OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

朱里エイコと飛行場で会ったなら

2012-04-28 15:38:41 | 歌謡曲

ジェット最終便 / 朱里エイコ (ワーナーパイオニア)

本日から9連休という皆様もいらっしゃるでしょうねぇ~。

サイケおやじは例によって、そんなに休めませんが、今となっては仕事をやっていたほうが気楽という本音もありますよ、理由はあえて述べませんが。

しかしこういう時の家族や恋人、気の合う仲間達との旅は確かに楽しく、また一人旅の気儘な時間にしても、素敵極まりない事は羨ましいほどに感じています。

それは実際、ふっと気がつくと、若い頃から人並みにゴールデンウィークを楽しんだことが少ないサイケおやじが、その時期に駅や飛行場や観光地等々で見かける旅人の発散する楽しい雰囲気に臆しているからに他なりません。

ゆえに本日ご紹介の刹那の旅の歌が心に蘇るのは、必然とは思っていても、決して納得しているわけではないのです。

ところが歌っている朱里エイコの強烈な歌唱力は半端ではありませんから、別れを告げても断ち切れない未練を最終飛行便で新しい希望に云々という、終りの始まりは再び終りのドラマ……?

そういう人生の成り行きに逆らう努力が、この歌の表現の真髄かもしれません。

ちなみに発売されたのは昭和48(1973)年初夏ですから、ここに聞かれるブラスロックとニューソウルの昭和歌謡曲的折衷の見事さは、流石に川口真の作編曲が最高に冴えわたり、しかも橋本淳の作詞が情景描写を逆手に活かしたクールな熱さ!

ですから激しいアップテンポの曲展開を余裕すら感じせるノリで歌いきってしまう朱里エイコは、その抜群のリズム感とプレスの上手さも相まって、圧巻の一言ですよねぇ~♪

また、ジャケ写の雰囲気と衣装の兼ね合いは、当時流行の「アンノン族」による「ディスカバー・ジャパンの旅」をイメージしたものでしょうか? 彼女には完全に「らしくない」雰囲気ですが、なにかミスマッチの面白さも捨て難い気がしています。

ということで、今日もまた仕事に合間に戯言を綴っているサイケおやじではありますが、愉快な時間を過ごそうとする努力は前向きでして、それを自分に言い聞かせているのでした。

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