OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ホットな時代にクールなジャズ歌謡

2023-07-30 17:40:14 | 歌謡曲

ホットなホットなお年頃 / 新藤恵美 (RCA / 日本ビクター)

連日の猛暑、皆様は如何にお過ごしでございましょう……。

せっかくの休日だというのに、その所為で、高齢者バンドの練習は中止となり、そこで午前中の涼しいうちにと思い、車庫の掃除・片付けをやっていたら、やっぱり暑くてバテバテとなり、冷水シャワー浴びて、寝ていたのがサイケおやじの実情でありました (^^;

まあ……、そ~やっていられるのも幸せの証なんでしょうが…… (^^;

それにしても、この暑さ、以前にも書きましたが、昭和40年代前半頃までの我が国じゃ~、真夏の我慢大会なぁ~んていう企画イベントが本気で実施されておりまして、それは炎天下の真昼間、会場に集った参加者は褞袍を着込んで熱々の鍋焼きうどんを喰い、火鉢を囲んで、放歌吟唱!?!

―― みたいな、今となっては健康被害が大いに懸念される行事が真面目(?)に開催され、参加者の我慢面を眺めては笑いで涼をとる???

―― そんな無責任な取り巻き連中と苦しんで笑いを作り出そうとする参加者のコミュニケーションが、今となっては笑い事じゃ~済まされないはずが、当時は地域社会のハートウォームな繋がりだったんですよねぇ~~ (^^;

実はサイケおやじと同世代の皆様であれば、きっと納得していただけると思うんですが、当時は真夏でも、30度を超えれば、それが猛暑という概念であり、そんな日なんてものは、ほとんど少なかったんですが、そんな実情なんて、今じゃ~隔世の感ってやつでしょうか (^^;

さて、そこで本日は新藤恵美が昭和45(1970)年8月に出した掲載シングル盤A面曲「ホットなホットなお年頃」というのは、「ホット」という言葉に事寄せた、あまりにもベタなチョイスではありますが、針を落として流れ出すのは、なかなか素敵なモダンスイング風ジャズ歌謡♪♪~♪

それは作詞:山口あかり&作曲:筒美京平が提供した、ちょいとフェロモン歌謡チックなところは、イケイケなイメージの新藤恵美をオブラートに包んでしまいたい狙いを前述したとおり、都会派のジャズフィーリングで表現した、これは有明春樹の編曲がイイ仕事♪♪~♪

なにしろミディアムテンポでスイングするイントロから彼女がパパヤァ~シャバラバァ~♪

―― なぁ~ていうジャズハミングを披露するパートで、リスナーはイチコロでしょうか、もちろん曲中にも、それがキメとなっているんですから、たまりません (^^♪

もちろん、当然ながら、節回しの要所で甘~いフェロモンを滲ませる新藤恵美は、その罪深い感じが大いなる魅力でありましょう (^^♪

サウンド的にはハワイアン風味もあり、間奏ではハワイアンスチールっぽいギターが使われる等々、なかなか涼しい歌と演奏になっている気もするんですが、いかがなものでしょう。

久々に聴いたサイケおやじは4回連続で針を落として、すっかりイイ気分になっちまいましたよ (^^♪

ということで、この暑さ、一説によると、地球は氷河期が終わりに近づいているらしいとか?

確かに恐竜が生息していた時代の地球の気温は平均40度以上だったという研究報告もあるらしいので、なんとなく納得出来る気はするんですが、そ~なると人類は滅びへと向かうんでしょうか?

いやはやなんとも、儘ならない世の中にあって、自分の趣味こそが生きている証じゃ~ないかと、あらためて思ってしまうのでした。

コメント
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