「拍手されるより、拍手する方がずっと心が豊かになる」と言ったのは、高倉健さんでした。
先日、ローカルニュースを観ていて、高齢者の腕にワクチン接種が始まったという注射シーンで気にかかった事。
アレレ・・・筋肉への注射という事で、真横のアングルではないのかな?しかし、その看護師は皮下注射のようにアングル45度で接種していました。
接種ニュースの最後のシーンは、注射後に針を抜いたあと、ワクチンの液が入っておらず皮膚から流れていたのを、看護師がサッとガーゼで拭い取っているのです。
おそらく、テレビカメラマンも気にかかったのか、同じ場面を長く撮影していました。
これで、ワクチン接種、本当に大丈夫なのかな?
注射、特に点滴針の注射などを含めて、看護師の技量、人格、品格には各々大きな違いがあります。
医療介護、一般社会も同じようなものですが、アタリハズレの大きな差異があるのが、国別や地域別の優劣社会の格差、貧富の格差なのかもしれません。
アマゾンの創業者が20兆円もの資産があって、世界各地に豪邸を作り、プライベートジェットで移動・・・アマゾンの倉庫で働く非正規労働者の給与を上げろよ❗と言いたくなります。
社会を支えているのが、エッセンシャルワーカーの低賃金の階層です。
そのソーシャルワーカーでさえ、階級が拡がっています。
例えば、コロナ禍の医療関係の看護師の給与待遇改善・・・介護職給与の150パーセントが看護師の相場年収です。
だから、看護助手として働く介護士は気の毒です。
さらには、介護士の介護助手という職業も加わりました。
コロナ感染者と最前線で対処している病院は少なく、ほとんどの中小病院では外来、病棟の入院患者さんが減少して閑古鳥が鳴いているのも現実・・・にも関わらず、面会禁止、面会規制というコロナ禍の今です。
人間は、特に男は現役時代、自分の社会的ポジションを気にかけるし自慢します。
課長部長になったとか、役員になったとか、経営者になったとか、年収とか、家族とか、どこの組織に属しているとか、・・・50歳、60歳過ぎると、段々と疑問が湧いて、「今、どういう風に生きているのか?」と興味、関心に変化が起こります。
さて、今日は大きな病院での定期検査受診でした。
どちらかが付き添う老々受診の方が目立ちます。
老々介護、命は年老いて、身体は劣化していくもの。
入院していた父を退院させて、医者のいなかった百島での在宅介護を始めた母、その時の母の年齢が80歳手前。
お陰様で、父は自宅で生涯を終える事ができました。
考えてみると、父も母も、百島での居心地のよい「往生の満足」を選択したのでしょう。
「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」
拍手。