落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

四十路デビュー

2013年02月13日 | 復興支援レポート
三日間、完全に肉体労働をしていた。

今回のミッションはみっつ。

A)薪作り。
  流木を薪にできる長さに切断、太いものは割って薪にする。

B)地盤沈下した漁港の岸壁に生えた海藻の除去作業。
  前回やったのと似たような作業だが別の場所
  依頼主は漁協なので、装備などの面で支援してもらえた。

C)津波で崩壊した漁港の復旧作業。
  前回の現場と同じ漁港。具体的には
  1)側溝に詰まった岩石や砂を取り除いて土嚢に詰め、段差ができた岸壁に積み上げて均す。
    これは本来行政がやるべき支援なので、受け入れるかどうか迷ったが結局やることになった。
  2)前回除去した後に生えた海藻の除去。
  3)岸壁についたカキの除去。

こんなにできるわけないだろうと思っていたのだが、今回はなぜかボランティアの数がすごく増えて、なんだか全部できてしまった。人海戦術ってすばらしい。
とくにCの1とか全部人力ってありえへんやろ。ふつう重機が要る仕事でっせ。びっくりです。

今回は本当にいろいろとラッキーが重なって、「当たり」の活動になったと思う。
漁協の要請を受け入れたので装備を貸してもらえたり、ボランティアに配るおひるごはんの助成が受けられたりした。他団体ともつながれて、たくさん人数が必要な作業が可能になった。初めて応募してくれたボランティアさんにも恵まれたし、寒かったけど天候にも恵まれた。本格的な吹雪や完全な時化になったら全部中止だもんね。
今回ほど、いっしょに活動してきた仲間たちのポテンシャルと、地元の皆さんのご理解とご協力に感謝したことはない。やってきてよかったと心から思った。

生まれて初めての経験もいくつかした。
薪割りのお手伝いは今までにも経験はあったのだが、今回はチェーンソーとまさかりの使い方を教えてもらった。
チェーンソーは思ったよりも重くて、操作にすごく力が要るのが意外だった。全身の力を込めて押さえつけていないと超危険です。まさかりは力は要らないんだけどコントロールが必要。うまい人は足元から360°回転させてスカッと割るけど、ぐりはコントロールが悪くて、まっすぐに振り下ろすのも難しい。回転させるなんて無理です。センスゼロ。

反省点としては、欲張り過ぎて時間がなくて、慎重に冷静に判断する余裕がなかったこと。
今回はたまたま何事もなく終わったけど、いつもこの調子でガツガツやってたらなんか危ない気がする。
事故にだけは注意しないといけないし、忙しさにかまけて誰かの感情を不用意に傷つけたりなんてことになってないか、気になります。
Cの1なんかはやるかどうかで相当悩んだ要請だけど、実際やって、漁師さんが漁港が直ったのがあまりにも嬉しくて眠れなくて、夜中に二度も岸壁を見に行ったなんて聞いてしまったら何もいえない。けどそれで終わっていいのかは非常に気になる。

それにしても筋肉痛痛い。全身痛いです。ううううう。


お正月に御崎神社で絶対おみくじひいてきてね!当たるから!といわれてひいたら大吉。
ぐりは占いの類いは信じないのでふだんはまずひかないので、これが生まれて初めての大吉です。
「すべて心のまゝになるでしょう」なんて書いてあったら悪い気しないですええ。

ひさしぶりにマップも更新してみた。
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