ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

美しい境地

2007年02月12日 | 千伝。
今朝、民放で「京都の茶道とケルト文化の遺跡の奇妙な関係」のタイトルに・・京都もアイルランドもスコットランドも大好きな小生にとっては、興味深々で番組を観ていました。
が、「余りにもとってつけたような内容」にチャンネルを変えてしまいました。

裏番組のNHKで「地中海の女王ベネチア 水の都 千年の栄光」・・
こちらは、見応えがありました。

ベニス(ベネチア)には一週間程だけですが、滞在したことがあります。

狭い迷路のような路地の散策。船で島巡り。現地の方と結婚しベニスで生活されている日本人の方との会話・・いろいろと沢山の思い出があります。

ただ、残念ながら、その時の最終的な印象が「ベニスは薄汚い街」という記憶が残っていて二度と訪れることもない、というのが正直な感想でした。

ところが、今日のベネチアの千年の歴史(生い立ち)を、違う角度から眺めていると・・理由はともかく、もう一度訪問したい「美しい街」であることを再認識しました。

「美しさ」とは、人間の決断から生まれる「何かを残したい。厳しさと優しさ」ではないかと感じてしまいました。

余談ですが・・ある英字新聞を読んでの感想です。

「美しい国」を掲げる安部内閣の評価人気が、この頃ガタ落ちです。
考えてみれば、この方、何も自分で決断していない人生を送っています。
大学もエスカレータ進学、受験も就職も結婚も・・どれも自分の決断ではなく、周りからアレンジされた人生を過ごしたのでしょう。
だから、柳沢大臣などをスッパと斬る判断も決断もできない人物に映ります。

まず海外から、そういう評価に固まりつつある安部晋三首相です。

安部さん・・嫌いではないのですが、彼なりの哲学がほしいです。

飢餓

2007年02月12日 | 千伝。
ハングリーとは、飢えている、枯渇している状態だと思う。

飢えているものを頂いたときは、ありがたい。
何日も飯にありつかない時は、何でもおいしいのは言うまでも無い。

学生の時に食べた沖縄の豚肉の味噌付けは、忘れられないほどの味だったが、社会に出てから食べてみると、違った味だった。

画家志望の卵が、名作に出会うと電撃を感ずるように、何かに飢えた人間が、幸福の山を登りきるのかも知れない。

満腹感は、人生の目標を遠ざける。