■今日からは想い出 / ベッツィ&クリス (DENON International / 日本コロムビア)
ここ数日、寒~い日が続いておりますが、それでも春が近づくとベッツィ&クリスが聴きたくなるのは何故でせう?
それはサイケおやじの宿業的習性かもしれませんが、そんなこんなで、とりあえず本日ご紹介するのは昭和47(1972)年7月に発売された掲載のシングル盤A面曲「今日からは想い出」♪♪~♪
あぁ~~、これが作詞:津川善之&作曲:今井久、そして編曲:葵まさひこが手掛けた、それこそ何の衒いも無い典型的な歌謡フォークであり、セミバロック風のイントロから柔らかなアンプラグド系の伴奏、さらにはサビでの弾んだリズムアレンジ等々、お約束の展開をバックに歌うベッツィ&クリスの清涼なカタコト歌唱には、定番のコーラス&ハーモニーが用いられていますから、ちょっぴりGS歌謡っぽいメロディもイイ感じ (^^)
とにかく歌謡フォークが大いに盛り上がっていた当時の流行を外していないプロデュースは、それゆえに刺激性が乏しかった一面も確かにあったんですが、今となっては懐かしさ以上の眩しさを感じてしまうあたりは、全く青春の思い出なのかもしれません (^^;
実際、リアルタイムで高校生だったサイケおやじは学内同好会フォーク組の女子デュオが、この「今日からは想い出」を演じていた場面を思い出してしまったですよ、このシングル盤を聴いていたら (^^ゞ
ということで、今の自分には、こ~ゆ~ナチュラルな和みの歌や演奏を欲する気分が支配的であります。
う~ん、弱くなっている心には……、ベッツィ&クリスの歌声が染入るばかりでございます。