OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

素直な世界は憧れ

2005-10-15 18:24:46 | Weblog

居直りじゃなくて、素直に自分を表現することは難しいです。

自分に正直に生きることは、もっと難しいわけですが、せめて日常生活では、少しでもそうありたいと願うばかりです。

例えば、朝起きて、何か音楽を聴こうとするとき、ラックの前で慎重にアルバムを選び出す時間は、正直言って、ありません。ここでじっくりと余裕があれば、日々の生活もまた違ってくるんでしょうが……。

で、とりあえず季節感で選んだ本日のBGMが――

Wishbone Ash Four (MCA)

70年代初頭にツイン・ギターの絡みをウリにして人気が出たイギリスのバンドがウィッシュボーン・アッシュでした。やっていることはイギリス民謡モードのハードロックで、独特の泣きを含んだメロディ展開が新鮮でした。

もちろんウリである2本のギターの絡みも心地よく、加えて生ギター系のサウンドも魅力的でした。つまりドカドカ煩いバンドではなかったのです。

このアルバムは、そんな彼等の4枚目、どうやらアメリカ進出を狙ったらしいですが、中身は相変わらずのアイルランド・モードが聴かれます。特に「ビーコンのバラッド」は、翳利あるメロディと跳ねるベースラインが、個人的にツボでした。

また「エブリバディ・ニーズ・ア・フレンド」は詩もメロディも、これ以上ないほど素直な世界で、こういうところは、他のバンドじゃ照れくさくて出来ないでしょう。でもそれを、臆面もなくやってしまうところが、ウィッシュボーン・アッシュの魅力なんです。

こういう曲を秋の空を眺めてつつ聴いていると、心が大らかになるというか、安らぎます。

また当然、ハードロック全開の曲も入っていますが、現代は便利なCD時代♪ 気分に応じての選曲が、楽しかったりします。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 腹が減ってはド・ファンキー | トップ | 今時期の愛聴盤 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事