OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

やっぱり秋はボサノバ歌謡

2023-10-01 17:40:43 | 歌謡曲

■シャドウ&ミー / 小田陽子 (CRYSTAL BARD / キングレコード)

10月に入っても未だ残暑の空気感が濃厚ではありますが、やはり秋もド真ん中であれば、サイケおやじは哀愁のボサノバ歌謡が聴きたくなってしまう……。

―― ということで、ご紹介するのは小田陽子が昭和58(1983)年に出した本日掲載のシングル盤A面曲「シャドウ&ミー」です。

歌っている小田陽子は昭和40年代後半から歌謡フォークやソフトロック歌謡のレコードを出していた、なかなかミステリアスな美貌もサイケおやじ好みのボーカリストなんですが、ここに作詞作曲:いまなりあきよし&編曲:渡辺博也から提供の「シャドウ&ミー」はタイトなリズムセクションにアコースティックギターが絶妙の彩りというAOR系のボサノバ歌謡に仕上がっており、それゆえに彼女のソフトアルトな声質が活かされたのでしょう、あくまでも正統派の節回しで大人の歌謡曲を聴かせてくれるんですから、たまりません♪♪~♪

もちろん、ちょいと地味?

なぁ~んていう印象もございましょうが、それが逆に良かったりするんですよ、サイケおやじには (^^ゞ

ちなみに、ここで聴かれる「シャドウ&ミー」は所謂シングルバージョンであり、だからこそ、幾分ロック寄りのサウンドで作られているんですが、同時期に制作発売されたLP「Shadow & Me」収録の同曲は、チト河内の編曲によるジャジーなソフト&メロウ歌謡に仕上がっておりますので、聴き比べも楽しいところと思います (^^)

ちなみに件のアルバムは当時流行のニューミュージックに分類されるのかもしれませんが、サイケおやじとしては、AOR歌謡の隠れ名盤じゃ~なかろうか (^^)

―― そんなふうに思い込んでおりますので、機会がございましたら、皆様にもお楽しみいただきたいと願っております <(_ _)>

それと小田陽子と云えば、今では加藤登紀子の持ち歌として有名になっている「百万本のバラ」の日本におけるオリジネーターという存在感もあり、それは件の「百万本のバラ」が本来はラトビアの歌謡曲として、1981年頃に当地のラジオ局主催のコンテスト入賞作品らしく、ラトビア語で歌われていたのは当然なんですが、翌年にはロシア語の歌詞が附された、所謂ロシア語版が世界中に伝播したところから、つまりは歌詞の内容が異なるバージョンが作られていたもんですから、小田陽子が歌ったのはラトビア語の翻訳バージョンで、それは昭和59(1984)年にシングル発売されています。

一方、我が国でヒット作となった加藤登紀子のバージョンは、ロシア語の歌詞を訳しての昭和62(1987)年の発売なんですねぇ~~。

どちらが好きか?

という問題の他にも、ロシア語を日本語に訳したカバーバージョンは、加藤登紀子の他にも相当数の歌手がレコーディングしておりますが、ラトビア語のオリジナルに基く日本語バージョンを演じている歌手は、なかなか少ない様に思いますが、いかがなものでしょう。

閑話休題。

ということで、本日も理屈っぽい文章で申し訳ございません <(_ _)>

サイケおやじが申し述べたいところは、秋はボサノバ歌謡 ♪♪~♪

ただ……、それだけと……、ご理解いただければ、幸いでございます <(_ _)>


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