ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

百年ラジオ

2025年03月04日 | 百伝。

一昨日3月2日深夜、福井県若狭の神宮寺から「お香水」を奈良の東大寺に向けて「お水送り」の伝統行事が行われました。

地下水脈を通じて10日後、東大寺二月堂にある井戸(若狭井)から、お香水を汲み取られます。

3月12日深夜に舞台上で大きな松明が振り回される「お松明(おたいまつ)」、毎年全国ニュースとして映像が流される「奈良東大寺のお水取り」の圧巻な光景です。

春の到来を告げる「お水取り」の仏教行事です。

一方、昨夜の若狭神宮寺からの「お水送り」の伝統行事は、日本のほとんどの方々には知られていない神秘的な行事です。

昨日、三月三日は寒い一日でした。

昨日は、福井県内の県立高校の卒業式。

僕が高校を卒業したのは、ちょうど50年昔の1975年(昭和50年)3月、広島県の私立の男子工業高校。

山陽新幹線が岡山から博多まで延伸、東京まで乗り換え無しで行けるようになった年でもありました。

思い出せば、あの年の流行歌は「なごり雪」「木綿のハンカチーフ」「我がよき友よ」「俺たちの旅」「時代」が大ヒット。

あの年、賞金狙いで稼ぐために書いたラジオへの投稿。

僕が、ラジオへ投稿し始めた、そのきっかけとなった出来事を思い出しました。

当時、広島県内にはラジオ界で絶大な人気を誇った柏村武昭さんというラジオパーソナリティがいました。

ひと回り年上の申年生まれの30歳の柏村さん、全国ラジオDJ大会でグランプリ優勝をして、東京進出・・同年4月から全国放送のオールナイトニッポンのパーソナリティを担当、地方局から初めての大抜擢、大出世です。

その後の柏村さん、フリーのタレントへ、テレビへ進出、政界へも進出、夢破れても、今も広島でご健在なのかな?

あれから50年・・・早稲田にある予備校に入学すると、当時、申年の30歳、文化放送のラジオアナみのもんたさんが何故か予備校へ取材放送でよく来られていました。

全国的にはまだまだ無名の若きアナウンサーでしたが、一歩先を行った柏村武昭さんとは異なるリズム感で間がよくて、会話が実に面白かったです。

落合恵子さん、土居まさるさん、小島一慶さん、思い出すと数々のラジオパーソナリティの方々、ラジオ業界の熾烈な生き残りの人気競争社会。

そんな世界で、あれから、アレよアレよと上昇活躍、テレビ界視聴率の覇王とまで呼ばれる人物となった「みのもんた」さん。

ご冥福を祈ります。合掌

今年は昭和百年。

ラジオ放送が始まって百年だとの事。

あれから50年、これから50年。

聴こえてくるのは、過去と未来。

♪時間よ 止まれ 
♪生命の めまいの中で

合わせて百年。



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