌で、発症の直接の原因の多くはストレスや不眠、不規則な生活などで免疫力が低下することによるものとみられている。俗に不潔なセックスのやりすぎでかかるといわれてもいるけど、必ずしもそれだけじゃありません。
一度発症すると何度もくりかえされるのが特徴で、実をいうとぐりはほとんど毎年のように発症している。ひどい時は治ってもすぐまたかかる。かかると下っ腹が痛くなり、トイレが極端に近くなる。いわゆる瀕尿状態である。トイレに行っても行ってもすぐ行きたくなる。排泄時には焼けつくような痛みを感じる。
予防法は陰部を清潔に保つこと、なるべく多く水分を摂って、頻繁にトイレに行くこと、下半身を冷やさないこと。「あれっ?」と思ってからでも大量に水を飲んでじゃんじゃんとおしっこをして腰をあたためると治ってしまうこともある。
でもそうはうまくいかないことの方が多い。この病気はビックリするくらい進行が早くて、「あれっ?」と思った時点で細菌が腎盂にまで達して、炎症が広がってしまっていることがしばしばある。これが腎盂腎炎。故・飯島愛さんが引退時に理由のひとつとして挙げた病気でもある。
腎盂腎炎になるとまず高熱が出て、腎臓付近や両脇のリンパ腺あたりがガンガンと痛む。おしっこはしたくてももう出てこない。出てくるのは炎症で破壊された腎盂や膀胱の組織が解けた、赤く濁った無気味な液体が少しずつたらたら出る。高熱のせいか吐き気や頭痛も伴う。痛みは、膀胱のあたりをブーツの爪先で思いきりぎゅうぎゅうと踏みつけられるような感じの痛さである。えー、ぶっちゃけ、激痛といってよいかと。
まあしんどいです。ここまでいったのは今回で3回め?4回め?くらいです。よく覚えてないけど。
今回はゆうべ「これは膀胱炎になったな」と気づいて、朝になって状態がひどくなってたらまた病院だなこれはと思って起きたら、それどころじゃなくなってたと。
かかりつけの病院に電話をしてどーかこーか家を出るんだけど、痛みと吐き気と寒気でまともに歩けない。小股でそろりそろりとしか足を運べない。常に猛烈にトイレに行きたくて、駅までのコンビニでトイレに寄り、駅でも4回もトイレに行く。トイレを出てホームに下りても、すぐまた行きたくなるのだ。途中からは我慢できずにタクシーに乗る。こういうときに限って道が混んでいる。
病院に着いてさっそく尿検査して熱を測ると39℃近くあった。抗性物質の点滴を受けて、勤務先に欠勤の連絡を入れる。帰りに薬局で処方された抗生物質の錠剤と解熱消炎剤を買って帰る。
膀胱炎も腎盂腎炎もきちんとした処置を受ければ治る病気だし、大した病気じゃないといえばそうかもしれないと思う。
でも誰でもそうだけど、身体の中で起こる異変は自分の目で確かめることは出来ないから、悪寒と激痛と目も開けていられないほどのめまいの苦しみだけでもとても不安になる。内臓が焼けつくようなあの感覚には、誰でも身の危険を感じるはずだと思う。
女性なら誰でもかかる危険のある病気だし、放っておくと簡単に敗血症や播種性血管内凝固症候群、急性呼吸窮迫症候群、腎不全などの重篤な状態に進行するケースもままあるので、まだまだ寒さの続くこの季節、みなさまご注意くださいませ。
待ち犬。図書館にて。
このブログの読者のほとんどは女性なのでご経験のある方もいらっしゃると思うのだが、しばらく前にこの女性特有の病気のことをある人と話していて、意外にこの痛みとしんどさが世の中には知られてないのだなと思ったことがあったので、どーでもいいよーなことですが、ぐり的な膀胱炎→腎盂腎炎コースについてちょっと書いておこうと思う。
膀胱炎は膀胱がブドウ球菌・大腸菌・腸球菌などの細菌に感染して炎症を起こし、尿を溜める・排泄するという働きに障害が発生する病気である。男性と比較して尿道が短い女性がかかりやすい病気である。
尿道からの感染も原因のひとつだが、病原体である細菌のほとんどはもともと尿道にも膀胱にも存在する菌で、発症の直接の原因の多くはストレスや不眠、不規則な生活などで免疫力が低下することによるものとみられている。俗に不潔なセックスのやりすぎでかかるといわれてもいるけど、必ずしもそれだけじゃありません。
一度発症すると何度もくりかえされるのが特徴で、実をいうとぐりはほとんど毎年のように発症している。ひどい時は治ってもすぐまたかかる。かかると下っ腹が痛くなり、トイレが極端に近くなる。いわゆる瀕尿状態である。トイレに行っても行ってもすぐ行きたくなる。排泄時には焼けつくような痛みを感じる。
予防法は陰部を清潔に保つこと、なるべく多く水分を摂って、頻繁にトイレに行くこと、下半身を冷やさないこと。「あれっ?」と思ってからでも大量に水を飲んでじゃんじゃんとおしっこをして腰をあたためると治ってしまうこともある。
でもそうはうまくいかないことの方が多い。この病気はビックリするくらい進行が早くて、「あれっ?」と思った時点で細菌が腎盂にまで達して、炎症が広がってしまっていることがしばしばある。これが腎盂腎炎。故・飯島愛さんが引退時に理由のひとつとして挙げた病気でもある。
腎盂腎炎になるとまず高熱が出て、腎臓付近や両脇のリンパ腺あたりがガンガンと痛む。おしっこはしたくてももう出てこない。出てくるのは炎症で破壊された腎盂や膀胱の組織が解けた、赤く濁った無気味な液体が少しずつたらたら出る。高熱のせいか吐き気や頭痛も伴う。痛みは、膀胱のあたりをブーツの爪先で思いきりぎゅうぎゅうと踏みつけられるような感じの痛さである。えー、ぶっちゃけ、激痛といってよいかと。
まあしんどいです。ここまでいったのは今回で3回め?4回め?くらいです。よく覚えてないけど。
今回はゆうべ「これは膀胱炎になったな」と気づいて、朝になって状態がひどくなってたらまた病院だなこれはと思って起きたら、それどころじゃなくなってたと。
かかりつけの病院に電話をしてどーかこーか家を出るんだけど、痛みと吐き気と寒気でまともに歩けない。小股でそろりそろりとしか足を運べない。常に猛烈にトイレに行きたくて、駅までのコンビニでトイレに寄り、駅でも4回もトイレに行く。トイレを出てホームに下りても、すぐまた行きたくなるのだ。途中からは我慢できずにタクシーに乗る。こういうときに限って道が混んでいる。
病院に着いてさっそく尿検査して熱を測ると39℃近くあった。抗性物質の点滴を受けて、勤務先に欠勤の連絡を入れる。帰りに薬局で処方された抗生物質の錠剤と解熱消炎剤を買って帰る。
膀胱炎も腎盂腎炎もきちんとした処置を受ければ治る病気だし、大した病気じゃないといえばそうかもしれないと思う。
でも誰でもそうだけど、身体の中で起こる異変は自分の目で確かめることは出来ないから、悪寒と激痛と目も開けていられないほどのめまいの苦しみだけでもとても不安になる。内臓が焼けつくようなあの感覚には、誰でも身の危険を感じるはずだと思う。
女性なら誰でもかかる危険のある病気だし、放っておくと簡単に敗血症や播種性血管内凝固症候群、急性呼吸窮迫症候群、腎不全などの重篤な状態に進行するケースもままあるので、まだまだ寒さの続くこの季節、みなさまご注意くださいませ。
待ち犬。図書館にて。