ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

メディア・バイアスとリテラシー

2008年12月07日 | 千伝。
子供の頃、我が家が購読していた新聞は、朝日新聞でした。
だから、子供の頃、新聞と言えば「朝日新聞」しか思い浮かばなかったこともあります。
しかも、「天声人語」の言うことは疑問の余地を挟むこともなく正論として受け止めてもいました。(笑)

産経新聞に興味を持ち始めたのは、大学生の頃でした。
当時は、赤旗から創価新聞まで幅広く読んでいた時期もありましたが、昭和53年の頃、日本海側で突然アベックが蒸発するというスクープを報道したのは、当時の日本のマスコミでは、産経新聞だけでした。
さらに、当時、頻繁に起こっていた国電(現JR)の架線切断による足止め事件やら成田闘争で火炎瓶を投げに行かないかというアルバイト募集というようなものもあったはずです。
これら一連の事件が、北の共産圏から支援されているという報道していたのも産経新聞だったような記憶もあります。

今年、朝日新聞が赤字経営に転落したというニュースがありました。

30年ほど昔、友人の一人が新聞記者として朝日新聞に入社した際、残業含む手取りの月給が新卒で30万円ぐらいだと教えられたときから、小生の中で、朝日新聞の価値が暴落したのを思い出します。(笑)

当時、大手マスコミでの大卒の初任給の平均は、15万円前後でしたから・・よく働いても20万円ぐらいだったはず・・。

最近、朝日、毎日、産経、読売、日経・・大手各紙のコラムを読んでいて、個人的には、いちばん冴えていると思うのが、読売新聞の「よみうり寸評」と「編集手帳」です。

加えて、読売新聞サイトの「発言小町」は、非常に興味深いものがあります。

今日、廃刊となる週刊誌「読売ウィークリー これが最終号」を買い求めて読んでいました。

別に、読売巨人ファンでもないし、読売新聞にそれほどの恩もあるわけではありませんが、活字メディア(文字媒体)が、これから、ひとつひとつ消えてゆくのだろうという時代世相の流れを実感します。

ただ、経済週刊誌の「東洋経済」や「ダイヤモンド」は、10万部ほどで経営が成り立っているとのこと・・。

つまり、メディアサイドの書き手や送り手が生き残るのには、ネットで得られる以上の分かり易い情報の取捨選択がより先鋭化して分析認識力のあるジャーナリストの育成が必要だと考えます。

福井は、今朝から雪が降っていました。

夕方、街中を歩いていると何かヒントを貰ったような気持ちになりました。

それにしても、今夜は冷え冷えとする寒さです。

雪ストリート

風邪など・・くれぐれも召しになりませぬように。