ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

ステージ 0(ゼロ)。

2021年04月15日 | 百伝。

「拍手されるより、拍手する方がずっと心が豊かになる」と言ったのは、高倉健さんでした。

先日、ローカルニュースを観ていて、高齢者の腕にワクチン接種が始まったという注射シーンで気にかかった事。

アレレ・・・筋肉への注射という事で、真横のアングルではないのかな?しかし、その看護師は皮下注射のようにアングル45度で接種していました。

接種ニュースの最後のシーンは、注射後に針を抜いたあと、ワクチンの液が入っておらず皮膚から流れていたのを、看護師がサッとガーゼで拭い取っているのです。

おそらく、テレビカメラマンも気にかかったのか、同じ場面を長く撮影していました。

これで、ワクチン接種、本当に大丈夫なのかな?

注射、特に点滴針の注射などを含めて、看護師の技量、人格、品格には各々大きな違いがあります。

医療介護、一般社会も同じようなものですが、アタリハズレの大きな差異があるのが、国別や地域別の優劣社会の格差、貧富の格差なのかもしれません。

アマゾンの創業者が20兆円もの資産があって、世界各地に豪邸を作り、プライベートジェットで移動・・・アマゾンの倉庫で働く非正規労働者の給与を上げろよ❗と言いたくなります。

社会を支えているのが、エッセンシャルワーカーの低賃金の階層です。

そのソーシャルワーカーでさえ、階級が拡がっています。

例えば、コロナ禍の医療関係の看護師の給与待遇改善・・・介護職給与の150パーセントが看護師の相場年収です。

だから、看護助手として働く介護士は気の毒です。

さらには、介護士の介護助手という職業も加わりました。

コロナ感染者と最前線で対処している病院は少なく、ほとんどの中小病院では外来、病棟の入院患者さんが減少して閑古鳥が鳴いているのも現実・・・にも関わらず、面会禁止、面会規制というコロナ禍の今です。

人間は、特に男は現役時代、自分の社会的ポジションを気にかけるし自慢します。

課長部長になったとか、役員になったとか、経営者になったとか、年収とか、家族とか、どこの組織に属しているとか、・・・50歳、60歳過ぎると、段々と疑問が湧いて、「今、どういう風に生きているのか?」と興味、関心に変化が起こります。

さて、今日は大きな病院での定期検査受診でした。

どちらかが付き添う老々受診の方が目立ちます。

老々介護、命は年老いて、身体は劣化していくもの。

入院していた父を退院させて、医者のいなかった百島での在宅介護を始めた母、その時の母の年齢が80歳手前。

お陰様で、父は自宅で生涯を終える事ができました。

考えてみると、父も母も、百島での居心地のよい「往生の満足」を選択したのでしょう。

「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」

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