OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

昭和末期の歌謡フォークも素晴らしい

2024-02-25 18:52:49 | 歌謡曲

黄昏 / 鮎ゆうき (CBSソニー)

掲載したのは例によって、以前に某ネットオークションからの纏め落札品の中から掘り出したシングル盤でして、まずは美形のポートレートに目を奪われる大アップのジャケ写からして、期待は大きいというサイケおやじの思惑を裏切らなかったのが収録A面曲「黄昏」でありました (^^)

それはアコースティックギターがリードするイントロから、どっぷりとシミジミモードに浸り込んだミディアムスローの歌謡フォークであり、しかも鮎ゆうきの綺麗な声質による伸びやかな歌いっぷりの真摯な歌心にグッと惹きつけられる仕上がりは高得点 (^^♪

バックの演奏には力強いドラムスにシンプルなベース、そして流麗にしてソフトなストリングスが用いられ、ボーカルパートを支えるピアノの彩りもニクイばかりのアレンジも秀逸だったもんですから、思わず制作クレジットを確認すれば、そこには作詞作曲:岸田智史&編曲:城之内ミサという、如何にものスタッフが手掛けた傑作でありました。

そして肝心の主役たる鮎ゆずきは、どうやら宝塚の娘役スタアだったらしく、だからこそ、それほど宝塚っぽい歌唱になっていないのはサイケおやじの先入観による勘違いかもしれませんが、発売されたのがサイケおやじが異郷の地へ島流しにされていた昭和62(1987)年10月ということで、つまりは全く初めて遭遇したレコードだったいう経緯をご理解いただければ幸いでございます <(_ _)>

う~ん、それにしても昭和末期に、これほど往年の味わいを感じさせる、素晴らしい歌謡フォークが制作されていたという事実は看過出来ませんねぇ~~♪

ということで、今夜は来客があるので、これにて失礼させていただきます。

そして明日は心臓の再検査を控えて、少しでも心穏やかに過ごしていたと…… (^^;

だからこそ、幾分湿っぽい歌謡フォークが染入る胸中であります。