ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

天国への情愛。

2021年04月23日 | 千伝。

先程、NHK のテレビ番組で「今日の聖火リレー」を観ていました。

大分県速見郡日出町の尾畠春夫さん、やはり聖火リレー走者で参加されていました。

81歳の尾畠さんの言葉。

「今、いちばん伝えたいのは、天国のお母ちゃんに、春夫は元気で走っとるよ」、と言って涙をこぼしながら話されていました。

スーパーボランティアと言うよりも、人間としての感情的な上品な情愛を受け取りました。


思い出探し隊。

2021年04月23日 | 百伝。

昼前まで、うとうとベッドの中で寝ていると、ラジオで、「今、聖火リレーは、大分県別府市から速見郡日出町(ひじまち)に引き継がれました」と、生実況が流れていました。

日出町在住のスーパーボランティア尾畠春夫さんは、聖火リレーランナーで参加するのかな?

尾畠さん、65歳の時に自分の鮮魚店を閉じて、歩いて日本縦断の旅をすると決めていたようです。

日本各地を歩いた時に受けた多くの恩情が忘れらず、いざ災害に見舞われた地域には軽自動車でボランティア救援として駆けつけるようになったとの事。

10年前の東日本大震災には、宮城県南三陸町で約500日間、思い出探し隊長としてアルバム、写真等々を回収していたとの事。

その時から、酒を飲む事を一切やめたとの事。

一切、ボランティアへの食事代、宿代等々の有償となるものは受け取らないとの事。

軽自動車の中で寝起き、食事する、無償ボランティア精神を徹底しています。

月々5万5千円の国民年金で、貯金ゼロ、何とか遣り繰りして生活をする80歳過ぎた尾畠春夫さん。

さて、今年4月の誕生日に65歳になった同級生が、「6月から年金、ほんとうに貰えるのかな?」と、不安と期待が混じった事を言っていました。

余談ですが、僅かに25歳の短命で終えた幕末の越前藩士橋本左内。

橋本左内が、15歳の時に書いた「啓発録」、その中に「立志・・・志を立てる」という言葉があります。

今や日本の多くの中学校の15歳となる生徒に行われる立志式は、橋本左内の啓発録が基になっています。

今の時代、もう一度、65歳の立志式のようなものが必要かもしれません。

辛く悲しんでいる人がいれば、駆けつけていた尾畠春夫さんの人生に学ぶ事が多い今日この頃です。

想いを積んで、日出町に行きたいなぁ❗