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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

昨日書こうとしたこと ヨーロッパ 1

2008年12月09日 | 千伝。
1945年12月8日は、真珠湾攻撃の日・・太平洋戦争が勃発した日でもありました。

海外、とりわけヨーロッパに居ると、悔しいけど大きな壁にぶつかります。

日本人であること、黄色人であるという認識です。

働くことに関して、ヨーロッパ人は決して怠け者ではありません。

いざという時の実行力、行動力は、日本人、黄色人種よりも、ものすごい底力(パワー)を持っているような気がします。

ただ、ヨーロッパ人は、無理しても働かなくてもいい余裕を備えているのです。

物質的には、日本の方が豊かなのは事実なのに、それなのに我々の方が貧しいと感じるのは小生一人だけではないと思います。

それを、「心の余裕」とでも言うのでしょうか?

まるで、我々アジア人が働き蜂でヨーロッパという女王蜂に捧げる図式が浮かんできます。

そして悲しいことに、まだまだヨーロッパ人のほとんどが、アジアがどれくらい物資製品が世界を席捲しているか目で見ても肌で感じていないのです。

全体的に、彼らはまだまだ追い越されている事実を考えてもいないはずです。

何しろメイド・イン香港、韓国だろうが、同じようなものだと考えるいるふしがあります。

我々だって、メイド・イン・ベルギーやルクセンブルグだろうが、余り気になりません。

まだまだアメリカ人の世界がアメリカならば、ヨーロッパ人の世界はヨーロッパなのです。
我々のように極東の断崖の果てに位置するような異質な島国だからこそ、世界を安易に把握できます。

・・つづく。